テニスは、6月初めの施設解禁と同時にサークル活動が再開し、
私も6月初めから参加している。
卓球も、6月下旬から施設が利用できるようになり、サークル活動が再開した。
しかし、卓球の場合、三密状態になり易いので、参加は見合わせていた。
4ヶ月卓球を休んでいる間に、コロナが完全に収束しないうちは、
感染リスクの高い卓球に対して、以前のような積極的に活動する
モチベーションが甚だしく下がってしまった。
7月6日 この日は、公民館で活動しているサークルの再開後3回目の
練習日だった。
直前まで余り参加の意欲がわかなかったが、テニスでも同じサークルで
仲良くさせてもらっている同年代のお友達が参加するということで
出席することにした。
コロナ前は、そのお友達と練習後、近くのファーストフード店で、
コーヒーを飲んで雑談するのを常としていた。
今回の参加を決意させたものは、卓球より喫茶の比重が高かった。
会場の公民館会議室には、3台の卓球台に対して8名が集まった。
再開3回目ということもあり、代表からのコロナに対する注意事項の
説明も特になく、プレイに入る。
台が3台で8人なので、2台は1対1、もう1台は2対2と対面してプレイする。
2対2の台では、人と人の間隔が密状態になるのが気になる。
プレイ中はマスクをしたり、休憩時に窓を開放したりと
一応注意しながら行った。
始める前はあまり気乗りしなかったが、やり始めると
それなりに面白くなってきた。
練習会終了後、先のお友達とファーストフード店に行く。
店内は2~3割の客の入りで、他の客と離れた場所に席をとることができた。
コーヒーを飲んで、話す時はマスクをつける。面倒だが仕方ない。
コロナ以降こういう店を含めた外食店に行ったのは初めてだったので、
短い時間だったが楽しく過ごすことができた。
7月9日 この日は体育館で活動しているサークルの再開後4回目の
練習日で、私にとっては初参加の日だった。
会場は体育館のかなり広い場所なので、公民館よりは三密状態は防げる。
このサークルは会員数が26名、コロナ前は卓球台も10台以上出して
練習していたが、この日の参加者は11名、まだ半数以上の会員が休んでいる。
練習前に、代表から参加者全員の体温、体調の聞き取りや練習時の
注意事項の説明があり、公民館のサークルよりはしっかりしているな
と感じた。
練習が始まりしばらくすると、コロナ前の感覚が少しづつ甦ってきた。
このサークルは、13時~15時が卓球台を介して1対1のラリー練習、
15時~16時がダブルスによる練習試合を行っている。
ダブルスは密状態になるので、この日は15時で帰るつもりでいた。
しかし、残ったメンバーが7人で一人足りないからと誘われ、
結局練習試合もすることとなった。
やれば、やはりそれなりに面白く楽しいものだった。
良い汗をかいて帰宅し、シャワーを浴びてテレビをつけると、
この日の感染者は、東京で224人、全国で355人と急増したと
報じられていた。
この日の卓球で、「少しずつ元の生活に戻っていくのかな」と
淡い期待を抱いたが、コロナは手ごわく、
「そんなに簡単に叶うものではなさそうだ」と感じた。