4月8日に投稿した「リハビリその後」以降の現況を報告します。
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①カテーテルアブレーション治療
4月27日は心臓血管内科の診察日で、この日、心房細動処置としてのカテーテルアブレーション治療は、下記理由により当面しないことを選択した。
・現在、心房細動の自覚症状が無い。
・主治医の脳神経内科ではない心臓血管内科の専門医が、脳梗塞再発防止としては現在服用している抗凝血剤の服用で十分と言っている。(セカンドオピニオン)
・アブレーション処置をしても、抗凝血剤は飲み続ける必要がある。
将来心房細動の症状がひどくなった場合は、再考することとした。
②リハビリセンタートレーニング
・言語レッスンの先生が新しい先生と交代となり、前の先生のような舌を掴まれての左右に動かすトレーニングがなくなった。私としては苦しさが軽減されたが、その分リハビリ効果が減少したのか、自分では言語の改善実感がほとんど無い。
・下肢体幹筋力増強トレーニング、マシントレーニングは負荷も着実に上がっているので、目に見える効果が現れているようだ。
・歩行マシンでは、スロープを最大にして、速度に緩急をつけ、ハーハー言いながら歩行し、心肺機能の増強を目指している。
・3月ごろから、直立していてフワッとした感覚が抜けず、バランスのトレーニングは安定しない。
4月の脳神経内科受診日に、このことを医師に訊いてみたら、私の今回の病気が、運動やバランスを司る小脳の梗塞だったため、失調症状が残っているのだろうと言われた。
この感覚は、リハビリをいくらやっても治らないかもしれず、生涯付き合う症状と覚悟した方が良いかもしれない。
③卓球
4月12日 退院後始めて卓球サークルの練習会に参加した。
始めは、相手に緩い球を出してもらって、ラリーを始めた。やってみたら、思ったよりミスも少なく、まともにできた。ゲームは、夢中になっての転倒が怖いので、棄権する。
その後他のサークルの練習会にも、数回参加した。徐々に感覚が戻ってきて、病気前の60%位動ける状態になったと思う。
④テニス
卓球は、私たちのレベルでは、足をほとんど使わなくてもできるが、テニスはそうはいかない。横移動とか、飛び跳ねる動作のトレーニングは、リハビリセンターでも、まだやっていない。卓球ができるようになっても、テニスはまだ先のことと思っていた。
4月中旬のある日、体調が良かったので、打球の感覚を掴むことと、足の運びがテニスボールにどの程度追随できるか確認するために、テニスコートに隣接する壁打ち練習場に出かけた。
強く打つと、早い球が返ってくるため、緩く小さな球で、できるだけ長くラリーが継続するよう練習する。壁の返球に足が追い付かず、球が反れてしまうことも何度かあったが、思ったより足が動いた。転倒しそうになるというような場面もなく、やってみて自信が付いた。
壁打ちの良いところは、他人の助けを借りずに、全て自分に合わせて練習できるということだ。サーブも試してみる。サーブは3ヶ月以上やっていなかったので、最初の数本は全くラケットの芯に当たらなかったが、50本位続けると、次第に以前の感覚が蘇ってきた。壁打ちの成果が現れ嬉しかった。
5月6日 退院後始めてテニスサークルの練習会に参加する。
この日はコーチによるレッスン受講日だった。壁打ちである程度の感覚は、戻っているとはいうものの、人間の球についていけるか不安だった。ストローク、ボレ等の基本練習を一通りやったが、思ったより身体が動き、転倒の恐怖心も殆ど感じることなく、レッスンが終わった。
青空の下で、テニスができるようになったことの幸せを嚙みしめる。
来週はゲームを主体としているテニスサークルの練習会に参加してみようと考えている。(できる範囲で)まだ完全に復活したわけではないが、これで入院前とほぼ同じような生活ができるようになった。
ただ、コロナ変異株による第4波の感染が全国的に拡大しており、人と会ったり、自由な移動も、まだ当分控えねばならず、我慢の生活は当分続きそうだ。