今年の初づくし

正月の松の内も過ぎたが、世の中まだ正月気分の抜けきらないところと、すっかり元の日常生活に戻ったところが混在している。

 

私はと言うと、まだ晩酌に、お節の残り物の数の子などをあてにして吞んではいるが、生活はほとんど以前の生活に戻った。

 

今回は、正月以来の「初」のつく出来事を並べてみた。 

 

<初詣>

元日のお墓参りの帰りに、地元の神社に寄ったら、参道の鳥居外側道路まで参拝者の列ができていたので、その日のお参りは諦めて、3日の午後3時頃行った。

 

神社に着いた時は、元日程でないが、二列で30m位の行列ができていた、コロナ対策で密にならぬよう参道には1m間隔で白線が描かれている。最後尾に並ぶ。私がこの神社にお参りする時は、参拝者が誰もいないかいてもまばらな時なので、いつもとは勝手が違う。

 

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この神社は、普段は社務所無人で閉まっている小さな社(やしろ)である。正月三が日は建屋も開けて、アルバイトであろう巫女さんが、破魔矢やお守りを売っている。スピーカーからは邦楽が流れ、正月らしさを演出していた。

 

以前は参拝する時、鈴を鳴らしていたが、今はコロナで鈴は取り払われている。お参り事は、昨年の病気快復のお礼だ。私は神社仏閣へのお参りでは、感謝のお礼のみで、願い事はしないようにしている。

 

参拝後、久しぶりに「おみくじ」を引いて見る。なんと大吉だった。これまでの生涯で初めてのことだ。今年は良いことがあるのかな~と嬉しくなる。

 

読み終わったおみくじをロープに結ぼうと行くと、近くに書き終わった絵馬が何枚もぶら下がっており、見るとは無しに見るとほとんどは合格祈願、その中に「財力がつきますように」というものがあり、頼まれた神様も困るだろうなと可笑しくなった。

 

<初テニス>

4日、Kテニスサークルの練習会に参加する。昨年までは9名で活動していたが、今年から3名が来られなくなり、6名でのスタートだ。

 

ダブルスのゲームをする。ルールは、ノーアド(フォーティオールでジュース無しの一本勝負)1セット4ゲームが終わったら、6名の組み合わせを変えて戦う。

 

参加人数が多いとゲーム出場回数は減り、少ないと多くなる。使用コート一面で6名の場合、2回連続出場して1回休むパターンとなる。数年前までは、このパターンが適当に休みが取れて疲れず丁度良かった。

 

戦果はま~ま~であったが、今回のこのパターンでも、疲れるようになった。正月でまた一つ歳を重ね、体力が落ちたようだ。

 

メンバーの一人が、お嫁さんの田舎の実家から送られてきたという「よもぎ餅」と「白い餅」を皆に配ってくれた。「白い餅」は雑煮とぜんざいにして頂いた。市販の餅と比べ柔らかく粘着性があって良く伸びる。正月の事故で多い「餅の喉への詰まらせ」に注意する。

 

 

<初卓球/初雪>

6日、SE卓球サークルの初練習に出かけた。この日は朝から曇りで、日中になっても気温が上がらず1℃以下だ。この冬一番の寒さだと言う。出発時に雪が降り始めた。会場は公民館、メンバーが集結して新年の挨拶、会議室に卓球台を出して、ネットを張って、ラリーから始める。

 

私は汗っかきで、寒くても直ぐに汗をかくので、冬でも半袖のTシャツ一枚でプレイする。この日もその姿で練習を始めた。いつもだと少し動くと身体が温まってくるのだが、ラリーしていても寒い。コロナ対策で窓を開けて換気していることもあって、雪の外気が入って来て、寒さは一向に改善しない。長袖のシャツを上に着た。

 

後半は総当たりの組み合わせで、ダブルスのゲームをした。このサークルには技術的にお上手な方が多くいるが、ゲームでは彼らも時々ミスをするので、皆で歓声を上げながらワイワイと楽しく過ごす。今年もこうして、一年間楽しく活動することになるのだろう。

 

卓球をしている間に、車のボンネットや屋根に雪が1~2㎝積もっていた。フロントガラスとリアガラスの雪を手で払いのけ、帰途に就く。車の通る道路に雪は積もっていないが、道路わきの植え込みは白くなっている。この時外気温は0℃だった。

 

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<初リハメンテ>

7日、今年最初のリハビリに行く。昨日の雪で道路は所々凍結している。利用者は原則車による送迎であるが、私は歩きなので、転倒しないよう細心の注意を払う。施設に無事着き、スタッフの皆さんに新年の挨拶。着替えて私のルーチンに入る。

 

まずはマシンで5分間のランニング、その後言語リハビリ、体幹下肢トレーンイング、歩行マシンによるインターバルトレーニング、10種類のマシントレーニング、もう一度5分のランニング、最後にクールダウン体操で終わる。

 

言語リハビリと体幹下肢トレーニングは、スタッフの先生に指導してもらうが、後は全て私の判断で独自に行う。一連の運動をこなすには、3時間半要するので、休憩を取らず通して行う。

 

本日は新年だからか 体幹下肢トレーニングの先生が新しいメニューを教えてくれた。それは、平行棒の中に立って、直径20㎝くらいのゴムボールを下に置き、片足を前に突き出しそのボールを踏み込む。その時踏んだ足に重心をかける。そして出した足の側に身体を捻じる。バランスを崩したら、平行棒につかまる。

 

一見簡単の様だが、ボールが左右上下に動き、なかなか難しい。バランス感覚を養うトレーニングのようだ。私が、フラツキが改善しないと言っていたので、先生がバランストレーニングのメニューを増やしてくれたと思う。

 

インターバルトレーニングとランニングは、ハーハーと息が上がり汗もかき甚だ苦しいが、終わると運動したという気持ちになる。

 

毎週金曜日の午前に、3時間半みっちり運動して自宅へ帰ると、今週もやり終えたという達成感のようなものを感じ、爽快な気分になる。ここへは、当分通所しようと思う。

 

 

<初コンサート>

昨年末の自治会回覧板に、ジャズコンサートの案内が載っていた。市民会館で年明けの8日に開催される、二組のジャズバンドが演奏する、入場料は無料、観覧希望者は回覧板に氏名を記入して申し込むこと、とある。申し込んだら、年内に自治会からチケットが届いた。

 

8日の午後早速出かけた。開場12:15 開演13:00であるが、チケットは全て自由席なので、良い席を目指して12:20頃会場に着く。入り口で手の消毒、体温測定、氏名電話番号を書いた用紙を渡し、前から15列目中央席に着席。有料コンサートと違い写真を撮ってもよいということで、撮らせてもらう。

 

今回演奏するバンドは、二つとも20年以上前に結成され、地元を中心に活動している20名程のビッグバンドだ。

 

前半の演奏は、「Big Bnd S B」

結成以来、スウィングジャズを中心に演奏している。演奏曲目はほとんどがグレンミラーの誰でも知っているような有名なものばかりだ。途中2曲は女性ヴォーカルが入る。

 

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メインのトランペット、サキソフォーン、トロンボーン等の管楽器の演奏もさることながら、私が良かったと思ったのは、ピアノとベースだ。二人のソロ演奏を聴きたかった。

 

後半の演奏は、「Jazz Big Bnd P」

このバンドも、スウィングジャズからスタートして、今ではジャズ、ラテン、ポピュラー、演歌等と幅広く演奏している。今回の演奏曲目もこれらの曲だった。このバンドも女性ヴォーカルの曲が2曲入った。

 

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会場は大人しい年配のお客さんが多く、ジャズ演奏会にしては会場一体になっての盛り上がりには若干欠けた。それでも、曲によってはリズムに合わせて手を叩いたり、首や体を揺らしたりするお客さんも沢山見られ、和やかな雰囲気だった。

 

新春の午後のひと時、懐かし曲を大音量の生演奏で聴くことができて、得したような気持になった。