如月(きさらぎ)上旬

ついこの前「明けましておめでとうございます。」と言っていたと思ったら、2月になり、立春も過ぎた。「光陰矢の如し」だ。

 

早春賦の文句「春は名のみの風の寒さや」の時期である。今シーズンの冬はここ数年に比べるとひと際寒い。お日様の温かい陽光が格段と恋しく有難い。

 

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               写真ACより  osameさんの作品

 

今年に入って、オミクロン感染が急拡大し新型コロナの第六波となり、新規感染者の数は連日、これまでの最高を更新し続けた。2月9日の新規感染者は、拡大し始めて初めて前の週の同じ曜日の数を下回り、12日には週平均でも前の週を下回った。第六波もやっとピークアウトを迎えたようだ。

 

オミクロンは感染力は強いものの、死亡率、重症化率が低く、軽く見られがちであったが、エッセンシャルワーカー(生活を支える仕事をされている方々)の感染急増により、社会生活に支障が起こり始めている。

 

医療ではコロナ以外の患者でも、救急車による搬送先が見つからず適切な治療が受けられないケースが多いとの報道もある。私は昨年脳梗塞で救急搬送されたが、もし今発症していたら、搬送先が決まらず救急車内で待たされて、一刻を争う病状がより重篤化していたかもしれない。そう考えると恐ろしい。

 

オミクロンは、鼻や喉の異常から始まるということで、「鼻うがい」が予防に有効らしいと、生島ヒロシさんが毎朝ラジオで推奨している。私は「鼻うがい」を一時休止していたが、2月6日から又再開した。

 

 

二月になってからの近況です。

 

①脳神経内科診療

 

2月2日受診、脳梗塞の後遺症(ふらつき、ぼーっとした感じ)は、昨年に比べると少し良くなったような気がするが、まだ完全に回復していない。12月の受診で、血液検査の腎機能値(クレアチニン)がかなり高かったものが、今回は正常値近くまで下がっていた。

 

担当医が四月からこの病院を移動となる為、今回は次の医師への引継ぎの話があるかと思っていたら、私の病状が安定しているため、次回からは自宅近くのかかり付けの医院で、診療を受けるように言われる。

 

ここは大学病院なので、高度医療診療に特化して、病状の安定した患者は、極力かかり付け医で診てもらうようにするのが、病院の方針らしい。納得できる。

 

担当医からは、私のこれまでの診療情報を郵送してもらい、次回からはそれを持って自宅近くの医院での診療となる。

 

担当医は、私が救急搬送された時からお世話になった、恩人である。これまでの治療に対するお礼と、次の病院での活躍を期待する旨(むね)を述べて別れた。

 

⓶サークル活動(テニス、卓球)

 

SHテニスサークルは1月2月が冬休み中であるが、もう一つのKサークルは毎週火曜日に活動している。今年は寒く、プレイ中はそれほどでもないが、身体を動かさない休憩中は一気に寒くなり、厚手のコートを着込み陽だまりを求めて休んでいる。

 

1月下旬に、S卓球サークルの主催者さんから、オミクロンの感染が拡大しているので、2月に予定されていた4回の練習会は最終日の1回のみとするとのメールが入った。このサークルはお上手な方が多く、参加が楽しみだったが、仕方ない。

 

もう一つのHサークルは、いつものように開催しているので、2月は月5回参加の予定。

 

 

③リハビリセンター

 

毎週金曜日の午前中に通っているが、今月の第二金曜日11日は祭日で休みなので、前日の10日(木)に振り替えで出席した。

 

この日は前日から雪の予報で、関東南部の平野部でも積雪が有り得ると、気象予報士が注意を呼び掛けていた。朝方は積雪に至らずミゾレが降っていた。

 

ミゾレの中歩いてセンターへ行く。センターに着き、着替えて周りを見渡すと、いつもの金曜日と比べて、利用者がやけに少ない。スタッフに訊くとこんな天気なので欠席者が多いとのことだ。

 

曜日が変わっても、指導スタッフは同じなので、金曜日と同じメニューをこなす。別のスタッフから、マッサージ付きのウォーターベッドを体験してみないかと言われたが、私は自分のメニューをこなすだけで、3時間半かかり時間の余裕がなくできなかった。

 

毎度のことだが、3時間半みっちり運動した後は爽快感があって気持ちが良い。帰宅時にはミゾレが雪に変わっており、外気温は1℃前後でとても寒かった。

 

 

北京冬季オリンピック

 

2月4日から冬季オリンピックが始まった。開催前から中国の人権問題に抗議して欧米の一部の国が外交的ボイコットをしたりと問題があったが、競技は予定通り進んでいる。

 

フィギアスケートの羽生結弦さんが、ショートプログラム(SP)で、前の選手の付けた氷上の穴に、ブレードのエッジをひっかけてジャンプができず、SP8位と出遅れた。フリーで前人未到の4回転半ジャンプに挑み、巻き返しをはかったが失敗、結局総合4位となり、3連覇はならなかった。

 

羽生選手の今回は「運」に見放されたようで気の毒だ。「運を味方に付けるのも一流アスリートの条件」と言われているが、一流アスリートの世界は厳しい。羽生さんは未練がましい言い訳をせずに、潔く現実を受け入れていたのが清々しかった。

 

オリンピック競技の放送は昨年の東京大会もそうだったが、あまり見ていない。そんな中、今私が最も注目し期待しているのが、スケートの「女子団体追い抜き・パシュート」だ。

 

NHKの「クローズアップ現代」でたまたま「女子パシュート」が特集されていたのを見たのがキッカケだ。

 

パシュートは3名1チームで競われる競技で、女子は4年前の平昌オリンピックで金メダルに輝いている。その時のメンバーは、高木美帆高木菜那佐藤綾乃菊池彩花で今回は、菊池彩花が押切美沙紀に交代して、あとの3人は同じである。

 

12日、8か国8チームで争われた。日本チームは3人の息がぴったり合った美しくも素晴らしい走りで、オリンピック新記録を出して1位となった。15日に上位4チームによる準決勝と決勝が行われる。

 

 

④確定申告

 

私は年金生活者だ。年金は厚生年金と一昨年まで企業年金が支給され、確定申告をすると所得税が還付された。この還付金は、この時期のお小遣いとして毎年楽しみにしていた。

 

企業年金が一昨年に打ち切られ、厚生年金だけになったので、今年の申告(令和3年度)はどうなるかと、2月6日半日かかって、控除書類を整理したり計算したりして確定申告書を作成した。

 

案の定、所得税額から源泉徴収額を差し引いた値はプラスになった。即ち今迄毎年還付されていたものが、更に税金を支払うこととなったのである。「しょうがないか」と観念して翌日税務署に行って納税して来ようとその日は就寝する。

 

翌朝「確定申告の手引き」をもう一度初めから読んでみると、申告の受付は2月16日からで、今日行っても受付されないと知る。還付申告は2月15日以前でもOKとある。今迄還付申告を毎年2月初旬に申告していたので、今日でも受付されると思い込んでいた。

 

さらに「手引き」のいつもは読まない初めの基本的な事項を熟読すると、「公的年金等の収入金額が400万円以下で公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下の場合、計算の結果、納税額がある場合でも所得税等の確定申告は必要ありません。」と書いてある。

 

私の場合、「申告書は作ったけれど、確定申告しなくてもいいんだ」と嬉しくなる。

 

でも待てよ、今迄還付でも確定申告をしていたので、住民税を管轄する地方公共団体は税務署から送られてくるデータによって、住民税の課税額を決めていただろうが、確定申告をしない場合は、どうなるのだろう?

 

市役所に電話で訊いてみる。すると、年金機構から送られる年金源泉徴収データから計算すると言われる。その場合年金のデータだけで算出されるので、保険料控除や医療費控除等がある場合は、住民税の申告をした方が良いと言われた。

 

電話の後、市役所に行って住民税の申告をしてきた。そこで収入金額から所得金額を算出する計算式が、住民税と税務署では異なることを発見した。 ひと仕事が終わった。