春の彼岸の頃

ロシアがウクライナに侵攻して3週間たった。ロシア-ウクライナによる停戦交渉は続けられてはいるが、ロシアは、ウクライナ南部の都市で1000人以上の住民が避難していた劇場を爆撃したり、ウクライナ全土の病院、学校等を無差別攻撃している。全く持って言語道断で、ロシアは厳しく糾弾されなけばならない。

 

ロシアはウクライナ首都キエフの陥落が思うようにならず、焦って更なる無差別攻撃が激化するのではと懸念される。何とかならないものかと胸が痛む。

 

コロナに関しては、国内の新規感染者が、17日現在まだ5万人ほどいるが、21日で全国のまん防法(蔓延防止法)適用自治体が全て解除されると発表された。まん防法自体がコロナ抑止にどれほどの効果があるのか疑問視されていたので、今後まん防法の予算がよりコロナ対応に適したものへ転換されるのなら良いことだと思う。

 

大統領選挙で保守系候補を選出したお隣韓国では、コロナの感染爆発が起きていて、3月17日一日の感染者が60万人を超えたとのニュースが伝わった。人口が日本の半分以下の国での60万人は、日本の120万人以上に相当する。韓国は3回目のワクチン接種が日本より進んでいるはずなのに、どうしてだろう?

 

 

3月14日(月)

録画したまま、そのままになっていた映画「ディア・ハンター」を観る。

 

1960年代、ペンシルバニアの製鋼所で働く男たちの、ベトナム戦争へ出征する前、戦争に行った時、心に傷を負って帰還してからの生活を描いている。

 

主演はロバート・デ・ニーロ、私の好きなメリル・ストリープも出ている。この作品は、第51回アカデミー賞で作品賞など5部門を受賞した。

 

この映画には、ロシアンルーレットの場面が二度登場する。いずれもその緊迫感溢れる描写には、画面に引きずり込まれた。

 

テーマ曲は「小さなピアノの詩」、戦争を扱った映画の曲とは思われない静かで優しいピアノのメロディが、心に沁みとおり耳に残る。リチャード・クレイダーマンのアルバムにも入っていた。

 

映画は、戦争の恐ろしさ、危うさ、愚かさ、虚しさを訴えているようだが、今行われているウクライナの戦争にも当てはまる。

 

3月15日(火)

先週から一気に暖かくなり、四月頃の陽気という。

 

S卓球サークルの練習会に出かける。

 

このサークルのメンバーは、10名であるが、皆さんスマホになったので、代表がLINEのグループを作った。代表は、連絡が一度で済み、便利になったようだ。10名ともなると皆さんそれぞれ個性的な書き込みで、トークが盛り上がって楽しい。

 

3月16日(水)

18日の金曜日が、病院受診日なので、午前中リハビリの振り替えに行って、汗を流した。

 

夜、22時半頃就寝して、眠りについた23時半、地震の揺れを眠りながら感じる。だんだん強くなり横揺れもして目を覚ます。横になったまま、起き上がって避難すべきか頭を巡らしているうちに揺れがおさまった。

 

ラジオをつけると、震源は東北沖で、宮城県福島県震度6強を観測し、津波警報も出ているとのこと。「すわ!東日本大震災の再来か?1週間前に震災から11年の行事をしたばかりなのに・・・」と思う。

 

「現地の人は大変だな、こんな夜中に避難とは」と同情しつつも、避難している人には申し訳ないが、眠気が襲ってそのまま眠ってしまった。

 

翌朝の報道で、私の住んでいる町の震度は4だったと知る。現地の津波は1m以下で津波の被害は無くてよかった。東北新幹線は脱線し復旧に時間はかかるようだが、人的被害が無く不幸中の幸いだ。

 

 

3月17日(木)

朝8:30から、SCTテニスサークル練習会の日であるが、ダブルスのゲームを時間までやって終了した後、会員全員が集まって総会を開いた。このサークルの代表と会計は、月ごとに交代し、今月は私の当番だったので、総会は私が招集した。

 

議題は、「コーチが体調不良で退任することとなり、その後のサークル活動について」である。

 

コーチが休みの時は、会員同士でダブルスのゲームをしていたが、最近は、会員の中に体調が優れなかったり都合で休む人が増え、ダブルスゲームの最低人数4人を確保するのがやっとという状態になっていた。

 

そこで、

・今月3月31日をもってサークルは解散とする。(2万円弱の会費残高は、現会員に均等配分)

・ゲームだけでも続けたいという者は、新しい会を立ち上げ、コート予約は、4人以上参加者が確定したら当日事務所に申し込む。

という案を提案する。

 

解散については全員賛同したが、新しい会への参加希望者は4人集まらなかった。新しい会ができれば、その世話役を務めてもいいかなと思っていたが、それもなくなり、サークルは解散すると正式決定した。

 

私はこれまで、六つのテニスサークルに所属してきたが、このSCTサークルが一番初めに参加したサークルなので、思い入れもあり、名残惜しい。

 

私が参加した当時のSCTサークルは、精力的な女性が代表をしていて、コーチが男性と女性の2名で会員も20名近くいる大所帯だった。代表はテニス協会の役員も兼ねており大変忙しく活躍されていた。

 

その代表が、怪我をしてテニスができなくなり、代表も辞めたので、残った会員が一年毎の持ち回りで代表を務めることとなる。この状態で10年位続いた。その間、会員が減少した時は市の広報で募集して補充した。

 

コーチは女性コーチが初中級を、男性コーチが中上級を担当した。男性コーチの出身は香川県三豊市で四国遍路の第70番札所本山寺の近くということで、私が四国遍路から帰ってテニスに再参加した時には自分の故郷を懐かしんでおられた。

 

その男性コーチが2年前、体調不良から車の運転に支障がでて、コートへ来ることが難しくなって退任した。その後女性コーチ一人に面倒を見てもらっていたが、今回その彼女も体調不良で退任することとなった。

 

ある程度年齢を重ねると、それまで当然のように出来ていたことが出来なくなる。悲しいことだ。

 

 

3月18日(金)

昨日までの一週間は、最高気温が20℃を超える日が多く、4月頃の暖かい日が続いたが、今日は一転して1月の気温となった。

 

今日は年2回受けているペースメーカー検診の日だ。自宅を出発すると雨が降り始め、外気温は5℃、真冬の寒さだ。

 

心電図を測定してから、ペースメーカー計器の検査を受けるまで2時間以上待たされる。検診では、幸い計器の不具合は認められず、電池の寿命は後3年程と言われた。次回(9月)の予約をして終了。

 

今日は彼岸の入りで、病院の帰りに墓参りに行くつもりだったが、この雨でどうしようか迷う。彼岸中の予定が詰まっているのを思い出し、予定通り行くことにする。

 

いつもの花屋さんで、お供えの花を買い、霊園に着いた時、雨は本降りとなっていた。広い芝生の墓地には、参拝者は私の他は、年配の女性一人しかいなかった。

 

傘をさしながら花を供え、般若心経を読誦する。冷たい雨が降りしきる中しばらく佇んだ後、「来月の命日にまた来るから」と告げお墓を後にする。

 

 

3月19日(土)

午前中は、いつものように一週間分の買い出しにスーパーへ行く。土日のポイントは3倍なのだが、今日は5倍だった。主婦感覚で嬉しい。

 

午後は、H卓球サークルの練習会。同じ年の友人が今日は休みで、彼がいたら、会の後にMACでコーヒーを飲んで雑談をするのだが、それが叶わず残念だ。

 

東京のサクラの開花予想は3月20日(明日)と発表されている。去年写真に撮った団地の一本桜はどうなっているのだろうと、練習会終了後に見に行く。開花真近のつぼみ膨らむというところか?

 

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