彼岸過ぎ

「暑さ寒さも彼岸まで」との諺(ことわざ)があるが、今年は10月に入っても真夏日の暑い日が続いている。

 

今朝の天気予報によれば、今年は南米沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象が起きている年で、その年は夏は平年気温より高く冬は低くなることが多いそうだ。今年は平年気温より高い日が続いた後に、一気に寒くなり短い秋になりそうということだ。

 

9月下旬には、17~19日と23~25日の二回の連休は、ともに台風が日本列島を襲い、行楽を予定していた人々にとっては生憎(あいにく)の空模様になった。

 

その後は昼は暑いものの、朝夕はめっきり涼しく秋らしい気候になった。

 

9月下旬の一週間、今回もいつものように平凡な毎日を過ごしました。その記録です。

 

9月26日(月)

23日(金)は秋分の日の祝祭日で、リハビリセンターが休みだったので、その振り替えで行った。

 

ストレッチのレッスンで新しいメニューを教えてもらう。壁に背中を付けて起立し、そこから両足を少しづつ前に出し、壁には肩と首だけで支える。身体は一直線。その状態で左膝は右上に、右膝は左上に交互の押し上げる。

 

床に着けた足の指に力を入れて踏ん張らないと、足が上がらない。徐々にできるようになったが、結構キツかった。歩行/走行マシンでは、この日も大量の汗をかく。

 

帰宅途中、幼稚園の横で見上げた、台風一過の青空が気持ち良かった。

 

 

 

9月27日(火)

東京では安倍元総理の国葬が取り行われ、厳重警戒で生活にも影響があったようだが、当地は静かなもので、秋の昼前、テニスを楽しんだ。風が少しでも吹いていると心地よいのであるが、この日は風が無く暑かった。

 

9月28日(水)

水曜日は早朝テニスだ。家を出る時から、仄かにキンモクセイの香りがした。公園を通ってテニスコートに向かう時はそれほどでもなかったが、プレイし始めると、コート一面にキンモクセイの香りが漂い、芳香の大海の中でテニスを楽しんだ。

 

サクラもそうだが、その地域の一帯で一斉に花を咲かせたり、香りを放ち始めるという現象に、昔から不思議に思っていた。自然界植物の神秘を感じる。

 

私は、当地でのキンモクセイの香り始める日にちを記録しているが、それによると、この6年間の平均日は9月27日、去年は極端に早くて9月9日だった。今年は平均日より一日遅れの28日、平年並みというところか。

 

 

テニスコートに隣接して中学校があり、全校生徒が校庭に出て運動会の練習をしていた。

 

 

 

数年前の運動会の練習の時は、体育の先生が、マイクでやたらと生徒を叱り飛ばしていたが、今年の先生は、凄く優しく、静かに上手く整列できた生徒達を褒めたりもして、その変わり様にびっくりした。学校で厳しい指導が問題になったのか、単に先生が代わっただけなのか分からないが、以前と雰囲気が全く違っていた。生徒たちにとっては、こちらの方が良いのかな?

 

 

9月29日(木)

朝夕に血液凝固抑制剤と降圧剤を飲んでいる。朝食後に薬を飲もうとしたら、血液凝固抑制剤が無いのに気が付いた。降圧剤と同じ袋に入れてあって、降圧剤は沢山あるので、まだあるものと勘違いした。

 

この春から、受診先を大学病院から、地元の町医者に変えて通っているが、ここは予約制ではなく、自分で薬が無くなる頃、お医者さんに行くというシステムである。

 

慌てて10時頃お医者さんに行く。待合室には10人程いて、診察は12時頃となった。前回の血液検査の結果が告げられる。「特に問題ないが、尿酸値とクレアチニンの値が高いので、腎臓を守るために今日はいつもの薬に尿酸の薬も出しておきましょう」と言われた。

 

帰宅して夕飯の一部を作る。今日は3時からS サークルの卓球で帰りが遅くなるので、帰ってからの夕飯仕度を簡略化したい為だ。

 

卓球はいつものように、前半ラリー、後半ゲームで楽しく過ごした。試合に出るわけでもないので、楽しくプレイできるだけで十分と考えている。

 

 

9月30日(金)

今週二回目のリハビリセンターに行く。 朝レッスンが始まる前に、利用者さんの一人に「いつも頭のタオルとシャツが同じ色なんだけど、コーディネートしてるの?カッコいい」と言われた。

 

私は大汗かきで、屋外テニスの時は、帽子だと汗で帽子がずぶ濡れになってしまうので、頭にはタオルを巻き、サングラスとサンバイザーを付けてプレイしている。室内の卓球も、ヘッドバンドでは汗の吸収が追い付かないような気がしてして、やはり頭にタオルを巻くことにしている。

 

リハビリセンターでも、マシントレーニングでは大量の汗をかくので、やはり頭にタオルを巻いている。このタオル、使用頻度が多いので、色々な色のものを何枚も備えている。この日は、青緑色のTシャツとほとんど同じ色のカラータオルを巻いていたので、先の利用者さんから声がかかったと思われる。

 

コーディネートなどという大それたことをしているつもりはなく、周りに不快な思いをさせなければ・・くらいの気持ちで、しているに過ぎない。誉められて恥ずかしかったが、私のスタイルが認知されたような気がして嬉しかった。

 

 

この日、私がこの施設を利用した時から、親しくなってレッスン前に雑談したり、世間話をしていたKさんが本日をもってやめることとなった。この人は自転車事故の手術後のリハビリで通っていたが、手術ヶ所の痛みも無くなったので今後はフィットネスクラブへ通うことにしたと言っていた。

 

私はK さん以外の利用者さんとは、挨拶をする程度の付き合いしかないので、K さんがいなくなると寂しい。

 

 

これまで、歩行/ランニングマシンで、歩行を30分、ランニングを10分と別々にやっていたが、本日より、途中休憩を挟まずに歩行とランニングを連続して行うこととした。ハ―ハーの度合いは連続にしても、それほど酷く(ひどく)ならなかったので、以後この方式で行うこととした。

 

ただ発汗量はだいぶ増えた気がする。

 

 

10月1日(土)

午前中に恒例の買い出しに出かけた。今日から食料品他多品目に渡って値上げされるとニュースで繰り返し放送されていたので、覚悟して行った。ビールもさぞかし高くなっていると思ったら、本日大特価ということで、値上げ前の安売り価格で売っていた。スーパーが大量に在庫していたのだろう。消費者としてはありがたい。

 

この日、午後のH卓球はなかったので、ゆっくりできた。

 

18時に自治会館に回覧物や掲示板のポスターを取りに行く。帰宅して私が担当する四つの班へ回覧物を仕分けして、19時に各班の班長さん宅を回り、メールボックスに投函した。日が短くなり、同時刻でも数か月前の黄昏時が、すっかり暗くなっていた。

 

ポスターは今回は貼る枚数が多く、どの古いポスターを外すのか悩む。

 

 

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秋の彼岸を過ぎると、日毎昼は短く夜は長くなっていく。秋の夜長の季節だ。この頃になると、口ずさむ曲がある。大橋節夫とハニー・アイランダースが歌った「倖せはここに」だ。

 

大橋節夫は、日本のハワイアンの先駆けで、戦後のハワイアンブームを巻き起こした第一人者だ。

 

私は「倖せはここに」を聴いて、「すだく」の意味とその漢字を知った。

 

それでは、「倖せはここに」を貼付します。メロディはとてもシンプルですが、心に残る曲です。

 

作詞作曲は大橋節夫、ここでは石原裕次郎が歌っています。

 

 「倖せはここに」 

 秋のは夜は更けて

 集く(すだく)虫の音に

 疲れた心いやす

 わが家の窓辺

 静かにほのぼのと

 倖せはここに

 

 星のまばたきは

 心の安らぎ

 明日の夢をはこぶ

 やさし君が笑み

 静かなわが窓辺

 倖せはここに

 

 静かに静かに

 街の灯もきえた

 遠い空見てごらん

 明日の夢がある

 小さな小さな

 倖せはここに

 

 


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