朝食はしっかり食べ、昼食は抜くか、食べてもごく軽いものにしているので、いつも夕食は早い時間に採っている。S卓球が17時に終わる時を除いて、15時から夕飯仕度をして16時頃には食卓に着く。
深酒はしないが、毎晩晩酌をしている。冬のこの時期は、清酒の熱燗が嬉しい、燗には端麗辛口が合う。お酒の「あて」としては、寒い季節は、毎晩湯豆腐を夕食の献立の一品に加えている。熱燗に湯豆腐、まことに相性がよろしい。
冬は、大鍋に鱈(又は鯛、鰤など)つみれ、ホタテ、牡蠣、キノコ類(霜降り平茸、しめじ、舞茸、エノキダケ、なめこ)、大根、人参、ねぎ、白菜を入れ、これにお酒を足(た)して煮込んでおく。
これを小鍋に分けて、湯豆腐の場合は豆腐を加えて、鱈ちり湯豆腐としてポン酢で頂く。私は麺類が好きなので、小鍋を醤油仕立てにして、煮込みうどん(きしめん)にしたり、味噌仕立てにして味噌煮込みうどん(きしめん)にして食することも多い。手間が省けてよい。
最近スーパーで「ほっけの素干し」なるものを見付けて買ってきた。
袋には「新鮮なほっけを素朴な味に仕上げました。そのままむしってお召し上がり下さい」と書いてある。加工者は北海道函館市の業者だった。
魚介類を乾燥させた「するめ」とか「ホタテの貝柱」とか、そのまま手を加えずに食することのできる「乾きもの」は、酒呑みにとってお手軽な酒の肴として重宝されている。何れも噛むほどに旨味がしみ出てお酒も進む。
この「ほっけの素干し」を食べるのは今回が初めてだ。これは、ほっけの身を細長く割いて、身を皮を残して2~3㎝毎に切り込んだものを、たれに漬けた後、干してカラカラに乾燥させたものだ。
出っ張ったところをむしると、思ったより簡単に乾燥した身が皮から剥がれる。これを口の中に入れると、石のように硬い。飴玉のように暫くしゃぶって柔らかくなったところを少しずつ噛む。次第にほっけのエキスが口いっぱいに広がる。
見た目以上に美味であった。熱燗にも合う。これから、私のお気に入りの「あて」になりそうだ。歯が丈夫でない人には、硬くてお薦めできないかな?
夕食の支度や食事中に、You Tube の音楽を流していることが多い。you Tube 動画の右の欄の中の「マイ ミックスリスト」をクリックすると、AIが私の好みの曲を選択しリストアップしてくれる。全て私の好みで、気に入らない曲が一つもないのが、AIに心の中を見透かされているようで、不気味でもある。
手間もかからないので、最近は「マイ ミックスリスト」を流している。順番や曲目はその日によって変わることもあり、内容は、歌謡曲、バイオリン曲、フレンチポップス他等全くバラバラだ。
昨日聞いた「マイ ミックスリスト」の曲目と順番は、以下であった。
①六本木ララバイ (内藤やす子)
②Tokyo に雪が降る (チェウニ)
③あなたがすべて (門倉有希)
④会いたい (沢田知可子)
⑤死ぬほど愛して・バイオリン演奏 (川井郁子)
⑥菜の花情歌 (永井裕子)
⑦真珠採り・バイオリン演奏 (寺井尚子)
⑧シバの女王 (レイモン・ルフェーブル)
⑨大阪で生まれた女 (Boro)
⑩真珠採り (ポールモーリア)
⑫RUN (長渕剛)
⑭忍冬(すいかずら) (すぎもとまさと)
⑮春雨 (村下孝蔵)
⑯つまさき坂 (永井龍雲)
他
これらの曲を聞きながら、ちびりちびりやっていると、お酒の酔いも回ってきて、曲に合わせて口ずさんだり、歌ったりすることもある。誰もいないので遠慮はいらない。
17時になると、NHK総合の「ニュースLIVE!ゆう5時」を付け、テレビを見ながら副食を「あて」にしての夕食となる。
NHKのこの時間帯は、15年程前から見ている。当時は「ゆうどきネットワーク」という名前で、キャスターは、山本哲也アナウンサーだった。山本アナは、人間味の溢れた人で、番組中感極まってよく涙を流していた。
2015年から昨年までは、名前が「ニュースシブ5時」となり、キャスターは始め松尾剛アナだったが、途中から阿部渉アナに変わり、昨年春改変があって今の「ニュースLIVE!ゆう5時」となった。キャスターは、高瀬耕造アナ、片山千恵子アナだ。この春又高瀬アナが交代するという噂もある。
私がこの番組で楽しみにしているのは、気象予報士・田中美都ちゃんの天気予報だ。彼女の説明は、どこか初々しくて可愛くて、外連味(けれんみ)が無くって、好感が持てる。彼女のファンになってしまった。
18時過ぎには、お酒と「あて」でお腹も朽(く)ちてくるので、軽くご飯で〆(しめ)て、食べ終わった食器を洗って夕食は終わりとなる。