写真ACより りあんさんの作品
先日、何気なくスマホを見ていたら、「簡単なのに読み間違える熟語」というサイトが目に留まり読んでみると、私もこの年まで結構間違えて、読んでいたことに気付かされた。
・「甘味処」(あまみどころ):「甘味料」が(かんみ)と発音するところから、何の疑いもなく今迄(かんみどころ)と読んでいた。
・「著す」(あらわす):「書物を書く」ことだが、(しるす)と読んでいた。(しるす)は「記す」であるが、これも間違えて(きす)と読んでいた。
・「茨城県」(いばらきけん):茨城県の人には申し訳ないが、(いばらぎけん)と発音していた。ちなみに、大阪府茨木市も調べてみると(いばらきし)だった。
・「上意下達」(じょうい かたつ):(じょうい げたつ)と読んでいた。
・「一世一代」(いっせ いちだい):(いっせい いちだい)は誤りだそうだが、パソコンで(いっせいいちだい)と入力しても「一世一代」の漢字が出力した。
・「一入」(ひとしお):(ひとしお)は漢字で「一入」と書くのだと知ったのは、最近のことだ。日本で何十年も生きている私でも、日本語って難しいと思うのだから、外国人が日本語を学ぶのは大変なことだと思う。
テレビで芸能人が、童謡ふるさとの「兎おいし」は「兎を食べて美味しい」と思っていたとか、「台風一過」は「台風の家族(Famiry)」のことかと思っていたと聞いて、笑ってしまったが、私も子供の頃、同様の間違った思い込みを幾つかしていた。
・童謡赤とんぼの「おわれて見たのはいつの日か」の「おわれて」は、鬼ごっことかで「追われて」と思っていた。「背に負われて」と知ったのは、大人になってからだ。
・「列車が事故でふつうになった」と報道されると、特急列車や急行列車は走らないが、普通列車は運行しているものと思い込んでいた。
・お医者さんで薬をもらい、その袋に服用時期を示す「食前」「食後」「食間」と印刷されているのを見て、「食間」とは食事をしている途中のことと思っていた。
今回は私の恥ずかしい読み違いや、間違った思い込みを披露させてもらった。
言葉は時代とともに変化するというので、「一世一代」(いっせいいちだい)のように、現在誤りとされている読み方も、多くの人が使っていれば、将来その読み方が正しいとされる日が来るかもしれない。