四季と地球と月

暦の二十四節気で今年の立秋は8月7日、処暑は8月23日であった。

暦生活手帳には、立秋は「秋の気配が少しずつ感じられる頃、涼風がそよぎ、ヒグラシが鳴きはじめ、秋の始めを演出してくれる頃」処暑は「夏の暑さが和らぐ頃、マツムシや鈴虫など心地よい虫の声が聞こえてくる。稲穂が色づき始めると同時に台風の季節も到来する頃」と書いてある。

 

暦の上では秋らしい涼し気な言葉が並ぶが、現在の日本列島の気候は、まだまだ猛暑、酷暑の続く真夏の真っ最中で、とても「秋の気配」は感じられない。近年は暑い夏が10月頃まで続いている。最近気象庁が発表した向こう3ヶ月の天気予報によると、今年9,10,11月の3ヶ月とも気温は平年より高いとのことで、今年も夏は長く続きそうだ。

 

昨今は地球温暖化の影響で、全体的に四季の気温が高くなってきたことによるものか、四季の特徴を感じる機会が少なくなったような気がする。しかし、繊細な感性を持った日本人は古来より、四季の移ろいに敏感で、四季を和歌や俳句、書画に表現して四季をこよなく愛してきた。

 

ここで話は飛躍するが、以下に四季と地球、月の関係を記します。

 

日本に限らず、地球上では赤道と南北の極地を除いて四季が存在する。これは、地球の自転軸が太陽の周りをを公転する軌道面に対して垂直な方向から約23度傾いているからだ。すなわち、日本では北半球が太陽の方向に傾く時期が、陽の長い暑い夏で、その逆が冬となる。

 

この自転軸の傾きは一定ではなく、現在は23.4度だが、22.1度から24.5度の間を行ったり来たりしていて、その周期は約41,000年だそうだ。傾きが大きくなると四季の差が大きくなり、小さくなると穏やかになる。

 

それと、回っているコマのように、傾く方向も円を描くように動き、23,000年かけて方向が元に戻るということだ。

 

この41,000年とか23,000年という期間は、地球の歴史(46億年)からすると、非常に短い期間で、人類(ホモサピエンス)が誕生した約30万年から数えても、人類は7~8回も自転軸の最大最小を経験していることになる。

 

地球の自転軸が何故傾いているかというと、それは地球が生まれた頃の原始地球の時代に、テイアと言う火星ほどの大きな原始惑星と衝突したからだと考えられている。

 

 

地球の自転速度は、現在1回転(一日)24時間であるが、地球が生まれたての原始地球では、一日が約6時間だったと推測されている。それが46億年かけて現在の24時間になったのは、月による地球の潮汐運動によるものだ。

 

月の重力は、地球の海を引っ張り、潮の満ち引きを起こす。地球は自転しているために「潮のふくらみ」が少しずれて摩擦力が働き、地球の自転にブレーキがかかるためだ。

 

月は地球に対して地球の自転速度を少しずつ遅らせていることのほか、地球の自転軸の傾きを安定させる働きもしている。もし月が無かったら、自転軸の角度は頻繁に変化し地球上での安定した「四季」は望めない。

 

現在地球では、一日が24時間であることは当然のこととして万物は動いているが、長い時間のスパンで考えると、一日はは少しずつ長くなっている。また、地球の自転軸が約23度という絶妙な値に傾いているために、我々人類を始めとする生き物たちは、毎年の四季を享受しその恩恵に浴している。神様に感謝したい。

 

 

 

 

                   ―了ー

 

 

4Kテレビ

我が家は25年以上前からJ:COMに加入し、テレビは地上波、BS、CSを視聴してきた。

3年前にテレビを4K対応に買い替えた。その時、旧テレビに接続して使用していた録画機も新規に取り換えようと思ったが、それはそのまま新テレビに接続して使用することにした。その理由は、録画機のハードディスクに入っていた録画※を廃棄する決心がつかなかったからである。

 

※サラ・ブライトマンのウイーンシュテファン大聖堂公演

 卓球女子(四元奈生美)の四国88カ寺巡礼記録 等

 

チューナーをそのまま使用していたので、テレビは4K対応なのに、4K放送は視聴できなかった。しかし4K放送で特に見たい番組も無かったので、特段不便は感じなかった。

 

最近、録画した映画やドラマを見ていて、最後のエンディングロールの名前とかの文字が小さい時は、大画面ではぼやけて判明しないことが気になり始めた。そしてようやく録画機を廃棄して新しいものにし、テレビのチューナーも4K対応にしようと決意した。

 

今週、J:COMにチューナー交換工事を依頼し、録画は外付けのハードディスク(レンタル)とし、J:COMにチューナーとハードディスクを同時にセットしてもらった。

 

双方ともに私が想定したよりもずっと小さく、録画機を取り外したテレビ下のスペースに2台とも難なく入り、見た目すっきりとなった。

 

テレビは購入3年後になって、やっと本来の性能を披露することができるようになった。

 

BS4Kと通常のBSを比較すると、画素数がBS4K:829万に対して、BS:207万と4倍、解像度は2倍になると言われている。私の目にはその差はあまり良く分からないと思っていたが、よくよく画面を凝視すると画像の細部はよりクリアになったような気がした。

 

今回、チューナーを交換したことで、YouTubeが視聴できるようになった。今までパソコンの小さな画面で見ていたものが、大画面で見られるようになってこれは大いに気に入っている。ただ途中に入る広告をスキップするのにパソコンより時間がかかる。

 

NHKBS4K放送は、4K独自の番組が非常に少ないようだ。NHKBS放送と同じ番組が異なった時間帯に4Kで放送されている。水木金曜日のゴールデンタイムのNHKBSはプロ野球中継であるが、私はプロ野球を見ないので、その時間帯にBSで見逃した番組を4Kで見られるようになった。

 

今までの古い録画機での録画予約は、BS、CS放送は番組の開始終了時刻をいちいち手入力して行っていた。それがリモコンで番組表からボタンを押すだけで出来るようになって楽になった。それと、今回の目的であった録画画面での小さな字もくっきりと見えるようになって満足している。

 

テレビ、録画機を新しくしてまだ日が浅いが、生活が少し豊かになったように感じている。

 

 

 

                 ―了ー

 

 

「あなたのすべてを」

「あなたのすべてを」は、1967年(昭和42年)にリリースされた佐々木勉作曲の代表的な曲である。古い歌であるが名曲なので数多くの歌手がカバーして歌っている。例えば、ちあきなおみ、尾崎紀世彦、フランク永井、伊東ゆかり、テレサテンなどだ。

 

若い女性が始めて出会った男性に一目惚れをして恋に目覚め、「あなたのすべて」が知りたいと一途に思い込む。微笑ましくもそのひたむきさに応援したくなる。曲調もその思いに沿った優しくも強い願望が組み込まれている。

 

昭和が過ぎて平成、令和の時代になってもこの曲を愛する人は多いようで、カラオケで歌っている人を時々見かける。

 

「あなたのすべてを」 作詞/作曲:佐々木勉 リリース:1967年

 

   名前も知らない  あなたと私

   なのに不思議ネ  胸がときめく

   恋はこうして  生まれるものなのネ

   おしえて欲しい  あなたのすべてを

   今宵一人で歌う  あなたへの歌

 

   初めて会った   あの日から

   私の心を  はなれない

   これが本当の  恋というものかしら

   おしえて欲しい  あなたのすべてを

   今宵一人で想う  あなただけのこと

 

   今度逢えるのは  いつの日かしら

   あなたと会った  このお店で 

   明日も私は  そっとあなたを待つの

   おしえて欲しい  あなたのすべてを

   今宵一人で歌う  あなたへの歌

   あなたへの愛 あなたへの歌・・・ 

 

 

最近のYouTubeに投稿されるカバー曲は、生成AI で作られた作品が非常に多くなっている。AI 製作者の技術が日進月歩で進化しているので、ますますその作品に登場する人物は、本物の人間か架空かと区別するのが難しくなっている。又AIで細かく調整するであろうから、完成した作品のAI歌手の歌は皆上手い。

 

人間の歌手の皆さんにとっては厳しい時代になったものだ。これからは人間以外のAI歌手とも競争しなければならない。

 

 

以下にAIで制作した「あなたにすべてを」を貼付します。

 


www.youtube.com

 

チャンネル名は、「Sound-New  Vide  channnel」で制作の趣旨は「昭和の名曲をAI生成&DAWによるアレンジを施して、楽曲に新しい息吹を感じていただけること」と書いてある。

 

歌っているのは、AIバンド(Rocka Boogie Sister's)で若く元気にロック調で歌っている。オリジナルとは異なるアレンジでこれはこれで面白いと感じた。

 

 

次にオリジナルに近いカバー曲として、チャンネルCOCOAの「あなたのすべてを」を貼付します。

 

私はこの動画で歌っているのは、COCOAという実在の人物だと思っていた。その経歴等を知ろうと「歌手COCOA」で検索すると、3件ヒットした。

 

①シンガーソングライター(cocoa):愛知県在住 2023年に「マイヒーロー」をリリース

②バイリンガルアーティスト(Cocoa):18才現役大学生、ラップが持ち味

③アコースティックユニット(COCOA):男性二人のユニット

 

②③は明らかに、「あなたのすべてを」を歌っているCOCOAとは違う。①は「マイヒーロー」のプロモーションビデオがあったので、見てみるとやはりカバー動画の顔とは違うようだ。それと私が推奨するCOCOAは大文字なのに対して①のcocoaは小文字である。

 

とすると、カバーで歌っているのは、これも生成AIで作成した動画であろうか?

 

実在の人物かAIかはっきりしないが、この動画の歌唱で「・・・おしえて欲しいあなたのすべてを・・・」の「欲しい」の高音のところがファルセットがかっていて何ともこの曲に相応しく痺れてしまう。

 

前置きが長くなりましたが、COCOAの「あなたのすべてを」をご視聴下さい。

 


www.youtube.com

 

 

                 

               

          

                   ー了ー

 

 

 

 

’26年8月第1週

7月28日に熊本地方は震度7の地震に襲われ、8月5日現在、死者38人、住宅も7000棟以上の被害が出て、避難所には7100人以上が避難され、車中泊をされている方も多いと聞く。

 

熊本地方は地震後猛暑が続き、3日は熊本市で40℃以上の酷暑日を記録した。被災者の方々や劣悪な環境の中で復旧にがんばっておられる方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 

熊本地方の方々が大変な思いをされている中、電気、ガス、水道のライフラインを普通に使用できる有難さを噛みしめながら、8月の第1週も平凡で代わり映えのしない日々を過ごしていた。そんな日常の記録です。

 

 

8月3日(月)

小さな家の周りの雑草が目に付くようになった。草取りをせねばと思いつつ、最近の暑さでやる気がしない。先週末は当地も35℃以上の猛暑日が続いていたが、3日の最高気温は30℃以下との予報だったので、朝の涼しいうちにと早起きして6時から始めた。

 

虫対策に長袖、長ズボンを着込み、長ゴム手袋を付けて、しゃがみこんで雑草を手当たり次第にむしり取っていくという極めて原始的な方法である。草はほとんどがスギナ※で1割位ドクダミが混ざっている。毎回思うのだが、雑草の逞しさには恐れ入る。除草剤を撒いても、葉が枯れるだけで又しぶとく生えて来る。人間にもときどきこういう逞しい人もいたが、最近は見かけなくなった。

※スギナと思っていたが、グーグルレンズで調べたら「カタビバ(片檜葉)」と思われると書いてあった。

 

むしり取った雑草は45Lポリ袋で2袋になった。雑草と一緒に根に土も付いているので相当に重い。家の周りを一周して終わった時は9時を過ぎていた。今日は涼しかったから良かったが、暑かったらとても一気にはできずに、途中でバテていたと思う。

 

午後、公園に寄ってから公民館のH卓球に行く。昨日の昼に公園へ行った時は、気温36℃で10分程の距離を歩いているだけで汗が噴き出し、雲梯の鉄棒も熱くて握れない程だった。それに比べて今日は25℃、なんと爽快なことかと嬉しくなる。

 

公民館の会場の室温を23℃にセットして卓球をする。動けば汗はでるが屋外のことを思うと天国だ。ラリーをしていて、右手小指を卓球台の縁にしたたかに打ち付けてしまい、飛び跳ねる位の痛い思いをする。私はそそっかしいのでよくやることで、血も出ていたので女性会員の持っていたバンドエイドを貼ってプレイを続行した。

 

卓球後、SさんとMACへ行く。Sさんとは名古屋場所の朝之山の成績で賭けをしていて、11勝か10勝であれば私の勝、9勝か8勝であればSさんの勝というものだ。結果は千秋楽の朝之山が勝つか負けるかによって賭けの勝負が決まるという面白い展開となった。結局朝之山が負けて賭けはSさんの勝となり、この日のコーヒーと軽い食事は私の奢りとなった。

 

 

8月4日(火)

午後S卓球に行く。Yさんとラリーをする。Yさんは半年ほど前にこのサークルに入会された非常に卓球がお上手な方だ。私より10才以上若く動きも機敏である。ラリーはかなり力を込めて高速な打球で対応し、20回以上続くことも何度かあったが、最後にミスをするのはいつも私の方で悔しい思いをした。休憩時に彼は中学、高校、大学時代に卓球部に所属していたと聞いて納得した。

 

 

8月5日(水)

今日はテニスの日であるが、8月は来週まで夏休みである。テニスが無いので、いつもの怠け癖が出て朝寝坊する。

 

午後2時、一番暑い時間にいつもの公園にぶら下がりに行く。今年初めての蝉の鳴き声が聞こえた。数年前のような、やかましいくらいの蝉の大合唱とはいかず、細々と鳴いていると言った感じだった。今年の夏も暑すぎて幼虫で死んでしまう蝉が多いのかと懸念された。

 

 

8月6日(木)

午前中に、月に2~3回開催される「歎異抄講座」に行ってきた。本日のテーマは「人生の目的」だった。このテーマは今まで何回も語られてきた。

 

歎異抄を一言で要約すると、

「弥陀の誓願(弥勒菩薩の約束)不思議に助けられて往生を遂ぐるなり」と信じて「念仏申さん」と思い立つ心のおこる時、すなわち「摂取不捨の利益」(永久に変わらぬ幸福)にあずけしめたまうなり」の言葉だそうで、講義によく出てくる。

 

「念仏」がキーワードのようで、「南無阿弥陀仏」を唱えれば往生できるとの考えは間違いとのこと。分からないことがまだいっぱいあり、このまま受講を続けるつもりだ。

 

 

8月7日(金)

午前中は、リハメンテ。いつも場を明るく盛り立てているスタッフのYさんが今日はお休みだ。一人居ないだけなのに、トレーニングルームの雰囲気がいつもと違うのに驚いた。

 

室内は冷房が効いているが、歩行/走行マシンによる40分の運動では、頭、顔や身体に相当の汗をかいた。

 

 

帰宅して今夜の夕飯をどうしようかと思いつつ、スマホのネット記事を見る。女優の黒木華さんが、料理のレシピを紹介していた。黒木さんは料理が好きで仕事がない時は自炊しているそうだ。スマホに紹介されていた料理は、お母様直伝の「鶏手羽のさっぱり煮」、私は鶏手羽料理を自宅で作ったことが無かったが、簡単そうだったので、作ってみる。

 

鍋に、生姜、鶏手羽元を入れ、砂糖、酒、酢、しょうゆ、水を加えて、中火でひと煮たちしてあくをとり、後は火を弱めて落し蓋をして30分間煮込むだけだ。最後にゆで卵を加えて煮卵を同時に作る。

 

味の染み込んだ手羽肉は柔らかく、酢の効果か名前の通り「さっぱり」していて脂っぽくなく、美味しく頂いた。酒のあてには丁度良かった。

 

 

8月8日(土)

午前中、スーパーへ買い出しに行き、レジのHさんと世間話をする。Hさんが今朝この店へ来る途中、国道の歩道を自転車で走っていたら、暴走族の集団に会ったと言う。凄く大きなエンジン音を鳴り響かせていたので、Hさんも負けずと、口で「ブーンブーン」と言いながら走ってきたそうだ。

 

それを聞いた私は「Hさんも昔若い時は、革ジャン着てバイクで走り回っていたんじゃないの?」と言うと「いや、そんなことない、嫌いじゃないけどね」と笑って答えた。

 

 

 

 

                 ー了ー

 

 

 

 

’26年名古屋場所の朝之山

一昨年’24年の名古屋場所で大怪我をして、幕内から二度目の三段目迄陥落した朝之山は、昨年の名古屋場所では幕下筆頭迄番付を戻し、今年の初場所に念願の再入幕を果たした。

 

再入幕後の目標は、二桁(10勝)以上の成績をあげて早く三役に復帰し更には元の大関をも目指すというものだ。一ファンである私も大いに期待してそう願っているが、現実はそう甘いものでは無い。朝之山が休場して下位の番付にいる間に、若い有望な力士が幕内でどんどん成長して活躍するようになっているからだ。そして年齢も32才となり、相撲界では中堅、ベテランの部類に属するようになり、若い頃のような馬力が少し落ちているような気もする。

 

再入幕後の成績は、初場所:9勝6敗、春場所:8勝7敗、夏場所:7勝5敗3休と何れも二桁をとれていない。夏場所は11日目にまた足の甲を負傷していまい、終盤を休場している。

 

朝之山は、6月13日、14日に開催された大相撲パリ公演を辞退して名古屋場所の準備に備えた。そして、7月12日に名古屋場所が初日を迎えた。

 

名古屋場所は昨年から、新しく建設されたIGアリーナで開催されるようになった。IGアリーナは17000人の観客を収容でき、天井高さ30mを誇る日本最大級のアリーナだ。大相撲人気は今も衰えず、15日間全日程満員御礼札止めの状況である。

 

 

朝之山の星取表を下記に示す。

朝之山の名古屋場所での番付は東前頭12枚目である。

 

            対戦相手        勝敗

  初日    前頭9枚目    翔猿      〇 

  二日目   前頭11枚目   若ノ勝      ⚫

  三日目   前頭9枚目    藤凌駕     ⚫

  四日目   前頭8枚目    狼牙      〇

  五日目   前頭10枚目   千代翔馬    〇

  六日目   前頭12枚目   阿炎      〇

  七日目   前頭11枚目   御嶽海     〇

  中日    前頭15枚目   阿武剋     〇

  九日目   前頭16枚目   大青山     〇

  十日目   前頭6枚目   藤青雲      〇

  十一日目  前頭13枚目   尊富士     ⚫

  十二日目  前頭14枚目   獅司      ⚫

  十三日目  前頭5枚目   欧勝馬      〇

  十四日目  前頭7枚目   琴栄峰      ⚫

  千秋楽   前頭7枚目    高安      ⚫

 

 

初日は、翔猿を相手に、立ち合い低く当たって、ドンドンドンと2~3発張って翔猿を一気に土俵下に押し出した。それを見た私は、「これは、今場所の朝之山は調子が良さそうだ」と大いに満足する。

 

二日目と三日目の相手は、22才の若ノ勝と23才藤凌駕である。二人ともこのところ力を付けている新鋭だ。朝之山は若ノ勝には寄り倒し、藤凌駕には押し倒しで負けてしまった。朝之山は三日目で1勝2敗となり、「初日に良い相撲で喜んだのに、これでは勝ち越しも心配」と落胆する。

 

それでも朝之山は「毎日の一番一番を、自分の相撲を取る」ことに専念して、翌4日目の狼牙戦から10日目の藤青雲戦まで7連勝して8勝2敗とし、10日目で勝ち越してしまった。

 

この7連勝は、御嶽海戦で土俵際の際どい場面もあったが、その他の取組は、右を差して左上手を取るという朝之山の形を作ってからの寄り切りとか、立ち合いから圧力をかけ常に先手先手で前に出るという朝之山の上手い相撲が目立った。

 

この場所も上位陣は横綱が不調で優勝争いも混戦模様となっていた。朝之山の10日目で8勝2敗という成績は、トップ安青錦の9勝1敗と1差で翌日からの成績如何では今場所の優勝争い加わることになる。私は俄然期待が膨らんだ。

 

11日目の対戦相手は2敗の尊富士となった。尊富士は入幕早々の優勝経験もある実力派であるが、朝之山はこの力士に対する対戦成績はすべて勝っている。

取組は、尊富士に有利な左四つから出し投げを打たれ、よろめいたところを胸を合わせて寄り切られて負けた。

 

12日目の相手獅司も今場所調子が良いが、朝之山は獅司にこれまで全勝している。しかし取組は、ガップリの右四つから朝之山が出る所を下手投げで負けてしまった。朝之山より身長の高い獅司とがっぷり四つになったのが敗因。

 

13日目欧勝馬に勝って9勝4敗とし、目標の二けた勝利にはあと1勝となったが14日目の琴栄峰に負けて9勝5敗で、二桁は千秋楽に持ち越しとなる。

 

千秋楽の相手は高安、高安も今場所調子良くここまで10勝4敗、今日朝之山に勝てば敢闘賞受賞となる。取組は右四つでお互いに上手が取れずに攻めあぐめ、土俵中央で動きが止まる。2分を超える大相撲の末、高安に押し出されて負けて、二桁は幻となった。

 

結局、’26年名古屋場所の朝之山は9勝6敗の成績で終わった。途中10日目では、優勝争いのトップと1差だったので、尊富士か獅司に勝っていれば、横綱大関との対戦も組まれていたと思われる。(朝之山に勝った尊富士は横綱と対戦している)

 

再入幕後の朝之山は、終盤に負けが続いて星が伸びないことが多い。その克服が今後の課題であろう。解説の舞の海さんが朝之山は自分の形(右を差して左上手を取って前に出る)になることが巧いと褒めていた。これからも稽古に励み、自分の形に磨きをかけて欲しい

 

今場所、二桁の目標にあと一歩で届かなかったことは残念ではあるが、怪我をしなかったことが一番良かった。秋場所以降の活躍を祈る。

 

 

 

 

                ー了ー

 

 

 

うなぎ

今年の夏の「土用丑の日」は、7月26日である。

 

「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬の直前の18日間を指す。「丑の日」は日にちを十二支で数えた時の丑に該当する日だ。従って、「土用丑の日」は一年に4回以上ある。更に、土用は18日間あるので、各季節の「土用丑の日」が2回ある年もあり、その時は、最初を「一の丑」ニ回目を「二の丑」と呼ぶ。

 

夏土用に「うなぎ」を食べるようになったのは、元々日本には、奈良時代の頃より「うなぎ」が精力増強食として夏バテに効能があると認識されており、江戸時代に定着したようだ。その理由は諸説あるが、平賀源内の提案で「土用丑の日は、うなぎの日」と店頭に貼紙をして宣伝した鰻屋が大繁盛して、他の鰻屋も真似て江戸中に広まったというものだ。

 

 

私の「うなぎ」に纏わる思い出は、子供の頃に遡(さかのぼ)る。小さい時から「うなぎ」が大好きで、夏になると「うなぎ」がいつ食べられるのかと心待ちにしていた。夏の暑い夕方、町内のお祭りの日に汗をかきかき鰻丼を頬張っていたことが思いだされる。当時はまだクーラーも無く、鰻丼のごはんが炊き立てだったこともあり、滝のような汗が流れ出ていたが、それにはお構いなく「旨い!旨い!」と思いながら食べ続けていた。

 

大人になって、埼玉県桶川方面に出張した時、仕事が終わって先輩と、地元の川魚料理屋を訪れた。その時の料理は、鯉のあらい、川エビの唐揚げ、鮎の塩焼き等で、うなぎは白焼きで出てきた。この時に、酒の肴としては、白焼きが美味しいと知った。

 

 

東京では、お昼時に浅草のロック界隈を歩いていて、うなぎのかば焼きの匂いに誘われて、衝動的にお店に入った。値段は高めであったが、うなぎは肉厚で十分食べ応えがあった。お店の名前とかは全然覚えていない。

 

 

一時、新橋に仕事で通っていた時があり、仕事帰りに同僚と新橋駅前の「うなぎ酒場」へ寄って帰ることが多々あった。ここは「うな重」とかのご飯ものは無く、うなぎの肝焼きとかの酒のつまみを提供する店である、(焼き鳥のうなぎ版と言うところか)今でも、あの時食べた鰻肝の苦さが思いだされる。

 

 

名古屋は私の地元でもあるが、仕事でもよく通った。日帰りも多く、名古屋駅に着いて、出張先との打ち合わせ前に駅の地下街でランチをすることも多かった。そんなある時、地下街の鰻屋で「ひつまぶし」を注文した。私は、名古屋育ちなのにその時初めて「ひつまぶし」が名古屋発祥の郷土料理であることを知った。一枚のうなぎの蒲焼を細かく切り刻むのは、無駄を省く合理精神の旺盛な名古屋人の発想かとその時思ったものだ。

 

その後、名古屋熱田の老舗うなぎ料亭で会食するする機会があった。そこでは、ひつまぶしを食べる前にお店の仲居さんからその食べ方を教わる。

① お櫃のうなぎの乗ったご飯を十字に4等分する。そのうちの1/4を茶碗によそって、そのまま食べる。うなぎ本来の香ばしさとタレの味を味わう。

② 2杯目を茶碗によそい、ネギ、わさび、海苔等の薬味を添えて味わう。薬味がうなぎの油をさっぱりとさせ、風味の変化を楽しめる。

③ 3杯目の茶碗にうなぎとご飯を盛り、薬味を乗せた上から熱い出し汁をかけていただく。

④ 残りの1/4は、これまでの三つの中で、最も好みだった食べ方で堪能する。

 

というものだ。その時私は③が一番美味しいと感じた。

 

 

名古屋出張が多かった時分、愛知県碧南にもよく通った。碧南は日本有数の養殖うなぎの産地一色町の隣町だ。碧南の鰻屋さんで食べたうな重が今迄私が食べた「うなぎ」の中ではで一番美味しかったような気がする。

 

 

四国遍路で四国を巡っていた時、高知県四万十町窪川で、その日の宿37番岩本寺では、食事が出ないと知らされ、門前の鰻屋での夕食となった。棚に並んだ大皿の野菜や魚の煮物を「あて」にして酒を呑み、大ぶりな「うなぎ」のうな重を食べたら、お腹がいっぱいになった。

 

店には、火野正平と店主のお婆ちゃんが笑いながら写っている写真が貼られていた。NHKこころ旅の番組で、火野正平がこの店を訪れたとのこと、お婆ちゃんには自慢の写真のようだった。

 

 

「うなぎ」は好物なので、通販で買ったり、カタログギフトを頂くとよく「うなぎ」を選んでいた。最近はスーパーで買い求めることが殆どとなった。

 

近年、「うなぎ」の価格は高止まりが続いていたが、今年は「うなぎ」の稚魚シラスの豊漁で例年より10~20%安いということで有難い。7月20日に梅雨が明けた関東地方は、それ以来連日40℃近い猛暑に見舞われている。「うなぎ」を食べてこの猛暑による夏バテを少しでも解消したい。

 

 

 

 

                 ー了ー

 

 

 

 

熱中症アラート

去年は6月から暑い日が続き、7月の今頃は連日猛暑日の35℃前後の暑さに耐えながら生活をしていた。 

 

それに比べ今年の当地の夏は、7月上旬までは去年より相当涼しく、過ごし易い日々が多くて助かった。西日本や近畿地方は梅雨が明けたようだが、私の住む関東地方はまだ明けていない。

 

それでも、7月14日(火)に、今年初めての猛暑日(35℃以上)に見舞われ、15日、16日も連日猛暑日の予報となり、14日のニュースではしきりに熱中症対策の注意喚起が叫ばれていた。

 

 

当地が本格的な夏となった7月15日(水)の一日を記します。

 

この日はテニスの日で、早朝に起きてラジオを付けると、関東地方のわが県にも、今年初めての「熱中症アラート」が発令されたと報じられた。熱中症アラートは、翌日・当日の日最高暑さ指数が33(予測値)に達する場合に発令されるということだ。

 

8時過ぎにテニスコートに行くと、サークル仲間で現在脊柱管狭窄症の為休んでいるHさんが、差し入れを持って顔出しに来てくれた。痛みは無くなったが、まだ痺れが残っているので、テニスはもうしばらく休むとのことである。皆でHさんの早期復帰を祈願する。

 

この日は「熱中症アラート」が出ているので、コート利用者がテニス中止を申請すれば、コート代(1300円)が還付される規則だ。ここは12面コートがあるが、見回してみると、8時半の時間帯を予約したサークルは、中止が一つも無かった。高齢者も結構いるが、皆さんお元気な方ばかりのようだ。

 

 

市内のこの時間のこの地の気温は33℃だった。テニスコートは日影が全く無く、オムニコートの照り返しが半端ないので、プレイするコートの気温はそれより相当高いと思われる。今年になって、本格的に暑くなってからのテニスは今日が初めてで、まだ身体が暑さに順応していないので、疲労感も激しい。

 

 

隣のコートは女性のみのグループだった。皆さんカラス天狗のようなマスクをして、腕もカバーして日焼け防止対策を万全にしているので、我々男性よりも暑いと思われるが、暑さを全然感じて無いような機敏な動きでテニスをしていた。女の人は強い。

 

休憩時間に、水道の蛇口が並んだ水場に行き、水道水を頭から被って頭や首を冷やす。真夏の期間は毎回これを繰り返すことになる。

 

 

テニスが終わり、汗でびしょ濡れのシャツを着替えて、SさんとMACへ談話に行く。Sさんとはテニスも卓球も同じサークルなので、毎回練習後二人で立ち寄っている。私は自宅では全く会話が無いので、Sさんと談話することは脳トレ/認知症予防に極めて貴重な時間だ。

 

話題は大相撲名古屋場所の朝之山の成績から始まったが、朝之山は昨日三日目までで1勝2敗と不本意な成績なので、相撲の話は盛り上がらなかった。今場所も朝之山の成績でSさんと賭けをしている。11勝か10勝なら私の勝、9勝か8勝ならSさんの勝というものだ。このところ朝之山は場所後半で休場することが続いているので、賭けの勝負はオアズケになっている。さて今場所はどうなるか?

 

私のスマホで写真付きのメールを送ろうとしたら、写真のホルダーをタップするマークが無くなっていた。スマホをあれこれ操作してようやく元に戻った。試しに目の前にいいるSさんに、たまたまホルダーに入っていた吉永小百合さんの写真を送った。それを見たSさんは、何を思ったのか宝塚スターの写真を私に送ろうとして、テニスサークルのグループラインに間違えて送ってしまった。(宝塚スターは、Sさんのラジオ体操会員のお孫さん)

 

グループラインで何の脈絡もなく送られてきたその写真を見た代表のKさんは、「Sさんのメールすみません、意味わからないんだけど」と返信してきた。

 

私はこの一連のやりとりを見ていて、可笑しくて笑ってしまった。そして、家で夕飯を作っている時などにこのことを思い出して一人でクスクス笑っている。最近笑うことが少なくなっているので、これも好ましい出来事である。

 

MACでSさんと別れ、雲梯の公園んへ「ぶら下がり」に行く。いつもは2~3才の幼児の親子連れや小学生で賑わっている公園も、真夏の一番暑いお昼時とあって、誰もいなくシーンとしていた。今年はまだ蝉の声は聞こえない。

 

 

「ぶら下がり」は、1年半前にSさんに教えられて毎日腰痛予防に行っているが、最近になって「ぶら下がり」には、腰痛以外にも別の効能があることを知った。

 

それは、

① 握力向上:最近の握力と認知機能の研究から、握力を鍛えることにより、認知機能低下予防、歩行持久力の向上、心血管症の発症リスク低下に効果があると判明した。

② 肩周りの関節可動域の向上:姿勢が良くなる

③ 普段圧縮されている背骨の椎間板に隙間ができることにより、酸素や栄養がいきわたりやすくなる。

等である。全然知らずに体に良いことをやっていたと思うと嬉しい。

 

雲梯では1分間のぶら下がりを5回、その後ぶら下がって足を上げる腹筋を25回、そしてベンチに移動してお尻をイスにギリギリ付けるスクワットを25回をルーチンにしている。腹筋とスクワットを追加したのは、吉永小百合さんが毎日腹筋100回、スクワットを60回していると知って触発されたからだ。小百合さんと張り合うつもりは毛頭に無く、自分ならどの位が妥当なのかを確かめたい気持ちでやっている。

 

「ぶら下がり」の後、帰宅してシャワーを浴び、熱中症アラート初日にかいた汗を流し、爽快な気分となった。

 

 

 

                ー了ー