’24年 清明の頃

今年の桜の開花、満開の時期は遅かったが、その桜も散って葉桜となってしまった。代わって八重桜があちこちに咲いている。若い頃、八重桜はそのピンクの厚ぼったい感じから、厚化粧をした年増の女性を想起し、余り好きにはなれなかった。

 

          写真ACより  はるたゆうさんの作品

 

年を重ねて近頃は、それも又美しいと感じるようになった。時間(とき)が人の美意識をも変えるものだろうか?

 

ブログに書くネタが切れてしまい、「昨年の今頃は何を書いたのだろう?」と見てみたら、「清明の頃」と題して一週間の日常が綴られていた。今年も同じように試みてみたい。

 

4月15日(月)

歩いてH卓球に行く途中にある郵便ポストに、ハガキを投函した。毎日飲んでいる青汁(粉末タイプ)の箱に付いているシールを10枚ハガキに貼って送ると、一箱プレゼントされるというものだ。

 

投函する時にこのポストの集配時刻は何時だろうと表示を捜したが見つからない。このポストは外見上も古くて、もう使われていないものだろうか?と不安になる。週末にプレゼントが届いたので、あのポストは機能していたことが判明したが、集配時刻はちゃんと表示して欲しい。日本郵便の郵送事業は赤字のようで、街のポストの細かいところまでは配慮できないのだろうか?

 

4月16日(火)

桜が散ってから急に暑くなり、25℃以上の夏日が続いている。昨日のH卓球は部屋に冷房を入れてプレイした。火曜日はいつもテニスと卓球のある日だが、今日の卓球は休みで、テニスのみだ。今日は気温が高くなり、テニスだけでも汗を一杯かいて、就寝前の入浴まで待てずに帰宅後シャワーを浴びた。

 

早めの夕食とする。昨日までは、晩酌に清酒の冷を飲んでいたが、今日はビールにした。「もう夏だな」と思った。

 

4月17日(水)

明け方に弱い雨が降った。今日の朝一のテニスのコートはクレイなので、コート不良で中止になるかと心配したが、使用可能で通常通りプレイできた。この日は珍しく私の調子が良く、多くのゲームで勝利に貢献でき気分良かった。

 

テニス後、SさんとMACに行く。この日はいつもと違う桜大通りに面したお店だ。すっかり葉桜となった並木が眺められる二階の窓際に着席する。午前中で店もまだ空いていて、なかなか良い雰囲気で気持ち良い。

 

わが町で6月に始まる「20%ポイント還元キャンペーン」(市内事業者の支援とキャッシュレス決済普及の目的)の話、相撲の話、健康の話等の雑談をして過ごす。

 

4月18日(木)

NHK-BSの火野正平自転車旅「日本縦断こころ旅・2024年春の旅」が今週から始まった。今まで「とうちゃこ版」は19時の放送であったが、この4月から17時となった。この時間はいつもNHKの夕方情報ワイド番組を見ていたが、「こころ旅」に替える。

 

年を重ねた火野正平が、のぼり坂をハーハー言いながらペダルを踏む姿をカワイソウにと番組制作者だ思ったか、この春から、乗る自転車は電動アシスト付きとなった。自転車の名前も「チャリオ」から「チャリ丸」になる。

 

この日は、「鹿児島市雄大桜島が見える公園」への旅で、1.5㎞の長い登り坂を漕いだ。電動アシスト自転車にまだ慣れていないせいか、アシストがついても、まだ苦しいらしく、登り始めて直ぐに立ち止まって休んでしまった。

 

火野正平にとっては、電動アシストよりも、地元の軽トラに乗せてもらう方が嬉しいのだろう。さてこれからの旅がどうなるか興味深い。

 

4月19日(金)

午前中、リハビリセンターに行く。気候が暑くなって、運動で流す汗の量も多くなった。歩行マシンでは、先週までと同じ負荷なのに、はーはーと呼吸が苦しくなる。その他のマシンも、いつものように全てをこなすのが、きつく感じた。

 

山女の言語聴覚士スタッフに、「GWは、どこの山に登るのですか?」と尋ねると、「今のところ大きな山の計画はない。昨年は丹沢で大渋滞したので、今年は静かな山を捜して行くつもり」との返事だった。

 

帰宅して直ぐに風呂に入る。昼の風呂は気持ちが良い。風呂上がりにビールを一杯、乾いた喉に心地よかった。

 

4月20日(土)

午前のスーパーで、果物売り場にはもうスイカが並んでいた。スイカといっても小ぶりの小玉スイカであるが、季節を先取りしていて驚く。野菜売り場では今が旬の皮つきのタケノコが大きな籠に盛られている。筍とは、竹冠に旬と書く。まさに今が旬の野菜だ。

 

ちなみに、「竹の子」は土に埋まっている収穫前の状態を表し、「筍」は収穫して食用になったものをいうそうだ。

 

このところ外出していないが、スーパーで季節を感じている。

 

 

<おまけ>

清明の頃」を含む2月下旬から4月下旬にかけての時期は、沖縄で「うりずんの頃」と呼ばれ、沖縄ではこの時期が一年で最も過ごし易いと言われている。

 

永井龍雲が作詞作曲した「うりずんの頃」は私の大好きな曲であるが、世の中の認知度は低いようだ。私のお気に入り森山愛子もカバーし、その動画が公開されているので、以下に貼り付けます。

 


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