秋の訪れ

今年の夏の異常な暑さも終わりを告げて、10月になって漸く(ようやく)秋らしい気候となった。

女心(男心?)と秋の空の文句のように、晴れや雨の日が短い周期で交互に変わり、晴れの日は湿度も乾燥して秋晴れの気持の良い日が多い。

 

涼しくなると、着るものを衣替えするように、食べる物も変わってくる。冷たい麦茶も温めて飲むようになった。暑い時は毎日のように食べていた、そうめんや冷奴は、出番が少なくなった。そうめんはにゅう麺にして温めて食べても美味しい。人参、里芋、蓮根、ゴボウ等の根菜類やきのこの煮ものは秋の食卓によく合う。

 

お酒も秋の季節はビールよりも清酒が恋しくなる。まだ冬程寒くないので、お燗ではなく冷やが良い。

 

若山牧水の「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり」の歌が似合う秋となった。

 

         写真ACより    自然さんの作品

 

 

山形地方では、秋になると河原にグループで集まって、里芋をメイン食材にして、肉、大根、ゴボウ、コンニャク、ネギなどの鍋料理を作って皆で食べて楽しむ「芋煮会」なる行事が盛んに行なわれると言う。昔、山形の友人にこの話を聞いて、是非一度「芋煮会」に参加して、この鍋を食べてみたいと思っていたが、いまだにその機会が無い。

 

 

時々食事会をしている卓球仲間の3人が、今度は旅行に行こうという話が数年前に出たが、コロナで頓挫していた。今年はコロナも5類になった事だし、11月末にどうかと二人に話すとOKとのこと。私が計画をたてることとなった。宿泊は一泊か二泊、行き先は房総方面その先は未定。

 

房総方面としたのは、伊勢エビ、鮑等の美味しい魚介類を一杯食べたかった事、インバウンド客が他の有名観光地よりは少ないのでないかという事だ。乗り物は私の車、ルートは三浦半島久里浜からフェリーで千葉県に入る。

 

宿では、卓球をして、温泉に入って、美味しい食事をして、お酒を飲んで、カラオケをするという図を頭に描いた。館山、鴨川、九十九里当たりの宿をネットで調べると、夕食がバイキングのところが多い。バイキングだと落ち着きがなくて、ゆっくり歓談しながら食事ができないと考えパス。

 

リゾートホテルなのにカラオケ設備の無いところも多く、九十九里にやっとこちらの希望を満たす宿が見付かった。

 

早めに予約しようと、仲間の一人に電話すると、千葉は最近地震があって恐い。紅葉狩りの方が良い。それと移動は電車にしたいと言い出した。

 

一人旅であれば、電車、車いずれも好きなようになるが、私は数人の旅行の電車旅を計画したことが無い。一日考えてこの旅は今回キャンセルして、その代わりの忘年会をしようということになった。

 

 

この一週間の日常です。

 

10月9日(月)

スポーツの日の祝日で、三連休の三日目。朝から冷たい雨で、最高気温が16℃。秋を通り越して一気に冬になったような気候だ。

 

午後H卓球に行く。寒いので、半袖のTシャツの上に長袖のシャツを着、さらに薄手のジャンバーを着て出かけた。卓球をする時、上の二枚を脱いで半袖のTシャツ一枚でプレイした。卓球が終わって、上着を着込んで SさんといつものMACに行く。そこでバッグに押し込んだと思っていた長袖のシャツが無いことに気が付いた。

 

MACの帰りに公民館に戻って、受付でシャツの落とし物があるか尋ねたがなかった。公民館の部屋の棚に脱いで置いただけなのに、なぜ無くなったか不思議でしょうがない。今までテニスや卓球でよく着ていたシャツなので、愛着があり、無くなってみると惜しい気がした。

 

10月10日(火)

午前のテニスに行く。9月の酷暑の中のテニスと比べると随分と楽になった、水分補給も600ccのボトル一本で済むようになった。

 

その後、S卓球に行く。今日もテニスと卓球二つこなして疲れたが、先週ほどではなかった。涼しくなったからであろうか?

 

昔の友人からメールが来た。この友人は御夫婦で「羽州街道」を何回かに分けて歩いて旅している。「羽州街道」は福島県桑折から、福島、山形、秋田の各県を通って陸奥湾に面する青森県油川までの約500㎞の街道だ。

 

今回15日から津軽湯の沢を出発して、19日までの4泊5日でゴールの油川に至る旅にでるというものだ。彼らの旅の無事と成功を祈った。

 

10月11日(水)

早朝テニスに出席する。代表がお休みで、奥さんの実家佐渡島に行っているとのこと、今日の当地は秋晴れで、佐渡も気持の良い秋空が広がっていることであろう。

 

10月13日(金)

午前中のリハメンテで大量の汗を流す。涼しくなっても汗の量は変わらない。

 

わが家の家の周りで、金木犀の甘い香りが漂い始めた。やはり今年の夏は暑かったので、香り始めの時期が例年より遅いようだ。

 

金木犀の香り始め日(我が家の周辺)

 2016年 9月27日

 2017年 9月24日

 2018年 記録なし

 2019年 10月14日(10月になっても30℃以上の日が多かった)

 2020年 10月1日

 2021年 9月9日(9月になって涼しい日が続いた)

 2022年 9月27日

 2023年 10月13日(8月、9月猛暑)

 

10月14日(土)

いつものスーパーへ買い出しに行く。今年になって一度もサンマを食べていないので、レジのカゴに入れた。おろし用の大根もカゴに入れたが、今年のサンマは細くてイマイチ食欲がそそられない。暫く立ち止まって考えた後に、サンマを元に戻した。

 

今朝も割と寒くて、スーパーのアナウンスが、しきりに「鍋のおいしい時期になりました。鍋用食材も取り揃えております」と宣伝していた。その割には、魚売り場は、鱈、鰤、鯛、牡蠣、ホタテといつも並んでいる見慣れた食材ばかりで、目新しさに欠けた。

 

お目当てにしていた煮魚用のカレイ、金目、メバルといった魚は無かった。