立冬の頃

今年夏の猛暑の余韻で9月、10月も高めの気温の日が続いたが、11月7日には東京で最高気温が27.5℃となり、100年振りの記録更新となった。11月になってもこんなに暑い日が到来したことに驚いた。

 

翌8日は立冬で、さすがに気温は平年並み近くに下がり、10日の金曜日からは更に気温は10℃台に下がり、季節は秋を通り越して一気に冬になったような感覚だ。日本の美しい四季の移ろいが崩れてしまうようで不安になる。

 

急に寒くなって、まだ出したままになっていた夏物の衣料を、慌てて秋、冬物に入れ替えた。普段の生活も冬バージョンに変化しつつある。

 

・朝は居間のストーブを使い始めた。

・冷やして飲んでいた麦茶を温めるようになった。

・テニス、卓球に持参する飲み物は、冷やしたスポーツドリンクからポット入りの、温かいお茶になった。

・大鍋を作り始めた。(大鍋に魚介類、野菜、きのこをたっぷり入れて煮込み、小鍋に小分けして、ちり湯豆腐、煮込みきしめん、雑炊にして食す)

・風呂は10月までシャワーで済ますことが多かったが、毎回お湯に浸かるようになった。

・布団の掛布団に肌掛けを追加した。

等々である。

 

信濃の旅行から帰って、またいつもの日常生活が再開した。立冬の頃の暮らしを記します。

 

<右肩痛>

7日の火曜テニスでプレイしていて、終盤に右肩の痛みを感じるようになった。ラケットにボールを当てた時、右肩が痛くてボールを振り抜けなくなった。休憩中の仲間に、代わってもらってゲームをリタイアする。

 

この日は続いて卓球がある。旅行の土産もあるので、会場の公民館に行き、卓球ならできるかもとやってみたが、やはり痛い。卓球も練習は止めて、土産だけ渡して帰る。

 

痛みは激痛ではないが、腕を下から上へ上げる時や肘を後ろに引いた時が痛い。風呂で肩を温め、湯上りにロキソニンの湿布薬を貼って寝た。仰向けに寝ていて右腕を上げた時が痛かった。

 

翌朝、昨日より痛みは軽くなったが、この日の早朝テニスは欠席と決める。ここも土産だけ渡そうとテニス場へ行くと、前日朝の雨によるコート不良中止で仲間は居なかった。

 

翌金曜日はリハビリの日で、下半身は何ともないので出かける。ストレッチ、歩行/ランニングマシン、腕を使わないマシントレーニングは、いつものメニューをこなし、腕を使うものは止める。

 

土、日、月と安静に過ごし、痛みも大分引いてきた。痛めた翌日に整形外科に行こうかとも思ったが、骨は問題なく筋の一部が軽く損傷したに過ぎないと自己判断し、受診しなかった。14日、一週間前に痛めた火曜テニスは、大事を取って欠席する。

 

15日の水曜早朝テニスから、再開する。痛くなったら止めようと臨んだが、強くラケットを振らない分には、最後までプレイできた。いつも火曜日開催のS卓球は、今週は本日の開催だ。午後はこの卓球にも参加した。

 

一日に二つのサークルに参加しても、翌日再発したり痛みが残ったりしなかったので、安心する。肩を痛めて10日程過ぎ、ほとんど前の状態に戻ったが、まだ時々腕を上げた時軽い痛みが走ったり右肩回りが重だるい。しかしこのまま日常生活を続けることにする。

 

 

<ドラマ・「名もなき毒」>

2013年にTBSで放送された宮部みゆき原作の「名もなき毒」がCSで再放送されたので、録画して観た。

 

CSで放送される映画、ドラマは、JCOMマガジンの番組表を見て、面白そうなものを録画する。連続ドラマは、一応1話から最終話まで録画している。映画は最初の15分ほど見て、ドラマは、1話を見てつまらなければ、即全てを消去する。最近は中々面白い作品に巡り合わず消去することが多い。

 

そんな中、「名もなき毒」は、宮部みゆきの原作がしっかりしているので、ストーリーの展開が理にかなっており、会話も不自然さが無く、久々に面白く鑑賞した。

 

 

ごく普通の人間が心の奥にかかえた毒を無意識に伝染させたり、意図的に広めることがある。この作品は「日常に潜む毒」により発生した事件の謎を解き明かす過程での人間ドラマが丁寧に描かれている。

 

ドラマは、1話~5話と6話~最終11話の二部構成になっている。

 

主演の小泉孝太郎は、原作者の宮部みゆきの指名で起用されたそうで、主人公の「杉村三郎」役には将にピッタリのはまり役だ。このことから、宮部みゆきは原作を書く時、主人公は小泉孝太郎を頭に描きながら書いたのではなかろうかと推察する。

 

「杉村三郎」の設定は、温和な性格で、たまたま交際していた女性が、巨大グループ企業会長の妾の子であったため、その企業の広報室編集者になることを条件に会長から結婚を許される。本人には全く野心は無いが、周りからは会長の娘婿ということで、親しく接してくる者はおらず、飲み会等には一切誘われない。

 

ドラマを見ていて、小泉孝太郎の実父が元総理大臣の小泉純一郎である現実とを重ねて見ていた。

 

最終話で杉村がストーカーの女と対峙する場面があるが、このシーンだけは前に見た記憶があった。しかし、それ以外は見た記憶が全くない。原作の本も読んでいないし、始めて見るドラマとして見ていた。

 

どういう事であろう?以前このドラマを全編見たが、そのことを完全に忘れているだけなのか?見終わってからそのことをずっと考えていたが、結論は出なかった。

 

 

スマホライト>

18日の土曜日、いつものようにスーパーへ買い出しに行って、買い物が終わって買った物を袋に詰め込んでいる時、スマホのライトが点灯していることに気が付いた。設定のアプリを開いて、それらしき項目に目を通したが、ライトに関する項目は無い。

 

一旦荷物を車に積んで、もう一度調べたが分からない。このままでは電池が消耗してしまうと焦った。売り場に戻って、スマホに詳しそうな人に助けを求めようと思った。若い男性がいいかと探したが、周りにはおらず、丁度店に入ってきてこれから買い物をする中年の男性に声をかける。

 

男性は、「あー、ライトが消せないのね」と言って、私のスマホを手に取った。直ぐに解決すると思ったら、なかなかうまくいかず数分が経過した。

 

違う人にお願いしようかスマホショップに持って行こうか考えるが、男性が必死でいじくり回してくれているので言い出せない。こういう時は時間が凄く長く感じる。

 

どのくらい時間が経ったか分からないが、「出来た!」と男性が言ってライトが消えた。結果は至極簡単で、待ち受け画面をスワイプすると、「ライト」の文字が出て、それを押せば点灯・消灯ができるのだ。男性には鄭重にお礼を言って別れる。

 

実は、スマホのライトが意図せずにつき、消せなくて困ったのは今回が二度目だ。最初は、四国遍路に行く時、大阪の高速バスターミナルで起こり、その時はやはり近くに居た若い男性に直してもらった。その時直し方を聞いておけばよかったが、急いでいたのでそのままにしていた。

 

こんな簡単なことも知らずに、スマホを使用している自分が恥ずかしい。