ロシアがウクライナに侵攻して半年以上が過ぎた。ロシアはウクライナ東部の一部を制圧し、ウクライナも西欧から供与された武器等によって、反転攻勢を狙っている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア侵攻半年に対する演説で、今回のロシア侵攻前の領土に加え、2014年に併合されたクリミア半島も領土奪還の目標にすると宣言した。
すなわちクリミア半島をも奪還するまでは、戦争は終わらせないということだ。ゼレンスキー大統領が祖国を愛することは痛い程分かるが、それにより戦争は益々長期化し、インフラの破壊、一般市民の犠牲、戦争の悲劇が継続することとなる。
プーチン大統領による蛮行は非難されて当然ではあるが、ゼレンスキー大統領も国民への戦意を鼓舞するだけでななくて、一般市民の為に、和平への糸口を模索して欲しい。
ウクライナ最大のサボリーナ原発は、現在ロシアの支配下にあるが、ここに爆弾が投下されている。ロシア、ウクライナ双方が発射しているのは、相手国だと非難し合っているが、真相は不明だ。原発への攻撃は、電源や冷却装置が被災すれば、福島原発事故のような大惨事になりかねない。二国間だけの問題では済まされず、近隣諸国への放射能汚染に繋がる。
こうした中、IAEA(国際原子力機関)の調査団が、9月2日に現地入りし視察調査することになった。調査中も発電所は被弾しており、その中で作業するIAEA関係者には、頭が下がる。ロシアによる妨害も懸念されるが、現状の詳細把握と原発の非武装化がが実現するよう祈る。
国内に目を転ずると、コロナの第七波の感染者数は下降傾向で大変喜ばしい。政府はオミクロン対応ワクチンの接種を10月から9月に前倒しして行うよう調整していると発表した。
今年はインフルエンザの流行も予想され、コロナとインフルエンザの二つのワクチンを同時に接種することもあり得るということだ。私は8月にコロナの4回目を打ったばかりなので、ワクチンに関しては聊か(いささか)食傷気味の感じがする。
政府は今月下旬に安倍元総理の国葬を日本武道館で行うことを決めた。国葬に関しては、法的な解釈他色々な問題があり、議論の分かれるところではある。新聞各紙による最近の世論調査では、読売新聞を除く全社で国葬反対が賛成を上回っている、(読売新聞のみ賛成49%反対46%)
去年のコロナ感染拡大中でのオリンピック開催についても、世論調査では、開催反対が多数を占めたが、世論は反映されずにオリンピックは開催された。今回も去年と同じ構図で進行するのであろう。
猛烈な台風11号は、9月1日沖縄宮古島の南方海上を南西に進み、一旦停滞した後、2日進路を極端に変更して北上に転じた。この進路の急激な変更は気象予報で予測していて、その通りになった。今更ながら大型コンピューターの計算による気象予測の凄さに感嘆した。今後は極力災害が少ない状態で通過して欲しい。
さて、九月になった。当地では、8月の最終週以降は、35℃以上の猛暑日はなく、最高気温が25~28℃の涼しい日が5日もあった。目には見えないが、少しづつ秋が近づいているのだろう。古今和歌集 藤原敏行の「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」の季節になった。
私の生活は相変わらず単調な日々の繰り返しであるが、この一週間を日記風に綴ってみます。
8月29日(月)
朝のゴミ出しの帰りに、一軒おいたお隣さんの奥さんに呼び止められた。奥さんは庭の大葉を摘んでいて、その内の20枚ほどを「薬味にでもどうぞ」と差し出された。今は、ほぼ毎日冷奴やそうめんを食しており、朝の納豆にも使えるので、ありがたく頂戴する。
このご近所さんは、数年前自治会の会長をされていたお宅で、私もその時に副会長をしていたので、当時は色々お世話になった。このお宅で打ち合わせも何回か行い、その都度奥さんにはお世話になった。
ご主人は、自治会の会長を辞められてからは、ほとんど見受けられなくなったが、奥さんは庭に出ていたり、道路を歩いている姿をよく見かけ、顔を合わせれば会釈して挨拶をする程度の付き合いが続いている。
10時半 歯科医院の定期診療に行く。受付に診察券と保険証を出すと、保険証が8月から新しい物に更新されており、差し出したものは有効期限切れと言われる。新しい保険証を今月中に届けるということで、診療はしてもらった。
新しい保険証を見た記憶が全然なかったので、帰ったらまず市役所に電話かと考えながら帰宅する。
私は届いた郵便物を、①直ぐ見るもの、②後でゆっくり見るもの、③ダイレクトメール等その場で廃棄するものに分けている。②は居間の入り口近くの棚に置いておく。
帰宅して②の棚を捜してみると、下の方から7月中旬に届いた新しい保険証の入った未開封の封筒が見付かった。私が封筒を開封していなかっただけであるが、私の直ぐやらずに後回しにする悪い癖が出てしまったお粗末な話だ。
8月30日(火)
先週までの暑さが嘘のように、朝から涼しい。10時半からKサークルのテニスだ。コートに着くと小雨が降り出したが、15分程で止んだ。気温は26℃で、先週までの30℃以上の炎天下でテニスしたことを思えば、天国のようだ。それでもプレイすると汗は半端なく出て、シャツは汗でびしょびしょになった。
一旦帰宅して、シャワーを浴び、一休みしてから午後のS卓球にでかける。先週このサークルの代表が、熱が出てコロナを疑い休んだが、PCR検査の結果は陰性だった。今週は元気に現れ、卓球も元通りプレイしていた。
このサークルに最年長の女性(おばあちゃん)がいる。彼女は若いころテニスをしていたが、足を悪くして今は卓球とゲートボールに励んでいる。茶目っ気があって可愛いおばあちゃんだ。
いつもはメンバーの一人に車で送迎してもらっているが、今回そのメンバーが休んだので、おばあちゃんはカートを引いて歩いて会場まで来た。卓球が終わる時、私は彼女に自宅まで車で送ると告げる。
もう一人会場まで歩いてく来る年配の男性がいて、私は、帰りは彼を毎回車で送っている。今回は二人を送ることとなった。
二人を乗せて出発、おばあちゃんと男性の家は反対方向となるが、まず、おばあちゃん宅に向かう。おばあちゃんは未亡人で一人暮らしだ。彼女は車の中で、「お二人さん、家に寄ってコーヒーでも飲んでいってよ」と言う。彼女は人が集まって賑やかなのが大好きな性格で、一人になるのが寂しいようだ。
おばあちゃん宅に到着すると、彼女が予定していた駐車場には車が駐車してあり、私の車は停められなかった。彼女を降ろし「また今度ね」と言って別れる。
続いて男性をお宅まで送る。帰宅すると6時近くになっており、いつもは4時半頃に採る夕食はこの日は7時になった。
8月31日(水)
今日は今月から参加している水曜テニスの日だ。8時半からなので、家を8時には出なくてはならない。5時に起きて備える。夜に雨が降ったようで、道路が濡れている。
今日のテニス会場は、土のクレーコートなので、もしかして雨によるコート不良で使用中止(テニス中止)になるかもしれない。コートが使用できるか否かの判断は、コート管理事務所の職員が行う。結果が分かるのは、8時10分前位だ。事務所に電話すると、案の定コート不良中止だった。
身体は完全にテニスのモードになっているので、精神的にガクッとくる。さて時間が空いたので何にしようか考える。久しぶりに大掃除でもと頭をよぎるが、全く身体が反応せずスイッチが入らない。
「今週のブログ何を書こうか」と思い巡らすが、何も浮かんでこない。冷たいオレンジジュースを飲みながら、考えていたが頭の中はスッカラカンノカンで空っぽだ。その内に早く起きたので眠くなってウトウトする。「エエイままよ!」とばかり寝室へ行ってベットに横たわり2時間程昼寝(朝寝)した。
そもそも、何故水曜日の早朝にテニスをするようになったかというと、水曜に何も予定が入っていないと、怠け癖の私は、朝グズグズといつまでも布団の中で惰眠を貪り(むさぼり)、起床が遅くなってその日一日無駄に過ごすようになる。「これではダメだ」と水曜早朝テニスに参加させてもらうことになった。
それが朝から2時間近く寝ていたのでは、前と同じではないかと自分が情けなくなった。
9月1日(木)
夜7時半NHK総合の「サラメシ」を見た。そこで紹介された女性(30~40代、二児の母)は関東地方から岡山県の田舎町に移り住み、ベンチャー企業の社長であり、普段は自宅でリモートで仕事をし、月に何日かは奈良県生駒市役所に通って公務員(教育行政や教師へのアドバイスなど)として働き、時には学校の先生にもなるというスーパーウーマンだ。
最近は女性の方で、才能・スキルに秀でた方が多く社会に出るようになった。頼もしい限りだ。
9月2日(金)
午前中の3時間半、いつものようにノンストップでリハビリトレーニングに励む。シャツを絞れば流れるくらいの汗をかく。
介護保険を利用してリハビリに通っていることから、ケアマネージャーが定期的に我が家を訪問して、現況のヒアリングをしている。今日はその日で午後に30分程面談した。
9月3日(土)
午前はスーパーへ買い出し、午後は、H卓球、夜は自治会の会合に出かける。
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今読み返してみると、月、火、水曜日は、だらだらと綴ったものです。
月曜日は、朝ご近所さんに大葉をいただき、歯医者さんでは、古い保険証を出してしまい、帰宅して探したら新しいものが出てきた。
火曜日は、午前中テニスで、午後の卓球の帰りに、仲間を車で送った。
水曜日は、早朝テニスが中止となり朝寝してしまった。
と、ただこれだけのことです。最後までお読みいただいた皆さん、冗長な文章にお付き合いいただき、すみませんでした。そしてありがとうございました。