水無月半ば

当地は6月6日に梅雨に入り、以降梅雨らしく雨や曇で日照時間の短い日が続いていた。梅雨入りの頃は、4月頃の気温で寒いくらいであった。

 

 

それが今週になって気温は上昇し、30℃以上の真夏日となった。昨日の土曜日などは朝から晴れ渡って、梅雨が明けたのではと思うような天候で、気温もうなぎ上りに上昇し35℃の猛暑日となった。北関東の伊勢崎では40℃以上を記録している。急な猛暑の到来で、身体も戸惑い勝ちだ。これから迎える真夏の暑さが思いやられる。

 

ウクライナ情勢は、ロシアがウクライナに侵攻して、4ヶ月が過ぎた。ロシアはウクライナの東部、南部でロシア軍が実行支配を目指して攻撃を続けている。ウクライナ軍は、欧米から供与された武器での反撃を、試みようとしているが、現在はロシア軍が優勢のようだ。

 

ロシア経済は、欧米から制裁を受けてはいるが、今のところ深刻な危機には至っていない。ロシア原油は、中国やインドが引き取っていて、自国の侵攻で原油価格が高騰し、ロシア経済は経常黒字と、経済制裁を課している西側諸国とすれば何とも皮肉なことになっている。

 

ロシア国内では、未だにプーチン大統領の支持率は高く、特にソ連崩壊を経験した中高年層の多くは、プーチン大統領プロパガンダを信じ、ウクライナ侵攻を支持しているという。

 

6月24日の夜7時のNHKニュースによると、この戦争によるこれまでの犠牲者は、市民4,600人、ウクライナ軍10,000人、ロシア軍15,000人と報じられた。

 

戦争の長期化は避けられず、益々犠牲者は増えるであろう。いつも犠牲を強いられる一般市民の苦しみは、いつまで続くのだろうか。一日も早く平和が訪れるよう願うばかりだ。

 

 

国内では、参議院選挙が公示された。序盤の予想では与党優勢だ。岸田首相が唱える勝敗ライン(自公で過半数)が低すぎるとの党内意見もあり、自民単独で過半数とすべきとの声もある。

 

岸田内閣の支持率は、最近少し落ちたとはいえ、相変わらずの高水準だ。前の菅さんのような強面(こわもて)でなく、コロナも落ち着いているのが、現政権にはプラスに働いていると思う。

 

政権の支持率が高いのは、裏を返せば野党が力不足ということで、一向に勢力拡大の気配がない。「維新の党」や「国民民主党」は、政策が自民と重なったりより保守的なことも多く、野党とは呼べない存在だ。

 

国内のコロナ感染者は、づっと減少傾向にあったが下げ止まり、最近の一週間は、前の週より微増している。

 

世の中、コロナの規制が解除され、外国人の旅行者制限も緩和され、屋外ではマスク非着用も原則認める方向で、すっかりコロナが収束したような気分になっている。

 

今週になって、インフルエンザとのダブル感染、さる痘の感染が懸念されるようになり、油断大敵だ。

 

 

私の近況はというと、お陰様で、ブログに書くネタも無い程平穏な日の連続である。

 

① リハビリセンター

朝センターに到着時に、検温、血圧測定記録をしてくれる言語の先生の顔立ちが、いつもと違う。よく見ると髪を切ったのだ。それまでは、髪を後頭部で束ねたポニーテールだったのが、肩の上まで切っていた。女性は髪型を変えると別人のように変身するのが不思議で興味深い。

 

言語トレーニングの朗読用として、「がまの油」の口上を使用することが多い。彼女がネットで調べたところ、地元有志が、休日に筑波山の麓でアトラクションとして、「がまの油」の口上を披露しているという。この先生山好きでもあるので、筑波山登山も兼ねて、訪れて聞いてみたいと言っていた。

 

前半のストレッチの時間、私は椅子に座って足の曲げ伸ばし、腹筋等の運動をするのであるが、私の真向かいの椅子で、ゴムボールでの運動をする年配の女性利用者さんがいる。

 

先週この女性、ボールを持ったまま、眠ってしまった。スタッフが気付いて声をかけても起きない。数人のスタッフが集まって声掛けしたが眠ったままだ。スタッフは救急車と家族を呼んで、この女性を病院へ搬送した。

 

私は、不謹慎ながら最悪の事態を想定して、失礼とは承知で「人生こういう最後もあるのか、悪くはないな」と思った。

 

今週朝一で、その女性のことをスタッフに尋ねると、救急車で搬送された夕方、その女性は歩いてセンターへ連絡帳を取りに来たとのことだった。彼女は今週は休みだった。

 

 

② H卓球サークル

テニスの仲間でもあるSさんが、練習会を休んでいたので、練習後に彼と行くMACも暫くご無沙汰していた。今週の練習会にはSさんが参加したので、久しぶりに練習後MACへ二人で行った。

 

彼とはテニスで10年以上付き合いをさせてもらっている。同じ年であることもあって、若いころの話題には共感することも多く、現在の環境、価値観が似ており、要するにウマが合う。

 

MACでは、1時間程世間話をして過ごすのだが、毎回決まって、この年になっても健康でテニスや卓球ができることの幸せを確認し合う。

 

彼は、19年前に「ラジオ体操の会」を立ち上げ、近所の公園で6:20~6:40までラジオ体操を主催し続けている。以来彼は、今日まで一日も休まず毎朝出席しているとのことだ。(12月~2月の冬季のラジオ体操は休み)

 

私も彼に何度かそのラジオ体操に誘われたが、私は早朝が苦手で、その時間は布団の中にいることが多い。

 

 

③ S卓球サークル

S卓球サークルに、Kさんという女性がいる。彼女は卓球が凄くお上手で、私が 卓球を始めた頃には、既に試合に出て活躍されていた。大会では、個人戦で何度も優勝し、現在も、このサークル以外に、クラブ卓球(試合目的で上位を目指すためのサークル)に所属して、定期的に試合に出場している。

 

S卓球サークルは、会員同士楽しくプレイする親睦が目的のサークルである。Kさんが練習相手の時は、カットボールを出してもらってのドライブ返しとか、スマッシュのレシーブをしてもらっている。このサークルは、後半全員でダブルスの練習試合をして楽しむのだが、彼女が相手チームの時は、そのサーブは多彩で、手こずることが多い。

 

そんな彼女は、卓球の上手さを自慢することはなく、女性の初中級者の面倒を親切にみているので、女性には人気がある。練習に来る時は、ピンクのコートとか可愛いい洋服で来ることが多く、それが又似合っている。彼女は、卓球以外にも社交ダンス、洋裁他の趣味も広く、いつも明るいので、サークル内の好感度は抜群である。

 

卓球はお上手なのだが、天然なところがあって、そこがまた皆に好かれている。

 

 

④ 食事会

今は止めてしまった卓球サークルの仲間で、特に親しくさせてもらっている友人達がいる。彼らとは、コロナ前はよく食事会をして、メンバーが誕生日になると、誕生会を開いてその仲間を皆で祝っていた。

 

3年前に3月生まれの友人の誕生会を計画したが、コロナが流行り始めて延期になった。それから3年、延期の状態が続いたが、今年の5月になって、感染対策を取って開催しても良かろうということとなり、6月中旬に開いた。

 

幹事は私がすることとなり、会場は仲間の一人が紹介してくれたホテル内の和食店にする。予約の際、ワクチンの接種証明が必要か問うと今は不要とのこと。

 

予約は、開店時間の11:30から、ロビーで少し待ってから個室に案内される。こういう雰囲気に接するのも3年振りだ。テーブルの上には、対面者の飛沫防止用に大きなアクリル板が設置されている。主賓をシャンパンの乾杯で祝した後、会席料理を頂きながらの歓談となる。

 

皆さん、3年間の自粛から解放され、話が弾み、大いに笑い、これまでの辛抱を一気に吹き飛ばしたようだ。私もお酒のピッチが上がって、後半の料理は何が出たか殆ど覚えていない始末だ。

 

最後は、主賓に用意した誕生祝いの言葉が書かれたデザートプレートでお祝いし、お開きとなる。楽しい時間はあっと言う間に過ぎたが、出席者の皆さんには、存分に喜んででもらえたようで、幹事も無事務めることができ良かった。気心の知れた仲間と心置きなく会食できるのは実に楽しい。