四月最終週

近所で綺麗に咲いていた八重桜、ハナミズキも青葉になった。今歩いていて目に付くのは赤紫のツツジ(アザレア)と黄色のモッコウバラだ。

 

 

 

 

陽気が良くなって、春の草花を眺めながらも、今この時点でウクライナでは戦争が行われていて、毎日多数の犠牲者が出ていると考えると、心が曇る。

 

ロシア軍にほとんど制圧されているウクライナ南部マリウポリでは、ウクライナ軍(アゾフ連隊)が製鉄所に立てこもり抵抗を続け、女性子供を含む民間人約1000人、負傷兵500人も製鉄所に避難している。周りはロシア軍が包囲しているので、物資は底をつきかけている。

 

この状態が続けば、ロシア軍が攻撃しなくても、立てこもっている兵士・民間人は、兵糧が尽きて、悲惨な恐ろしい状態になると懸念される。

 

私は数日前、自分がこの製鉄所の中でウクライナ人とともに避難していて、阿鼻叫喚の地獄図のような世界で苦しんでいる夢を見た。目覚めても非常に後味が悪く怖かった。

 

国連事務総長が、製鉄所からの市民の退避に関する協議を、ロシア、ウクライナ当局と行ったとのニュースも入っているが、少なくとも民間人の安全な退避が一刻も早くなされるよう祈る。

 

一方、国内のコロナ新規感染者は、一日4万人前後(4月28日現在)で地方では高止まりや増加しているところもあるが、都市部では減少傾向にある。そんな中、今年はコロナが流行してから初めての行動制限のないゴールデンウイーク(GW)を迎えることとなった。

 

4月29日のGW初日の前夜は、六本木、新宿、渋谷の繁華街は、コロナ自粛のうっ憤を晴らしたい若者であふれ、帰りはタクシーがつかまらず、まるでバブルの頃のような様相であったとラジオニュースが伝えていた。

 

 

私の生活はというと、平凡なのは良いことであるが、変わり映えのしない毎日が続いている。四月最終週(4月24日~30日)のなんてことはない日々の日常生活を綴ってみます。

 

4月24日(日)

朝から雨で寒い。午後、傘をさして歩いて公民館に向かう。(Hサークルの卓球練習会が開催される公民館は、自宅から近いので歩いて通っている。)

 

雨のせいか参加者は、いつもの半分くらいの5人であった。卓球台は3台あるので、5人という人数は非常に効率が悪い。6人だと、3台の台をフルに活用して二人ずつ対面で練習できるのだが、5人だと、二人と三人に分かれて、台は2台で一台は未使用となる。

 

練習の立ち位置はくじで決めるので、参加者が多いと一台で3人とか4人の練習となり、一台で二人だけの対面練習に当たるのはラッキーなことなのだ。

 

それでも、参加人数が少ない分、練習は密度が濃くなったような気がした。

 

テニス仲間でもある同い年の友人が、今日は欠席したので、いつも卓球練習後に二人でコーヒーを飲みに行くMACへも寄らずに帰宅した。

 

4月25日(月)

昨日とは打って変わって朝から晴れて暑くなった。今日は珍しくテニスも卓球も無い日なので、普段やり残していることをまとめてやった。

 

・布団干し/洗濯/大雑把な室内掃除

 

・青汁プレゼントハガキ: 私が毎日飲んでいる青汁の箱に付いているシールを10枚ためて、ハガキに貼って出すと、同じものが一箱プレゼントされるというもの。

 

・段ボールたたみ: 飲料と料理の水は、全てペットボトルの天然水を使用している。これを、土曜日のスパーまとめ買いの時に、2ℓペットボトル6本入りの段ボール箱で買ってくる。この空き段ボール箱が直ぐに溜まって、部屋を占領することとなるので、7~8箱になったら畳んで資源ごみに出すことにしている。

 

・孫への誕生ケーキ注文:孫の誕生日にはネットでケーキを予約して送っている。三姉妹の三女がGW明けに誕生日を迎えるので注文した。ネットでは、ローソクの追加を忘れたので、店へ電話して追加する。

 

夜、ビデオに録画しておいたWOWOW制作の「オペレーションZ」を観る。

「オペレーションZ」は、真山仁の原作で、新潮45に連載され2017年に新潮社から刊行された経済小説をドラマ化したものだ。

 

日本がデフォルトという国家財政破綻の危機に直面し、草刈正雄演ずる首相の密命で組織された財務官僚チーム「オペレーションZ」が、国家予算半減の難題に挑む様子が描かれている。

 

具体的には社会保障費、年金、地方交付税をゼロににする案に、当然ながら厚労省総務省から猛反発され、国会対策、メディアを使った国民へのアッピールの様子がリアルに見るものに迫ってくる。

 

さすがWOWOWドラマだ。作りがしっかりしている。1話1時間で、6話連続だ。3話までは前日までに見たので、この日はの後半、4話から6話までを一気見した。

 

4月26日(火)

今日はKテニスとS卓球が重なったので、S卓球に欠席のメールを入れてKテニスに行く。

この日、今年の1月から「前立腺がん」で休んでいた仲間が、手術後の経過も良くなったということで、テニスを再開した。病気以前と同じ動きをしていて皆安心する。テニスが終了した後、雨が降り始めた。

 

4月27日(水)

今日は亡き連れ合いの16回目の命日だ。午前中に墓参りに行く。彼岸やお盆と違って平日なので、広い霊園墓地には誰もいなかった。お墓を掃除し花を生けお参りする。「もう16年か」と16年前のことが目に浮かぶ。

 

今日は命日であるとともに、娘の誕生日でもある。臨終の枕もとで「私の誕生日に行かないでよ~!」と叫んでいた娘の声が、耳に焼き付いている。娘には辛い宿命を背負わさせてしまった。ひとしきり墓前に佇み感慨にふけり、又来るからと言って墓を後にした。

 

午後は、昔の会社の寮で一緒だった仲間との「オンライン放談会」に参加する。コロナが流行してから、オンラインミーティングをするようになって、今回が3回目だ。

 

前二回のソフトはZOOMで行ったが、ZOOMだと40分で切れるので、今回はMicrosoftのTEAMSにして、一度休憩を挟んで2回連続開催として、60分×2=120分にしたいと主催者から連絡があった。TEAMSを事前にインストールしておいた。

 

メンバーは7人であるが、その内の一人が、前日からめまいと吐き気の症状が出て静養していると連絡が入り、6人で開催した。近況を一人ずつ話す。参加者はコロナ禍の社会を、皆元気で過ごしているようで安心した。次回は秋の10月頃と決まって退場する。

 

4月28日(木)

毎週金曜日に行っているリハビリセンターが、明日は祝日で休みなので、振り替えで出席した。

 

木曜日は金曜日より利用者が多く、金曜日のストレッチや体幹下肢トレーニングのスペースが狭かった。

 

木曜日の理学療法士さんは、二人で、一人は私を指導してくる若い男性、もう一人は火曜、木曜に出勤する若い美人の女性だ。この女性の理学療法士さんとは、振り替えの日しか会わないが、会うと色々雑談する。

 

下肢のマシントレーニングをしていて、何気なく彼女の手を見たら、左の薬指に指輪が嵌められているのを発見した。「○○さん(彼女の名前)結婚してたんだ~。キャピキャピのハタチ前後のお嬢さんかと思ったよ~」と言うと「もう歳ですよ~」と謙遜する。

 

今どきの女性は、みんな本当に若くて美しく見える。昨年秋にここを辞めて博多へ引っ越した看護師さんも、この彼女と双子のようにそっくりで、その看護師さんも独身と思っていたら結婚していた。

 

4月29日(金)

今日は朝から雨が降り続き、終日家から一歩も出ずに過ごした。

 

孫の三姉妹の長女が中学に進学したが、部活のことで悩んでいると聞いたので、アドバイスのメールでも送ろうと色々考えたが、良い言葉が見つからずグズグズしていたら、一日が終わってしまった。

 

4月30日(土)

昨日の雨に対し、今日は朝から気持の良い晴天に恵まれた。班長の役目である自治会費集金を明日に予定していたが、明日はまたも天気が下り坂というので、前倒して本日集金する。

 

私の担当する班は、全て戸建てで固まっており、世帯数も11と少ないので、留守宅が無ければ集金は2時間とかからない。皆さんご近所さんなので、殆どの方は顔見知りであるが、道で会えば会釈して挨拶するくらいのつきあいだ。

 

集金に伺うと、連れ合いが生前懇意にしていた方からは、私の子供の現況について尋ねられたり、若干の世間話もした。

 

集金は順調に終わったが、このあと、集計、班長の徴収原簿作成と地区会長として地区内各班の集計、地区会長の徴収原簿の作成作業が残っている。

 

夜はNHK-BSPで「伝説のコンサート 中森明菜スペシャルライブ1989」を観た。明菜ちゃんの8周年ライブだ。彼女の最も脂の乗り切った時期のもので、パンチのある歌声、カッコいい振付に、明菜ファンでもある私は大満足した。