立春の頃

二月に入って、暦は節分、立春と慌ただしく過ぎて行った。吹く風は冷たく、今はまさに早春賦の歌の文句「春は名のみの風の寒さや」の時期だ。

 

2月9日の朝、ベランダで洗濯物を干していて、空を見上げたら真っ青で、心が晴れ晴れとした。風は冷たかったが、陽の光が1月より強くなった感じだ。

 

翌10日は、日本列島の南に南岸低気圧が通過し、全国的に雨や雪となり、私の住む関東地方南部も朝から雪が舞い、午後には数㎝積もり気温も13時頃 0℃と寒かった。

 

そして次の11日は、低気圧も過ぎ去り朝から青空が広がり、前日とは打って変わって暖かくなった。三寒四温で少しづつ春に向かっているのだろう。

 

花は早咲きの梅が見ごろだ。

 

       写真ACより    むすす!さんの作品

 

私の日常はと言うと、週2回のテニス、週2~3回の卓球、金曜日のリハビリセンター通 い、土曜日の買い出しと毎度同じパターンが繰り返され、日が経っている。そんな中、立春の頃の近況を綴ってみます。

 

1⃣ 小さなトラブル

小さなトラブルが連続して発生した。

まず、パソコンを操作していたら、画面に「充電容量が少なくなりました」の表示が出た。パソコンは常にACアダプターケーブルを接続したままで使用しているので、「おかしいな」と思ったが、そのまま使っていたら、電源が切れてしまった。

 

ケーブルの接続が悪いのかと、パソコンのコネクターやコンセントのプラグを数回出し入れする。その日はケーブルを繋いだままパソコンの使用は止めて就寝。翌朝充電量を見ると一晩充電したはずなのに数%と100%にはなっていない。

 

そのまましばらく放置してから、ACアダプターかバッテリーパックに不具合が生じたのかと、このパソコンを購入した家電量販店へ持っていく。店で充電量を見ると、100%になっている。「なんだ、ケーブルの接続が悪かっただけか」とそのまま、持ち帰る。

 

自宅でケーブルを接続して、この日は外出予定があったので、夕方まで放置した。18時頃帰宅して、充電量を確認すると、又数%だった。再度量販店へ持ち込んで診てもらうと、ACアダプターの不具合と判明する。純正品はメーカーからの取り寄せになり、時間もかかるというので、市販のアダプターを買って取り替えた。解決した。

 

翌日、朝食中にカリッと言う音とともに、左下奥歯の金属のかぶせ物が剥がれた。歯医者さんに電話して、本日中の再取り付けを依頼し、テニス後の予約が取れた。取り付けは簡単に終わり、ついでに口内チェックと洗浄をしてもらって帰る。

 

帰宅して夕飯仕度をしようとガスレンジを点火すると、カチカチ音が鳴り続け、その内火も消えてしまった。他の2台のコンロも同様の現象を示す。「これはまずい!調理できない」とレンジメーカーへ修理依頼の電話する。対応した女性に「このところの寒波で、修理依頼が殺到しているので、いつお宅へ伺えるかは分からない」と言われた。

 

「当分は料理ができないのか」諦めていると、修理担当の男性から電話が入り、「明日午後なら、行くことができる」と言われ、即修理に来てもらうこととする。

 

この日は、午前テニス、午後卓球であったが、午後はガスレンジの立ち合いで、急遽卓球は欠席にする。

 

翌日午後、修理員が点検すると、コンロは3台とも正常に点火する。「湿気でリレーに不具合が生じたものが、乾燥して元に戻ったのだろう」とのこと。彼はパネルを剥がして、内部の点検とバーナーの清掃をし、点火プラグを交換をして修理を終えた。費用は部品(点火プラグ)代200円に出張代、修理工料他を足して7,150円だった。

 

2⃣ オンライン懇談会

入社当時、同じ寮で生活した7人の仲間による7回目のオンライン懇談会が開催された。使用アプリは、マイクロソフトのTEAMSである。このアプリをインストールしてから私のパソコンは、動きが非常に遅くなり、使い勝手が悪くなったので、前回の懇談会の後にアプリを削除した。

 

今回、アプリを再度インストールして、懇談会に備えた。13:30開催なので13:15から会議への接続を試みたが、接続が上手くいかず、10分ほど遅れての参加となってしまった。

 

前回の懇談会の後、7人のメンバーの内4人がコロナに感染してしまい、話題もその体験談の披露となった。幸い4人とも軽症で済み、今は4人とも元の元気な姿が画面に現れ安心する。

 

その後雑談で2時間はあっと言う間に過ぎた。こうして7人が画面上で一堂に会して、顔を見ながら話ができることは、一昔前では考えられなかったことで、あらためて文明の利器に感謝する。

 

3⃣ 恋愛ドラマ

国内ドラマが好きで、CS放送で再放送されたものを録画して時々見ている。WOWOW制作の「連続ドラマW]は、原作、脚本がしっかしていて、社会派ドラマや経済ドラマに、重厚で見応えがあるものが多い。

 

「いい年をして」と笑われるかもしれないが、民放制作の恋愛(純愛)ドラマも私の好きなジャンルだ。

 

愛していると言ってくれ 全12話」を三日かけて一気見した。このドラマの脚本は北川悦吏子、主演は常盤貴子豊川悦司だ。以前、北川-常盤コンビの「月に祈るピエロ」という大人の恋愛を描いた非常に秀逸なドラマを見て感動したので、この作品も期待できそうと思い録画した。

 

愛していると言ってくれ」は、1995年夏にTBS系金曜ドラマ枠で放送されたもので、聴覚障害のある青年画家・晃次(豊川悦司)と女優を目指している劇団研修生の若い女性・紘子(常盤貴子)との純粋で繊細なラブストーリーだ。

 

このドラマの時代(25年以上前)の通信手段は、ケータイはまだ無く、手紙、電話、FAXくらいだった。二人の意思伝達は、晃次の耳が聞こえないので、電話は駄目で、手話、メモ帳への筆記と手紙、FAXだ。

 

紘子は晃次と密に連絡したいがために、劇団研修生には破格な125,000円もするFAXを無理して購入する。今は数万円で買えるのに、当時FAXはこんなにも高価だったのかと驚いた。

 

二人の連絡がつかない時は、確かめる為直接相手の家へ行く。晃次が紘子のアパートへ猛ダッシュで走るシーンが沢山ある。そして何度もすれ違う。ケータイかスマホがあればこんなシーンは不要となる。

 

私は放送当時、このドラマの存在は知らなかったし、リアルタイムで見ていない。当時平均視聴率は、21.3%、最終話では28.1%を記録した人気のドラマだったようだ。

 

見終わった感想は、「現在とは通信手段が異なることで、ケータイ、スマホの無い時代の方が、返って新鮮な恋愛模様を醸し出すものだなぁ」ということだ。

 

このドラマのテーマソングは、DREAMS  COME  TRUE の「LOVE  LOVE  LOVE 」だ。

 

この曲はドラマの全編に渡って、BGMとして流れている。純愛ドラマに相応しい曲だ。下に添付します。

  


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