弥生三月

今年の立春以降の気温は、平均的には例年より高めであったが、4~5月くらいの陽気の日もあれば、真冬の寒さの日も交互に訪れ、寒暖差が非常に大きな気候であった。又朝と昼の寒暖差の大きな日も多く、体調を崩された方も多いようだ。

 

寒暖差が大きいと、精神的にピリピリするらしい。夫婦げんかも多くなるとネット記事にあった。

 

 

今日3月3日は桃の節句・雛祭りである。冬から春に向かってウキウキするこの時期に行われる雛祭りは、雛人形を飾り女の子の健やかな成長と幸せを願うもので、華やかで心和む行事だ。

 

わが家も娘が子供の頃、中学生くらいまで雛人形を飾っていた。人形は「顔が命」と言うだけあって、じっくり眺めていても飽きがこない美しい顔立ちには癒されたものだ。

 

       写真ACより  ヒロタカ05さんの作品  

 

今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は、紫式部を主人公にした平安朝を描いたもので、衣装など雛人形を想起させる。  

 

大河ドラマは、2008年に放送された「篤姫」以来見ていなかったが、今年は初回から見ている。私のこのドラマの感想は、今までのところ「特に失望したところがなければ、特に感動したところも無い。可もなく不可もなく」というところか。

 

戦国時代や幕末と違って、この時代を背景としたドラマを仕立てるのは難しいと思うが、1976年放送の平安中期の平将門を主人公にした「風と雲と虹と」は面白かった。海音寺潮五郎の原作が優れていたからだと思う。

 

「光る君へ」は大石静のオリジナル脚本だ。これから面白くなるかどうかは、大石静の力量にかかっている。

 

 

森山愛子が歌う「恋草子」の一番の歌詞は、「さくら三月 弥生の頃は 胸に涙の花吹雪・・・」である。

 

少し前までは、桜と言えば四月のイメージであったが、最近は年々開花時期が早くなり、恋草子の「さくら三月」という文句にも違和感が無くなってきた。

 

ウェザーマップ社は、今年の東京の開花予想を3月17日、満開予想を3月27日(2月29日更新)としている。今年は4月5日に昔の会社の仲間と、横浜で花見を兼ねた食事会を予定しているが、花見には少々遅いかもしれない。

 

 

三月と言えば学生にとっては、春休み、終業式、卒業式の月だ。はるか昔の学生時代の三月を思い出す。

 

大学3年の春休み、同じ科程のクラス全員で、中国、四国地方の化学、石油会社の工場見学に行った。案内してくれるのは、我が校の卒業生だ。実際の工場でプラントを見学したのは始めての体験だったので、興味深く新鮮だった。

 

新居浜の化学工場を見学して現地解散となる。その後親友のH君と四国一周を左回りで旅をした。H君とは2年の春休みに九州旅行をした仲だ。高知では高知大学学生寮に泊めてもらった。

 

切符は四国周遊券を買っていたので、国鉄(JRの前身)と国鉄バスは全線乗り放題だ。徳島県へは行けなかったので、出来るだけ徳島県に近づこうと、御免から剣山地に向かう国鉄バスに乗る。終点は山の中の何もない所だった。折り返しの同じバスで高知に戻った。四国からの帰途は、高松から船で大阪に行き、難波花月で漫才を見て帰った。

 

 

大学4年の春休み、卒業式は3月25日だったが、卒業式ギリギリまで実験をしていて毎日実験室に通っていた。そんなある日、サークル仲間のU君の家へ、学生時代最後の飲み会をしようと訪れた。

 

話と酒が進み、二人で何本もの酒瓶をを空けたが、それほど酔った記憶がない。U君は経済学部で、東京の銀行に就職だ。この夜は一晩飲み明かし、翌朝そのまま実験室に行く。U君とはその後東京で何回も会って食事をした。そのU君は3年前帰らぬ人になった。豪快で繊細な男だった。

 

 

今回は、三月に纏わる思いついたことをアトランダムに綴ってみました。脈絡が無くてすみません。

 

 

 

ハラスメント

<カスハラ>

朝のニュースで、東京都が「カスハラ防止条例」の制定を検討していると報じられた。「カスハラ」とは「カスタマーハラスメント」のことで、客の立場をいいことに暴言を浴びせたり、過度な要求を突きつけたりすることだ。

 

以前スーパーのレジで、高齢の男性がレジの女性に対して大声で怒鳴っているのを遠くから見たことがある。男性は誠に見苦しく、レジの女性が気の毒でもあり「仕事とはいえ、大変だな」と同情した。

 

年を取ると脳の前頭葉機能が低下して感情を上手くコントロールすることができなくなる傾向があると言われている。それと、男性高齢者の場合、テストステロンという男性ホルモンが低下して精神面が不安定な状態になることがあるそうだ。

 

スーパーで見た高齢の男性は、上記のような症状によるものかもしれないが、怒鳴られる側のストレスは大きなものになる。

 

高齢者でなくとも、商品の購入者が、電話でクレームをつけ、担当者やコールセンターの相手に対して、理不尽な要求をし、それが叶わないと罵詈雑言を浴びせると言った話はよく耳にする。

 

「カスハラ条例」の具体的な内容については。これから検討とのことであるが、条例の制定が「カスハラ」の抑止に繋がれば喜ばしいことだ。早期の実現が期待される。

 

 

<マルハラ>

最近「マルハラ」が話題となっている。「マルハラ」とは、大人世代から若者へのLINEの文章で、最後に句点の「。」が付いていると若者は「怖い」とか「冷たい」と感じたり威圧感を感じたりすることらしい。

 

私なんかは、文章の終わりにマルを付けるのは当たり前と思い、LINEでも必ずマルを付けていた。マルが若者には威圧感を与えると聞かされると、戸惑ってしまう。若者世代はLINEでは基本的にマルを使わなくて、普段見慣れていないので、ついているとその意味を考えて「怖い」「冷たい」とか威圧感を感じてしまうということだ。

 

昭和の人間からすると「そんなこと知った事か!」とも思うが、彼らの感情を配慮して、今後若者とのLINEでは、マルなしの短い文章を心掛けようと考えた。

 

 

<ハラハラ>

「ハラハラ」とは、「ハラスメントハラスメント」の略称で正当な行為をハラスメントだと主張する嫌がらせ行為のことだ。

 

近年、様々な種類のハラスメントが問題となっていることを利用して、自分の権利を過剰に主張する事例が増えている。

 

昔と違い、今の会社の上司は部下への接し方が大変難しくなっている。部下の不適切な行為に対する指導や、スキルアップのための厳しいノルマ設定が、部下からパワハラと訴えられることがあるそうだ。

 

プライベートに関するコミュニケーションに関して、昨今はプライベートには一切踏み込まれたくないと考える人間が増えているようだ。「奥さん元気?」と聞いただけで、「プライベートなことを聞いている、気持ち悪いセクハラだ」と騒ぎ立てられた例もあるという。

 

ハラハラが蔓延すると、部下が成長しなくなったり、職場の雰囲気が悪くなったり、モチベーションが低下する。ゆゆしき問題である。

 

友人と話していて、職場以外でも、自分が気に入らない相手の言動に対して、やたらとハラスメントだと主張する人がいると言っていた。私の周りには、そのような人が見当たらないのは幸いなことだ。

 

 

<セクハラ/ジェンダー不平等>

セクハラの定義は、「相手の意に反する性的言動」とある。ハラスメントは個人の尊厳や人格をを不当に傷つける行為で、相手にその意図がなくとも受け取る側が不快に感じれば、ハラスメントは成立する。ジェンダー不平等は社会的・文化的な性別に基づく偏見だ。

 

私は、大袈裟かもしれないが、歌謡曲、特に昭和時代の歌謡曲の歌詞には、今の概念からすると「セクハラ/ジェンダー不平等」に当たるものが多くあるのではと思っていた。

 

昭和の時代、まだ男尊女卑の思想は根強く、女性とは男性にとって「可愛いもの」「男性に尽くすもの」との考えが一般的であった。歌謡曲の男の作詞家は、女心を表わすのに男の目線で、男の身勝手な願望を交え、男心をくすぐる様に書いたと思われる。

 

・「なみだの操」  殿さまキングス   作詞 千家和也

 ・・・あなたの決してお邪魔はしないから

    おそばに置いてほしいのよ

    お別れするより死にたいわ

    女だから・・・

 

・「恋の奴隷」 奥村チヨ  作詞 なかにし礼

 ・・・あなたの膝にからみつく

    子犬のように

    だからいつもそばにおいてね

    邪魔しないから

    悪い時はどうぞぶってね

    あなた好みのあなた好みの

    女になりたい・・・

 

・「だんな様」 三船和子 作詞 鳥井実

 ・・・私の大事な だんな様

    あなたに寄り添い いつまでも

    心やさしい 女房でいたい・・・

 

・「時の流れに身を任せ」 テレサテン 作詞 荒木とよひさ

 ・・・時の流れに 身をまかせ

    あなたの色に 染められ

    一度の人生それさえ 捨てることもかまわない

    だから お願い そばに置いてね

    いまは あなたしか 愛せない ・・・ 

 

そして、極めつけは次の「浪花恋しぐれ」だろう。

 

・「浪花恋しぐれ」  岡千秋/都はるみ  作詞 たかたかし

    芸の為なら女房も泣かす

    それがどうした文句があるか

    ・・・

    なんやそのしんき臭い顔は

    酒や!酒や!酒買うてこい!

    ・・・

    あんた遊びなはれ 酒も飲みなはれ

    あんたが日本一の落語家になるためやったら

    うちはどんな苦労にも耐えてみせます・・・ 

 

 

昨今の自立した女性からすると、このような歌詞は「バカ言ってるんじゃないわよ」と不快に感じるのではなかろうか。

 

私自身は、昭和の人間なので、これらの曲自体は好きで否定するものでは無い。あまりセクハラを主張し過ぎると「ハラハラ」になる。

 

 

 

 

 

二月第三週

一週間前は雪が降って寒かったが、今週に入って日本列島南に大きな高気圧が居座り、南からの強い暖気が流れ込んで、全国的に3月から4月の陽気となった。冬の寒さの中でたまに暖かい日があると、動き易くもあり有難いものだが、この真冬の時期に極端に暖かい日が数日も続くと、気持ちが悪い。この季節に見合った寒い日の方が心が落ち着く。

 

二月第三週の日々の日常を綴ります。

 

2月11日(日)

先週一週間悩まされたパソコンのエクセルの不具合を直してもらおうと、このパソコンを購入した家電量販店の修理コーナーにパソコンを持ち込んだ。不具合は、エクセルのアプリが消えてしまったことで、ワードやアウトルックは正常に動いていたが、それらを含めたマイクロソフトオアシスのアプリを一括して再度インストールしてもらった。

 

これにより、エクセルの不具合は解消した。「エクセルのアプリが消えたと分かった時点でここに来ていたら、一週間無駄な作業をせずに済んだのに」と悔やんだが元の状態に戻って一安心する。

 

2月12日(月)

午後、H卓球に行く。開催場所は公民館の大会議室、使用料は2時間800円、会費は室料800円を参加人数で割った額(端数は切り上げ)を毎回その都度代表の私が徴収している。この日の参加者は8名。本来一人100円を徴収すべきだが、端数の剰余金が800円を超えていたので、この日は無料とした。たった100円のことであるが、参加者には喜ばれた。

 

テニスはコート代が1300円で、やはり参加人数で割って精算していて、一人200~300円だ。卓球もテニスも非常に安い料金で、運動ができ、仲間とのコミュニケーションがとれ、楽しむことができる。ありがたいことだ。

 

2月13日(火)

12:30からの火曜テニスに行く。快晴でこの日の当地の最高気温は16℃、三月下旬の気温だという。一週間前は防寒上衣を着てプレイしたが、今日は長袖シャツにした。それでも一ゲームプレイすると、頭は汗で帽子が濡れた。私は汗かきなので、頭はタオルを巻いてサンバイザー、長袖シャツは脱いで、半袖のTシャツ一枚でプレイを続けた。この恰好で丁度良い気温だった。

 

2月14日(水)

水曜朝8時半からの水曜早朝テニス、このサークルのメンバーが最近退会したりして、常時参加できる人数が5人となってしまった。代表のKさんから新しく入会してくれそうな人がいないか打診される。

 

かつて私が入会していたテニスサークル(2年程前に解散した)の仲間のHさんが、脊椎間狭窄症で足が不自由になって、テニス活動を休止していたが、病気が治って又テニスをしたいとメールを頂いたことがあった。Hさんに水曜テニスへの勧誘を試みる。Hさんも乗り気で、水曜テニスへの参加を承諾してくれた。

 

今日はHさんの参加初日だ。Hさんは元々テニスがお上手な方だったが、プレイの様子を見てもブランクは全く感じられず、溌溂とプレイされていた。代表のKさんからも「良い人を紹介してくれた」と礼を言われる。Hさんからもこのサークルがお気に召したようで礼を言われる。双方から礼を言われ、このサークルの役に立てて良かった。

 

2月15日(木)

この日関東地方は最高気温が20℃を越え、冬のこの時期としては異例の暖かい日となり、春一番も吹いた。その報を聞いてキャンディーズの「春一番」を口ずさむ。

 

   風が吹いて暖かさを運んできました

   どこかの子が隣の子を迎えに来ました

   もうすぐ春ですね

   彼を誘ってみませんか・・・

 

ところで、「春一番」が気象庁で気象用語として正式に採用されたのは。この歌が流行した後のことらしい。NHKラジオのニュース番組「NHKジャーナル」で、気象予報士が言っていた。流行り歌の影響力たるや凄いものだと感心した。

 

先月に録画してあったWOWOWの連続ドラマW「プラチナタウン①~⑤」を昨日今日の二日に分けて見た。

 

原作は楡周平高齢化社会の日本が抱く「老後」の新しいライフスタイルを模索するドラマだ。エリート商社マンから北海道の故郷の町長に転身した主人公が、150億円の負債を抱えた町に、高齢者のテーマパークや理想の老人ホームを作って町を「プラチナタウン」にするという夢のプロジェクトに挑む姿を描いたものだ。

 

主人公は大泉洋が演じている。WOWOWの「ドラマW」は、骨太でリアリティがあって見応えのする作品が多い。大泉はこの作品が「ドラマW」の初出演作だそうだが、熱演している。大泉自身がこのドラマのような北海道出身で、この役は将にはまり役で、実在の町長と思えるくらいだ。エンターメント作品として面白かった。

 

2月16日(金)

毎週金曜日のリハメンテ施設へは、歩いて通っている。その途中に幼稚園があり、去年初めころから、現在の園舎を取り壊して新しい園舎の新築工事が行われている。幼稚園保育を行いながらの工事なので、工事期間が長い。今朝その前を通ると、今迄工事シートに覆われて見えなかった新園舎が、シートが取り払われて見えるようになった。

 

 

新園舎は木造総二階建てだ。この幼稚園は、地元の名士N氏一族が運営していて、この地域では歴史があることで知られている。私の娘もここでお世話になった。近年の少子化で幼稚園経営も大変であろうが、だからこそ、他の幼稚園と差別化を図り、園児獲得競争で有利になるよう園舎を新築したのかなと考える。

 

2月17日(土)

午前中にスーパーへ買い出しに行く。店の飾り付けは、節分、バレンタインが終わって、雛祭り用になっている。

 

商品棚も柑橘類はこれまでのみかんに加えて「ぽんかん」「デコポン」が並ぶようになった。野菜売り場では、「わらび」「フキノトウ」や「食用菜の花」といった春を感じる野菜が見られるようになった。

 

最近外出をしていないので、季節の移ろいは専ら(もっぱら)、スーパーで体感している。

 

 

 

梅ふふむ/Excel

<梅ふふむ>

二月になって4日に立春を迎えた。「立春」と聞くと周りはまだ冬の寒さではあるが、これから訪れる春麗らがそこまで来ているようで心がウキウキする。

 

当地は、立春の4日が生憎の雨で、翌5日は雪が降り、その後2~3日ぐずついた天気だったが、9日頃からようやく晴天に恵まれるようになった。 

 

今頃は丁度、仄かな匂いを漂わせて咲き始める梅の時期だ。ネットで、この時期にピッタリの記事を見付けた。巫女ライターの紺野うみさんが「暦生活」に書いた「梅ふふむ」だ。

 

私は、この記事で「梅ふふむ」という言葉を始めて知った。なんてやさしくも美しい言葉なんだろうと感動した。文章も素敵なので紺野さんの文をそのまま転載させて頂きます。

 

           写真ACより   aya53さんの作品

 

「梅ふふむ」紺野うみ(暦生活より)

「今にも開きそうな梅の花のつぼみを表現した可愛らしい言葉『梅ふふむ』 俳句の世界では初春の季語にもなっている。漢字で『梅含む』と表記するが、あえてひらがなで『ふふむ』 日本語のやさしさや、たまらない味わい深さを感じさせている。

 

『うめふふむ』と口に出すと、その愛らしさに心がキュンとなる。口角が自然と上がってしまう。あとほんの少しで開こうとしている『つぼみ』はその内側にポンとはじけるようなエネルギーを秘めているように思う。小さな花がいよいよ外の世界に顔を出す柔らかくも元気に満ちた力です」

 

 

Excel

H卓球の資料を作ろうと、Excelのアイコンを何度もダブルクリックしたが開かない。アイコンをよく見ると、うすくなっている。「おかしいな」と思いながら、パソコンの「全てのアプリ」をチェックすると、Excelのアプリが消えていた。

 

Word、Outlookのアイコンは今まで通りで、ダブルクリックするとアプリは正常に開く。

 

パソコンで不具合があると、JCOMの「おまかせサポート」に加入しているので、電話で相談する。

 

JCOMのオペレーターは私のパソコンを遠隔操作で確認し、「この不具合は、JCOMでは取り扱わないので、メーカー(東芝)に相談して欲しい」と言われてしまった。

 

仕方なくメーカーに電話する。録音音声で、「○○の場合は××を押してください」という。その番号を押すとまた「○○の場合は××を押してください」とアナウンスがあり、それが延々と続く。結局担当者と電話で話すことができず諦めた。

 

しばらく考えて、「アプリが無くなったのなら、又インストールすればいいのでは」と思いつき、検索で「Excelのインストール」を調べてみると、マイクロソフトオフィス(Excel/Word)無料インストール」が見付かった。

 

YouTube動画で、「オフィス無料インストール」の具体的な方法や解説を見てみると、「無料のオフィス」はWEB版で、最近改良されて、すごく使い勝手が良くなって、通常のソフトと遜色が無くなったということだ。

 

動画に従って、「オフィス」のインストールに取りかかる。そしてすぐに行き詰まる。最初のサインインをする画面に到達出来ないのだ。再度JCOMに電話する。別のオペレーターが対応してくれて無事インストールができた。

 

JCOMのオペレーターも人によって、対応が異なるようだ。「最初にこのオペレーターと当たっていたら、手間が相当省けたのに」と思う。

 

早速WEB版Excelを使ってみる。過去に作成したExcel文書は半年前までのものは、WEB版にも残っていたが、それ以前のものは消えていた。

 

新規に作成する分にはいいが、昔作ったものを修正して作り直すことができなくなった。Excelが使えるようになっただけでも良かったと考える。

 

実際に新規に作成し始めると、操作ツールバーが常時開いていなかったりしてとまどったが、何とか作成し終わった。これを会員に配布する為、印刷しようと「印刷」をクリックすると「デバイスにすでにインストールされているプリンターから印刷されます」とのメッセージがでた。

 

プリンターは先日新しい機種に交換していたので、今のプリンターでは印刷できないことが判明する。

 

翌日、昔の会社の仲間から貼付資料付きのメールが届き、その貼付を開こうとしたら、又もや開かない。この資料は相手がExcelで作った文書ということで、又もやExcelがらみの不具合だ。

 

そのことを発信元のMさんに電話で知らせると、FAXで送ると言う。我が家のFAXは10年以上使っていなくて、FAX機能が失われていた。「どうしたものか」と考えて、まずコンビニで着信できないか訊いて見ると「できない!」と言われる。二店訊いたがだめだった。

 

次に近所の薬局を尋ねる。受付の女性に「医療に関する資料ですか?」と言われ「一般の書類」と答えると「それではだめですね」柔らかく断られた。仕方なくお隣さんに行って事情を話し、FAX受信を依頼することができた。

 

今日はこれから家電量販店へ行って通常のExcelソフトを入れ直そうと思う。今週はExcelに振り回された一週間だった。

 

 

 ラブストーリー

「年甲斐も無く」とか「いい年をして」と笑われそうだが、私は「ラブストーリー」が好きである。映画やドラマはそれが公開された時とか放送されたと時には見ていないが、CSで再放送されたものを録画して見ている。

 

「ラブストーリー」の中でも、胸がキュンとなるような純愛ものはとくに良い。見終わっても、いつまでも余韻が残る。

 

以下に私の印象に残った作品を列挙します。

※作品紹介文中の名前は、役名ではなく、俳優の名前を使っています。

 

1⃣ 洋画

・「プリティー・ウーマン」  (ジュリア・ロバーツ、リチャードギア)

ラブストーリーと言うよりシンデレラストーリーなのかもしれないが、私はこの映画       で、ジュリア・ロバーツのファンになった。

 

・「ノッティングヒルの恋人」 (ジュリア・ロバーツ

ハリウッドの有名女優とイギリスの平凡な本屋の青年との奇跡的な出会いと恋の行方を描いたもの。 どこかオードリーヘップバーンの「ローマの休日」を思い起こさせる。

 

 

・「追憶」      (バーブラ・ストライザンドロバート・レッドフォード

 

 

映画の全編に流れる主題歌(The WayWeWere)のメロディーが何とも切なく聞こえる。同じ大学で知り合ってから約20年間の二人の関係を描いている。結婚したが、生き方の違いによりバーブラのお腹に子供を身ごもった時に別れる。数年後ニューヨークの街角で偶然再会した二人は過去の思いに溢れかえりそうになるが、別々の道を歩んでいこうとするラストシーンに共感した。

 

・「めぐり逢えたら」  (メグ・ライアントム・ハンクス

シアトルに住む妻に先立たれた孤独な男性のラジオメッセージを聞いたボルチモアの女性記者が心打たれる。ラストのエンパイアステートビルの屋上で出会うシーンが良い。

 

 

 

2⃣ 邦画

・「幸福の黄色いハンカチ」  (高倉健倍賞千恵子

・「遥かなる山の呼び声」   (高倉健倍賞千恵子

共に北海道を舞台にした山田洋次監督の作品、山田監督は高倉健倍賞千恵子の魅力を上手く引き出している。

 

・「駅 STATION」      (高倉健倍賞千恵子

晦日の夜、北海道増毛駅前の若女将倍賞千恵子の小料理屋で高倉健が吞んでいる。店は二人きりになり、テレビからは紅白で八代亜紀が歌う「舟唄」が流れている。倍賞千恵子健さんの肩に頭を寄せてしんみりと聴いているシーンが頗る(すこぶる)良い。寡黙な健さんとしっとりとした倍賞千恵子がこの場面に溶け込んでいる。監督は降籏康男、雪の風景描写も素晴らしい。

 

 

・「Love Letter 」         (中山美穂<二役>)

主人公博子は、事故で亡くなった婚約者の昔の住所に、あてのない手紙を出すと婚約者と同姓同名の女性から返事がきて、彼女が婚約者の友人と分かる。その後婚約者の中学時代の様子が少しずつ分かっていく。喪失感をテーマにしながらも、初恋の甘酸っぱさをも兼ね備えた作品だ。

 

 

・「花束みたいな恋をした」         (有村架純菅田将暉

終電を逃したことで出会った二人が、映画や音楽の趣向が全く同じことから恋に陥る。大学を卒業して同棲も始めたが、二人は価値観が違って、「追憶」のように最後は別れることになる。

 

 

・「君の膵臓をたべたい」      (浜辺美波北村匠海小栗旬

余命1年と宣告された女の子(桜良)が、やがて訪れる死に怯えながらも、そんな素振りは微塵も見せず、周りを気遣って明るく振舞っている。「僕」と桜良は正反対の性格なのでお互い自分に欠けている部分に憧れをもって成長していく。

 

後述の「雪の華」も余命1年を宣告された女性の話しであるが、作品としてはこちらの方が数段優れていると思った。    

 

 

<ヒット曲を題名にした作品>

・「涙そうそう」<モチーフ:夏川りみ涙そうそう> (妻夫木聡長澤まさみ

沖縄那覇を舞台に、自分の店を出すために懸命に働く兄が、血のつながりのない妹と一緒に織り成す物語。ラストシーンからのエンディングに流れる「涙そうそう」の曲が涙を誘う。

 

・「ハナミズキ」<モチーフ:一青窈ハナミズキ>  (新垣結衣生田斗真

北海道の高校時代に水産高校の生田と恋に落ちた高校生の新垣結衣が、その後大学に進み、就職してからも、遠くに離れ、時にすれ違いながらも10年間愛を貫き通そうとする姿を描いたもの。新垣結衣が映画の中で、年齢と共にだんだん美しくなっていく。

 

・「糸」 <モチーフ:中島みゆき・糸>       (菅田将暉小松菜奈

平成元年生まれの主人公の二人は、13才の時北海道で恋するが、小松菜奈は北海道を去る。8年後二人は東京で再開するが、それぞれ別の道を歩み始めていた。更に10年後二人は運命の糸によって再び巡り合うことになる。二人の関係を平成の時代とともに描いた作品。

 

・「雪の華」<モチーフ:中島美嘉>  (登坂広臣中条あやみ

余命1年と宣告された女主人公が、ひょんなことで登坂と出会い恋をする。生前に悔いを残さぬようにと、1ヶ月の「恋人契約」を結び、二人でフィンランドへも旅行する。契約が終わって、入院前に再度フィンランドへ一人でオーロラを見に行った彼女を登坂が追いかける。  この映画の感想には酷評も散見したが、ラストの赤いオーロラは合成かもしれないが、圧巻だった。

 

 

 

3⃣ 国内ドラマ

・「天気予報の恋人」      (佐藤浩市深津絵里稲森いずみ

配役はバツイチの気象予報官・佐藤浩市、FM曲のDJ深津絵里、その友人のシングルマザー稲森いずみ。いずれも恋愛下手な3人の男女が織り成す三角関係を描く。

 

 

・「青い鳥」          (豊川悦司夏川結衣鈴木杏

真の幸せを求めて彷徨う(さまよう)男女の姿を描いたもの。田舎の平凡な駅員が人妻とその娘とともに全国を逃避行する。

原作・脚本は野沢尚、本ドラマはラブストーリーの傑作だと思う。

 

 

・「愛していると言ってくれ」   (豊川悦司常盤貴子

 

 

聴覚に障害がある新進青年画家と女優を目指す若い女性との純粋で繊細なラブストーリー。

脚本は北川悦吏子、将にラブストーリーの王道を行くドラマだ。

 

 

・「オレンジデイズ」       (妻夫木聡柴咲コウ

どこにもいそうな大学4年生の妻夫木と病気で聴覚を失い心を閉ざしてしまった柴咲のラブストーリー。大学の卒業を1年後に控えた若者たちの青春ドラマでもある。脚本は北川悦吏子

 

 

・「スローダンス」         (妻夫木聡深津絵里

妻夫木は今自動車教習所で働いているが、大学時代には映画監督を目指していた。高校時代の教育実習生だった深津と再会したことから、夢を捨てきれない男と強気だが恋に奥手な女の恋が始まる。

 

 

・「ホタルノヒカリ」        (綾瀬はるか藤木直人

恋に仕事に華やかであろう20代の人生を、恋愛を半ば放棄して、ぐうたらに過ごす「干物女」雨宮蛍を綾瀬はるかが演ずる。恋を放棄した干物女恋物語だ。

 

 

・「姉ちゃんの恋人」        (有村架純林遣都

両親を亡くし、3人の弟を養いながら、ホームセンターで働く27才彼氏なしの姉ちゃん(有村架純)。明るくて前向きでちょっとガサツな姉ちゃんが、職場で恋に落ちる。そんな姉ちゃんの恋の物語。

 

 

・「月に祈るピエロ」         (常盤貴子谷原章介

メールを通じて知り合った男女が心を通わせていく「大人の恋愛」を描いた作品。この作品のキャッチコピーは「二人は一度も出会わずして、一番大切な人になった」である。

 

名古屋の中部日本放送CBC)が制作し、2013年10月5日にTBS系列で放送された。脚本は北川悦吏子、彼女の出身地岐阜県郡上八幡を舞台に、大人の男女の心情をリアリティに満ちた台詞で丁寧に描いている。

 

将来に不安を抱えた現代社会の中で、新たな一歩を踏み出す再出発の物語だ。

 

私はこの作品が、「ラブストーリー」の中ではベスト1だと思っている。

 

 

 

 

'24年初場所の朝之山

昨年最後の九州場所は、場所前の稽古で痛めたふくらはぎの怪我で初日から7日目まで休場した。中日8日目から出場して、4勝4敗7休となり、東前頭筆頭から西前頭7枚目まで番付を下げた。

 

昨年末、九州場所が終わって足の治療に専念したが完治までには至らず、年内は本格的な稽古はできなかった。

 

年が明けて初場所が真近に迫り、徐々に稽古量を増やしていき、元稀勢の里の声かけもあって、二所ノ関部屋へ出稽古に赴いた。ここで新鋭の大の里と4番手合わせをして朝之山は1勝3敗と負け越す。朝之山はこの結果に納得できず、再度二所ノ関部屋への出稽古を願ったが、調整がつかず叶わなかった。

 

1月14日(日)大相撲初場所が開幕した。朝之山の場所前の稽古は十分とは言えなかったが、先場所のような怪我も無く初日を迎えることができた。

 

1. 序盤戦

      

          対戦相手        決まりて        勝敗        

初日      前頭7枚目 一山本      押し出し        勝

二日目     前頭6枚目 金峰山      寄り切り        勝

三日目     前頭6枚目 湘南の海     寄り切り        勝 

四日目     前頭8枚目 北青鵬      寄り切り        勝

五日目     前頭8枚目 平戸海      寄り切り        勝

 

初日、先場所敢闘賞を受賞した一山本をなんなく押し出しで破ると波に乗り、朝之山は序盤戦を危なげなく勝ち進んだ。特に、二日目の金峰山戦は、実況のアナウンサーが取組後に「朝之山は、立ち合いの踏み込み、かける圧力、そして左上手、言うことないんじゃないですか」と言うと、解説者は「もう言うことないです」と褒めていた。

 

序盤の朝之山は、アナウンサーの言うように立ち合い鋭く踏み込み、圧力をかけて一気に前に出て勝負を決める朝之山らしい勝ち方をしている。

 

<4日目>

私は序盤戦の山は、四日目の北青鵬戦だと睨み、この一番に勝てれば今場所は優勝争いに加われると予想した。

 

朝之山は、幕内になって二回北青鵬と対戦して、立ち合い変化されたり、204㎝の体格を生かした攻めに翻弄されて負けている。この日取組前に朝之山は、「考えてもきりが無い。思い切っていこう」と力強く踏み込み、一気に前に出て圧勝した。

 

          <4日目 寄りきりで北青鵬を下す>

 

これで、序盤5日間は5連勝と中盤、終盤が楽しみになってきた。

 

 

 

2. 中盤戦

          対戦相手      決まりて      勝敗

六日目     前頭5枚目 錦木    下手投げ       勝

七日目     前頭9枚目 明生    寄り切り       勝

中日(八日目) 前頭10枚目 玉鷲   すくい投げ      負け

九日目     前頭14枚目 阿武咲   休場       不戦敗

十日目                 休場

 

 

中盤に入ると、序盤のような盤石な勝ち方ではないが、六日目七日目と勝ち進み、六日目に琴の若が敗れて1敗となった時点で、幕内では全勝が朝之山一人となり、優勝争いは朝之山が引っ張る展開となった。

 

解説者の多くは、元大関の朝之山が前頭7枚目の位置での序盤の全勝は驚くには当たらないとし、優勝争いに朝之山に目を向ける者は少なかった。

 

私は、ファンの贔屓目(ひいきめ)かもしれないが、中盤の十日目迄に1敗くらいでいき、序盤のような朝之山の相撲を取れば、上位と当たっても十分勝つことができ優勝も夢ではないと思うようになっていた。

 

<中日>

そして中日に玉鷲と対戦することとなる。朝之山はここまで幕内単独トップの7連勝、これまでの対戦成績でも勝ち越している玉鷲に勝って8連勝として、中日での勝ち越しを決めたいところだ。

 

両者が土俵に上がると、場内は至る所に朝之山の応援タオルが揺れ、歓声と熱気に包まれる。9割方は朝之山の応援と思われる。玉鷲はこの日、通算出場記録が1572回に達し史上10位となった。玉鷲は館内の朝之山の大歓声に「自分にとっても記念の日だ。ナニクソ、一泡食わせてやろう」と思い奮起したに違いない。

 

立ち合い、激しい玉鷲の突き押しに朝之山は、のけ反りながらも突き返して前に出ていく。玉鷲のまわしに手がかかりそうになった時、玉鷲が左に振ったすくいなげで朝之山に土がつく。この際踏ん張った右足を捻じった感じとなり、土俵下に転げ落ちた朝之山はしばらく立ち上がれない。花道を引き揚げる時は特に右足を引きずる様子は無く、記者にも「大丈夫」と答えていた。

 

やはり右足を挫いた(くじいた)ようで、翌朝には腫れも広がり四股を踏むこともできずに九日目からの休場を協会に申し出た。

 

単に一敗だけで済んだのなら、まだまだ優勝争いに加わって、今場所は面白いものになっていたであろう。誠至極に残念だ。朝之山は優勝戦線から脱落した。

 

 

 

3. 終盤戦

           対戦相手       決まりて      勝敗

十一日目                  休場

十二日目    、             休場

十三日目     前頭3枚目 豪ノ山    小手投げ       勝

十四日目     前頭筆頭 熱海富士   寄り切り       勝

千秋楽       関脇 大栄翔     引き落とし      負け

 

休場してからも朝之山は途中出場を窺っていたが、十二日目の朝稽古で、蹲踞(そんきょ)※ができるようになり、少しは踏み込めるようになった。まだ相撲を取る稽古はしていないが、師匠高砂親方に十三日目からの再出場を申し出た。

※蹲踞:相撲の基本姿勢で、つま先立ちで膝を曲げて腰を下ろし、膝を開いた姿勢を取   ること

 

親方は「できればしっかり治してほしいけど、本人が一番わかっているから。出るからには思い切ってやってほしい」と再出場を了承する。

 

<13日目>

再出場最初の取組相手は、前頭3枚目の豪ノ山に決まる。豪ノ山の今場所は、ここまで4勝8敗と負け越しているが、立ち合い後の下からの圧力が強力な若手の有望力士だ。

 

取組は、立ち合い朝之山が珍しく2回つっかけた※。解説の宮城野親方(元白鵬)は豪ノ山が立つのが遅いと指摘する。3度目の立ち合いで朝之山は豪ノ山の圧力を受け若干押し込まれたが、これを受け止めた朝之山は右からの小手投げで豪ノ山を土俵に裏返した。

※つっかける:仕切りで、呼吸が合わずに相手より先に立ち上がりかけること

 

取組後、記者の質問に「相撲の内容は受けてしまって良くないけど、タイミングよく小手投げが決まった。勝てて良かった。心配した右足も大丈夫、声援もあるし」と答えている。これで、8勝2敗3休で今場所を勝ち越した。

 

<14日目>

対戦相手は前頭筆頭の熱海富士、熱海富士は、先場所、先々場所大活躍して前頭筆頭まで番付を上げて今場所に臨んだが、序盤戦の大関、関脇戦で4連敗し、ここまで6勝7敗と後が無い。今日負けると負け越すことになるので、何としても勝ちたいところだ。

 

取組は、立ち合い後出足に勝る朝之山が、鋭く右を差し熱海富士を一気に寄り切った。土俵際、朝之山が前に落ちたが、熱海富士の足が先に俵の外に出ていた。

 

今日勝って、9勝2敗3休となり、明日の千秋楽で二桁勝利を目指すことになった。

 

<千秋楽>

対戦相手は、14日目の取組中の放送では、優勝を争っている関脇琴の若の名前も挙がったが、全取組終了後、2時間位してようやく関脇大栄翔に決まった。

 

朝之山は大栄翔に対して分が悪い。不祥事以降幕内に上がってから、大栄翔に不戦敗を含めて4連敗している。これまでの雪辱を果たし、この場所を二桁白星にして終わりたいところだ。

 

立ち合い朝之山は大栄翔の突き押しに下がって土俵際でこらえていたが、一瞬の引き落としに手を付いてしまった。

 

千秋楽を終わって、9勝3敗3休の成績で初場所を終えた。

 

 

朝之山は今場所、又もや怪我に泣いた。怪我をしなければもう少し勝ち星を上積みできたはずだ。

 

来場所前の3月1日に朝之山は30才になる。若い実力のある力士がどんどん上に上がってくる。彼らに対抗する為にも、是非とも怪我をしない身体作り(四股を毎日500回以上踏むとか)に励んでほしい。

 

 

1月半ば

1月も半ばとなって正月気分もほぼ抜けた。元日の能登半島地震の復旧がはかどらず、いまだに停電、断水が続いている所も多く、被災された方々は、寒く不便で辛い生活を余儀なくされている。心よりお見舞い申し上げます。

 

暦でも1月20日から「大寒」に入り一年で最も寒い時期を迎える。この寒い時期、冬の殺風景な風景の中に、寒椿や山茶花が彩を添え、ロウバイも咲き始め清潔感のある仄かな甘い香りが漂い心穏やかにしてくれる。

 

  写真ACより  「ピンクの寒椿、山茶花」  pokopooh さんの作品

 

    写真ACより  「可憐な蝋梅」   リッチョマー さんの作品

 

1月15日からの一週間の日常を綴ります。

 

 

1月15日(月)

朝8時前に、近所のかかり付け医を受診する為に、番号取りに行った。この医院は、9時半診療開始であるが、早い受診番号を獲得して早く受診を済ませたい人は、医院が開く8時前に玄関前に並ぶのである。

 

私が到着した時には、既に7人が並んでいた。医師は通いで8:15頃に来て玄関を開けてくれる。この医院は私の最寄り駅の近くにあるので、並んでいる横の道路を沢山の通勤通学客がぞろぞろと往来していた。

 

何とはなしに、その人の流れを見ていたら、女子高生と思しき若い女性が、上半身はマフラーをしたり、コートを着て暖かくしているが、下半身は丈の短いスカートで素足を晒して歩いていたり自転車に乗ったりしていた。

 

私のような寒がりの者からすると、見るからに寒そうで、身体にも悪いだろうなと、彼女らの意志の強さと覚悟のスタイルに脱帽する。

 

番号を取って一旦家に帰った後に再度医院に行って診察を受けた。診察と言っても、毎日飲んでいる血液凝固抑制剤と降圧剤の残りが少なくなったので行っただけだ。

 

医師が「何か身体の異常はありませんか?」と訊いたので、「ごくたまにではあるが、『めまい』がする」と答えると、目の動きなどを調べて「良性発作性頭位めまい症」と言って特に問題ないでしょうとのことだった。

 

午後H卓球に行ってその帰りに、SさんとMACに寄る。大相撲初場所が昨日から開幕している。Sさんは私の影響で相撲ファンになっていて、朝之山の今場所の成績を予想して私と賭けをしていた。私は、12勝か11勝 Sさんは10勝か9勝。相撲談義に花が咲いた。

 

1月16日(火)

12:30からの火曜テニスに行く。今日は寒かった。当地の最低気温は-2℃、12時頃の外気温は7℃であった。天気は晴れていたが風が強く体感温度はこれより相当低かったと思われる。強風でボールが流されたり、止まったりしてプレイには支障があったが、いつものように楽しく過ごす。

 

今日は寒かったので、夕飯の酒の供は「鰤大根」と「鱈ちり湯豆腐鍋」とする。共に冬の晩酌のあてとしては、申し分が無い。

 

箸で切れるほど柔らかく煮込んだ大根は、鰤のエキスをたっぷり吸い込んだ味沁み大根となっていて美味である。大根の後に熱燗を流し込む。「ワカコ酒」のように「プッシュー!」と言いたくなる気分だ。

 

1月17日(水)

朝8時半からの水曜テニスに行く。この時の気温は3℃であったが、晴れて風が無く昨日よりも暖かく感じた。空は真っ青に澄み渡り、少々寒いが青空の下、健康でテニスできる幸せに感謝した。

 

帰宅して、パソコンのネットサーフィンをしていたら、また「トロイの木馬」による「コンピューターウィルスに感染したので、下記に電話するよう」とのメッセージがでた。去年も一度体験した詐欺メッセージだ。

 

直ぐにシャットダウンしたが、再起動すると又詐欺画面が現れ、この画面がロックされていて消去できない。JCOMに電話で消去法を教えてもらい消すことができた。

 

この対応に時間がかかり、15時からのS卓球は遅れて参加した。

 

1月18日(木)

書店で本を買い、直ぐに読まずに「積読(つんどく)」状態になっている本が多くある。今日は昼に時間ができたので、それらの本の一部を書棚から取り出し、二階の陽当たりの良い部屋へ持って行って、背中に陽の光を浴びながら目を通した。

 

部屋はストーブやエアコンを付けなくとも十分暖かく、また陽の光の暖かさは穏やかで心地よく改めて太陽の恵みの有難さを痛感する。

 

持ち込んだ本は、

 ①佐野洋子著「神も仏もありませぬ」

 ②井上荒野著「小説家の一日」

 ③宮脇俊三著「史記のつまみぐい」

 

①と③の著者は既に故人である。

 

①は豪胆で歯に衣を着せない作者のエッセイ

②は、短編の名手が「書くこと」をテーマにした10作品の短編集

 

②の中の短編「料理指南」を通読したが、短編小説の面白さが詰まった作品だった。

 

③は私の敬愛する紀行作家・宮脇俊三さんの司馬遷史記」に纏わるエッセイである。今回は「商君列伝」の章だけを読んだが、いつか時間をかけてじっくりと読んでみたい。

 

 

1月19日(金)

8:30にリハメンテに行く。利用者は、施設内に備えられているお茶やソフトドリンク自動取り出し機を自由に使って飲むことができるが、私はここに通い始めた時から「紅茶花伝・ピーチティー」を買って持参し飲んでいた。私が毎回運動の合間にピーチティーを飲む姿は、スタッフや周りの利用者が知るところとなった。

 

それが今日初めて持参するのを忘れてしまった。私が施設の飲料を紙コップで飲んでいると、皆に「今日はピーチティーどうしたの?」と訊かれた。私とピーチチィーの関係は、ここでは既成事実となっていたようだ。

 

スタッフの中に、いつもテキパキと仕事をこなしている若い看護師さんがいる。今日別のスタッフから、彼女には、中学生を頭に3人の子供がいると聞かされた。私は彼女がZ世代で、独身のお嬢さんかと思っていたので、ビックリした。

 

私の鑑識眼が衰えていることは事実だろうが、それにしても近年の女性は押しなべて若く見える。どの世代でも実年齢より10才位若く見える女性が多い。「女性が若く美しく見えるようになった」と言うと最近では「女性を美醜で判断するのは良くない」とか「男性の上から目線の考え方」と非難されそうだが、ここは素直に「喜ばしいこと」と思いたい。

 

1月20日(土)

午前中から雨で、最高気温も6℃と寒い一日だった。午前にスーパーへ買い出しに行く。

 

店の飾り付けは、来月の節分用の福豆が並べられていた。今日から「大寒」で魚売り場では、「寒ブリ」「寒鱈」「寒サバ」「寒しじみ」を取り揃え、「脂がのって美味しいよ」と宣伝していた。週一の買い出しで季節の移ろいを感じる。

 

午後のH卓球の後、今日もSさんとMACへ行って、大相撲談義。今場所調子の良い朝之山の話で盛り上がる。