前回に引き続き、コロナ関連の話を綴ることとする。
③ 医療従事者の苦境
病院がコロナに対応しようとすると、隔離の為の施設の改修、ベッドの確保、
感染防止 用具の調達といったハード面の対応に加え、コロナ専門医師、看護師
の配備等が必要となる。
元々人手不足の現場だから、コロナにより医療従事者の個々人への負担は激増
したことだろう。
一方、コロナで一般患者の通院入院が減り、又コロナ専用病床設置により、
一般病床が削られ、病院の経営は、非常に苦しくなっているということだ。
夏のボーナスも支給できない病院も多数あるとニュースで報じられていた。
又、コロナ担当医療従事者の本人や家族が、学校や地域から差別を受ける
ということもあるそうだ。
過酷な労働に耐えて働いているのに、報酬は減らされ、家族は差別されでは、
「やってられるか!!」と啖呵を切って辞めてしまいたいところ、日本の医療
従事者の皆さん、使命感でガンバっていらっしゃる、誠に頭の下がる思いだ。
これらの方々への、負担が少しでも軽減されるよう、我々国民の一人一人が感染
防止に、より一層の注意を払う必要がある。そして国や自治体は、彼らへの
更なる支援を、速やかに実行していただきたい。
④ 海外の感染者、死者の数(2020年8月9日現在の値)
連日、国内の感染者や死亡者の数が報道され、最近その数値が拡大していること
から、国民は不安な日々を過ごしている。
目を海外に向けると、感染者数に関しては、日本5万人弱に対し、
アメリカ500万人、ブラジル300万人、インド220万人と上位3か国は
日本の50~100倍と凄い数だ。
コロナによる死者の数も、人口100万人当たりで比較すると下記となり、
欧米と比べアジア各国の数値が低い。
京大の山中教授が「まだ詳しいことは分からないが、遺伝子の違いによる
ものではなかろうか」と言っていた。
(人口100万人当たりのコロナ死亡者の数)
アメリカ494人、ブラジル477人、インド32人、ロシア102人、スペイン606人
イギリス700人、イタリア583人、フランス452人、ドイツ110人
中国4人、日本8人、韓国6人
⑤ 地球温暖化と新たなウィルス
今回のコロナ感染が収束しても、地球には新たなウィルスによる感染が懸念
されるという。
それは、温暖化により、シベリア等の永久凍土が溶けて、その中に閉じ込め
られていた何億年も前の未知のウィルスが、地上に拡散し、人類に新たな感染
をもたらすというものだ。
この話を聞いて、十分有り得ることだと思った。これは一国だけの問題では
ない。全世界の人類の叡知を絞って対処すべき問題だ。
⑥ 株価動向
全世界へのコロナ感染拡大による景気悪化の懸念から、今年2月から3月に
かけて、株価はダウ、日経ともリーマンショック以来の大幅な下落となった。
その後コロナによる感染状況は一向に改善されてないにもかかわらず、株価は
上昇し、ついに感染拡大前の値まで戻った。
現在、コロナにより世の中の景気は、日本、世界とも凄く落ち込んでいるのに、
何故株価だけが元にもどったのか不思議だ。
私は、株の投資はしていないのでよく分からない。
株価を左右させている機関投資家はかなり先を読んでいるのだろう。
昨日の伊藤洋一さん(TBSラジオ森本毅郎スタンバイコメンテーター)の話
では、NYダウの株価は、テスラ(電気自動車メーカー)が牽引して押し上げて
いるそうだ。