お盆のころ

今年の月遅れのお盆が明けた。今年は、コロナの感染が始まって初の行動制限のないお盆とあって、交通機関や高速道路の混雑状況もかなりコロナ前に近づいた。

 

コロナ第七波の感染者は、お盆のころにはピークを越えたと思っていたら、8月19日の発表では、全国の感染者は、二日連続で過去最多を更新して、26万人以上が感染している。

 

感染者の増大で救急搬送が支障をきたし、病床数の逼迫が連日報じられている。医療現場は相当疲弊しているようだ。行政の更なる支援が求められているが、今のところ芳(かんば)しい対策の話は聞かれない。 

 

私の身の周りでは、これまでコロナの感染者は一人もいなかったが、七月下旬にオンラインの雑談会をしたばかりの仲間の一人が、感染したとのメールが入った。幸い軽症で自宅療養期間も過ぎ、普通の生活に戻ったとの報告も受けた。それからテニスサークルの仲間の一人が、濃厚接触者となってテニスを休んでいる。

 

身の周りでは無いが、私が早朝聞いているTBSラジオのキャスター生島ヒロシさんもコロナに感染し、1週間休んで復帰した。生島さんの番組は、健康情報の提供が柱であるだけに、生島さん自身も健康管理には細心の注意を払い、コロナの予防となると思ったら、鼻うがいを始め、幾多の対策を講じ、それをラジオで報告していた。

 

その生島さんが感染したのだから、現在のコロナ株の感染力が如何に強いかが分かる。「コロナに打ち勝つ」などと勇ましいことは考えない方が良いと思う。コロナに罹らないのは運が良いだけと思った方がよさそうだ。

 

マスク、手洗い、換気等のこれまでの対策を取った上で、適度な運動、十分な睡眠と質の良い食事で自己免疫力を向上させるほかないかと考えている。

 

お盆と言っても、我が家は特別な行事は何もない。お墓に行ったくらいで、いつものように、テニス、卓球をし、金曜日にはリハビリセンターに行って、土曜日には買い出しに行くといういつもの生活が続いている。

 

1⃣ ワクチン4回目接種

お盆前に、4回目のワクチンを接種した。1回目と2回目はファイザー、3回目と4回目はモデルナである。1、2回目の副反応は何もなかった。3回目は接種当日の夜と翌日に接種周りの筋肉が痛いだけで済んだ。

 

そして4回目、当日の夜就寝してから、身体全体に倦怠感をおぼえ、接種した腕が痛くなった。トイレに起きて電気を付けようにも、スイッチまで痛くて腕が上がらない。ベッドで寝がえりを打ちたくとも接種した腕を下にできない。

 

不快な一夜が明けて、朝食にしたが食欲がない。起きていても倦怠感は抜けず気持ち悪いので、12時頃ベッドで横になる。3時間程寝て起きたら、気分は少し良くなった。しかし、何かをする気は全く起きない。夕飯仕度もせず外へ食べに行く。食事をしてようやく落ち着いた気分になった。

 

結局翌日には元の生活に戻ることができ、副反応も一日半で済んだ。今回の症状はコロナ菌を体内に入れたことによる反応だろうから、コロナに感染したら、こういう症状になるのかなと思った。

 

それにしても、コロナに限らず、病気で倦怠感を感じ、意欲を消失する症状になることは多々あると思うが、今迄あまりそういう経験が無かったので、その辛さを少し理解できた。前向きに積極的に考えられるのは、身体が健康であってこそだと悟った。

 

2⃣ 真夏のテニス

今はコロナ対策と熱中症対策が必要な時期だ。特にテニスは屋外スポーツなので、熱中症に対しては、十分な注意が必要だ。しかし、私がテニスを始めて以来、コートが取れた場合は雨でない限り、猛暑日でも小まめに水分を取るとか、適時休憩するとかの対策をとって、当然のこととしてプレイしてきた。

 

それが、今年の夏は異常な暑さの日が多いので、火曜テニス(10:30~又は12:30~)の代表者さんから、熱中症アラートが出たら、テニスは中止するとの連絡が入った。サークルの仲間は皆若くないし、常識的に考えて、それも妥当な判断だと思う。8月に入ってからの火曜日は、2日、9日、16日全てアラートが出て中止となった。

 

8月から新しいテニスサークル(水曜テニス)に入会した。今年の4月以降テニスの所属サークルが火曜テニスの一つだけとなり、水曜日が空いていたので、H卓球のSさんの紹介で入れてもらった。水曜日の開催は8:30~で熱中症アラートは出ておらず、10日、17日とプレイできた。

 

3⃣  夕食の楽しみ

S卓球で帰りが5時を過ぎる火曜日を除いて、夕食は4時半頃からとしている。この時間に食卓に酒の肴を並べ、椅子に座れるように台所仕事を頑張る。

 

この時期、酒のつまみとしては定番の、枝豆、冷奴、もろきゅー、焼きナスにその日の副食を「あて」にする。一通り並んだら、やはり夏はビールだ。一人で乾杯する。喉が乾いている時の冷たいビールは格別に旨い。

 

食卓の「あて」の前方にパソコンを置きYouTubeで音楽動画を視聴しながら、夕食をするのが日課だ。動画は「JAY WALK」であったり、「昭和歌謡のサックス演奏」だったり、「森山愛子」だったり色々だが、最近は、寺井尚子さん関連が多い。

 

例えば、寺井尚子さんの「リベルタンゴ」を選曲し、そこからそのミックスリストをクリックすると、YouTube(グーグル)のAI(人工知能)は、実に私の好みを的確に把握した動画をリストアップしてくれる。

 

寺井尚子リベルタンゴ」のミックスリストは、下記曲目が並んでいる。

※印はこのブログで取り上げた曲

 

寺井尚子リベルタンゴ」※1

寺井尚子「Spain スタジオライブ」※3

寺井尚子「キサス・キサス・キサス」※1

寺井尚子リベルタンゴ with  Coba」※1

寺井尚子アルビノーニのアダージオ」

川井郁子リベルタンゴ」※4

川井郁子「死ぬほど愛して」※4

⑧原信夫とシャープ&フラッツ「SING SING SING」

川井郁子「ジュピター」

寺井尚子「Ave maria /cassini 」※1 ※2

寺井尚子「真珠採り」※1

寺井尚子「ライブ Donna  lee 」※3 

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と続く。順番は日によって若干異なることもあるが、動画は概(おおむ)ね、この順に再生される。

 

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これらの曲は私のお気に入りばかりで、そのほとんどがこのブログで取り上げていますので、興味のあるお方は、一読いただければ幸いです。

 

※1 2019年9月23日アップ「寺井尚子さん」:①、③、④、⑩

※2 2020年11月13日アップ「寺井尚子さん2」:⑩

※3 2021年11月23日アップ「寺井尚子さん3」:②、⑫

※4 2021年8月3日アップ「川井郁子さん」:⑥,⑦

 

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何度見ても寺井尚子さんの演奏は素晴らしく、曲が終わるごとに「あんたは 上手い!!」と思わず言葉が出る。

 

お酒の酔いが回った頃に「Donna lee」を視聴すると、寺井さんの超絶技法に拍手し、ドラムの中沢剛さんのソロ演奏には、つい興奮して「GO!GO!イケイケ剛、剛!」と声援を送ることとなる。家内には誰も居らず、外には聞こえないはずなので、周りに迷惑をかけてはいないはずだ。

 

好みの曲を視聴しながら、好みの「あて」で飲むお酒は殊の外美味しく感ずる。一日の至福の時間だ。

 

先のミックスリストの中の⑤「アルビノーニのアダージオ」はまだこのブログで取り上げていなかったので、今回紹介します。

 

これは、レモ・ジャゾットが作曲した弦楽合奏とオルガンのための楽曲で弦楽合奏のみでも演奏されるそうだ。昔どこかで聴いたような郷愁を誘うメロディだ。

 

寺井さんはこの曲を、「クラシックで弾くとこうなります」「ジャズで弾くとこうなります」とお手本のように鮮やかに弾き分けている。クラシックもジャズも詳しいことは分からないが、素人の私には「両方とも上手いな~」と思う。

 


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この動画のコメントを読んでいて、この「アダージオ」に歌詞をを付けて歌っている歌手がいることを知った。その歌手の名前は、ララ・ファビアン、 カナダとベルギーの国籍を持つ今年52才のシンガーソングライター、ミュージシャンであり女優でもあるそうだ。

 

私は知らなかったが、彼女はこれまでに世界中で2000万枚以上のレコードを販売しており、ベルギー人歌手としては、最もレコード販売した歌手とされている。サラ・ブライトマンセリーヌ・ディオンのような世界的なスーパースターということだ。

 

ララ・ファビアンの「アダージオ」は「アルビノーニのアダージオ」に歌詞を付けて歌たもので、注釈によると、「赤い糸を捜して、手繰り寄せようとしている女の子の心情を歌った切ない歌」だそうだ。

 

寺井尚子さんの演奏と合わせてご視聴下さい。7年前のビデオ映像は3500万回以上再生されていたが、ここでは8年前の700万回再生のライブ映像を貼付します。

 


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