前回に続いて「ねこねこ兄妹」の動画について綴ります。
ねこねこ兄妹の動画より
ハーモニーの美しい曲と言えば、古いところでは、シモンズの「恋人もいないのに」ベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」が思い浮かぶ。
男女のデュオでは、トワ・エ・の「誰もいない海」谷村新司と小川知子の「忘れていいの-愛の幕切れ-」男性同士では、井上陽水と玉置浩二の「夏の終わりのハーモニー」が素晴らしいハーモニーで魅了してくれた。
「白い色は恋人の色」はその後、岩崎宏美・良美姉妹がカバーして、二人のコンサートでよく歌っていた。岩崎姉妹は、姉の歌「聖母(マドンナ)たちのララバイ」も、二人でハーモニーを効かせて朗々と歌い上げ、その歌声に聞き惚れたものだ。
岩崎姉妹は女性同士で実の姉妹なので、声質もよく似ていて、ハーモニーを効かせる二重唱には適しているのだろう。
それに対し、「ねこねこ兄妹」は男女でキーの違いもあるだろうし、声質も似ていない。それなのに、二人の声が合わさると美しいハーモニーになっている。これは、前回も書いたが、妹猫さんの声がシンプルで癖が無く、誰にでも合わせられる特技を持っているからではないかと思う。
今回は、妹猫さんが主旋律を歌う男性歌手の曲3曲と、兄猫さんがメインの女性歌手の曲3曲の計6曲を紹介します。今回は、曲の歌詞は省略しました。
③ I LOVE YOU 068/100(妹猫メイン)
リリース:1983年 作詞/作曲:尾崎豊 オリジナル歌唱:尾崎豊
若い男女の切ない恋愛を、ピアノ演奏をバックに尾崎豊が切々と歌い上げた。生前の尾崎のシングルとしては、最大のヒットとなり、カラオケでは、一時若い男性が歌う定番の曲で、どこのカラオケでも聞かれたものだ。妹猫さんの歌唱力が素晴らしい。
④ 何も言えなくて....夏 064/100(メイン妹猫)
JAYWALK 最大のヒット曲、私にとってこの曲は中村耕一が歌うバージョンしか考えらなかったので、女性の妹猫さんの歌う「何も言えなくて...夏」は、とても新鮮に聞こえた。妹猫さんは、声が良くて歌も上手い。兄猫さんとのハーモニーも、JAYWALKとは違った魅力を感じた。
⑤ さくら 048/100(メイン妹猫)
リリース:2003年 作詞/作曲:森山直太朗 オリジナル歌唱:森山直太朗
森山直太朗2枚目のシングルで、森山はこの曲でブレイクし、今では卒業式、桜ソングの定番となり、桜の季節には必ず聞かれる曲だ。これも妹猫さんの歌の上手さが光る。
⑥ ハナミズキ 004/100(メイン兄猫)
リリース:2004年 作詞:一青窈(ひととよう) 作曲:マシコタツロウ
オリジナル歌唱:一青窈(ひととよう)
9.11のアメリカ同時多発テロ発生時、ニューヨークにいた友人からのメールをきっかけに、一青窈が作詞し、始めは「テロ」「散弾銃」「ミサイル」と言った言葉の入った「挑戦的な詩」だったそうだ。それを削っていって「君と好きな人が百年続きますように」の言葉に辿り着いたということだ。
⑦ 雪の華 091/100(メイン兄猫)
リリース:2003年 作詞:Satomi 作曲:松本良喜
オリジナル歌唱:中島美嘉
比較的新しい曲と思っていたら、何と20年も前の曲だった。「ハナミズキ」とともに「ねこねこ兄妹」のハーモニーが冴えわたる名曲だ。
⑧ 会いたい 006/100(メイン兄猫)
オリジナル歌唱:沢田知可子
この曲を始めて聞いたのは、接待で顧客の課長さんと会食した時、カラオケでその課長さんが歌った。宴席での歌としては何ともそぐわない気がしたが、後になって聞き返すと「良い歌だな」と思った。
サビの「今年も海へ行くって、いっぱい映画を観るって、約束したじゃない、あなた約束したじゃない、会いたい・・・Uhh」の二人のハーモニーが美しい。
前回と今回のブログで、「ねこねこ兄妹」がアップしたカバー曲動画を、計8本紹介した。彼らがアップした動画は、既に140本以上となっているので、紹介動画の選定には大いに迷い悩んだ。
ちなみに、8曲に入れようか迷って何回も視聴した動画は下記である。
・チューリップ 「こころの旅」
・チューリップ 「青春の影」
・長渕剛 「乾杯」
・徳永英明 「壊れかけの Radio 」
・来生たかお 「夢の途中」
・スピッツ 「ロビンソン」
・井上陽水 「少年時代」
・小林明子 「恋に落ちて-Fall in love-」
・中島みゆき 「時代」
・中島みゆき 「糸」
・高橋真梨子 「for you」
・テレサ・テン 「時の流れに身を任せ」
・中森明菜 「飾りじゃないのよ涙は」
・松田聖子 「SWEET NEMORIES」
・欧陽フィフィ 「Love is over」
「ねこねこ兄妹」は、今後世に知られ、ブレイクするだろうか?見守っていきたい。