私は子供のころから身体が硬い。立った状態から前屈して両手のひらが床に着く人や、床に座って開脚し上半身を前に倒し、顔や胸までペタッと床に着く人を見ると羨ましい。
私はというと、現在、前屈では頑張っても指先が床から5㎝以上くらいのところまでしかいかないし、開脚に至っては胡坐の状態でも長時間座っておれず、後ろにひっくり返りそうになってしまうほどだ。（従って座禅はできない。）もう長い期間、床や畳に座るということが無くなり、椅子の生活になってしまったからだと思う。
3年ほど前、書店で「ベターっと開脚」という「どんなに体が硬い人でも開脚できるようになる」という触れ込みのハウツー本を見つけ、早速買ってその本に従ってストレッチを始めた。冬の2月頃から、毎晩就寝前に30分くらいかけて励んだ。
半年ほど続けると、さすがに硬い身体の私でも、開始時よりは少しは身体も柔らかくなり、開脚して上半身を前に倒して両手をかなり前方の床に着けるようにはなったものの、目標の肘を床に着けるところまではいかなかった。
そんなある日、腰痛になった。自分では，原因は風呂掃除の時、窮屈な体形で長時間側壁を磨いたことだと思っていたが、お友達にそのことを話すと、「それはストレッチのせいで、すぐにやめたほうがいい」と忠告された。
以来開脚ストレッチはやめてしまったので、すぐに又元の硬い身体に戻り、より硬くなったような気がする。これはマズイと今年の6月頃から30分のストレッチ教室に週1～2回通い始めたが、教室のみで自宅ではやっていないので、効果は心もとない。
