夏至の頃

今年の夏至は6月21日、この日の東京の日の出は4:25、日の入りは19:00で朝の5時前から明るくなり、夕方は19時過ぎても明るい。昼の時間は14時間35分もある。17時に終わる火曜日の卓球の時には、帰宅時に周りの明るさに「日が長くなったなぁ~」と実感する。

 

梅雨は丁度真ん中あたりか、初期には梅雨らしい雨の日が多かったが、このところ晴れか曇りで蒸し暑い日が続いている。又地球温暖化の影響か、日本のあちこちで記録的豪雨が報告されている。

 

夏至の頃の日常を綴ります。

 

6月21日(水)

4ヶ月振りに、昔の会社の仲間とのオンライン懇親会が行われた。これは、コロナ禍になってから始まったものだが、コロナも扱いが5類となって、対面での会合も解禁されたようなので、今後の予定等を話し合おうというものだ。

 

 コロナ前にMさんから静岡県寸又峡温泉への旅行が計画されたが中断となっていた。今回はMさんに、行き先は寸又峡か伊豆方面の旅行で再度検討して頂くこととなった。

 

メンバー7人の近況報告では、今迄ただ一人病気も怪我もなく元気だったKさんが肋骨を折ってしばらく養生されていたと報告された。他の皆さんは、前回の2月以降、身体の異常や特に大きな変化は無く、元気そうでなによりだ。

 

その中で、MHさんの報告が興味深い。彼は島根県石見神楽保存会のメンバーでもあり、神楽用の笛の奏者で、笛の自作もしている。7月末に、我々の勤めた会社が、町内(横浜みなとみらい)のお祭りで、神輿を出して社員/関係者が練り歩くという。

 

MHさんは、このお祭りでは講師として、笛を吹く社員の指導に週一回通っていると言う。お祭りはコロナで3年間中止され、今回は4年振りなので、経験者が少なく苦労しているようだ。例年高層ビルの路地を練り歩く神輿には見物客もいるようなので、皆さんもお時間がありましたら横浜のみなと周辺の散策方々見物にどうぞと誘われた。

 

6月22日(木)

NHK-BSの「日本百名山甲斐駒ヶ岳」を見た。この番組はいつもは30分であるが、この日は前衛の日向山(ひなたやま)や尾白川渓谷を加えた1時間30分の特別番組だった。甲斐駒ヶ岳への登山ルートは黒戸尾根コースだ。

 

南アルプス甲斐駒ヶ岳は、頂上付近が花崗岩で覆われ、白く堂々としたその威容を一目見て虜にされた私の大好きな山である。

 

      写真ACより    yamazaru   さんの作品

 

登山口から山頂まで標高差2200m、ほぼ一本調子で続く急登の黒戸尾根は日本三大急登に数えられる。鎖場や梯子が連続し、両側が切れ落ちた細い尾根や難所も多く、健脚者向けのコースだ。

 

結婚前のまだ体力があった時分、私は単独で大きな荷を背負って黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳に登った。黒戸尾根の途中で、登りが苦しくて何度引き返そうと思ったことか。しかし、苦労の末に辿り着いた山頂から見た360度の絶景(富士山、南アルプス中央アルプス北アルプス八ヶ岳)に、それまでの疲れが一気に吹き飛んだ。

 

テレビを見ながら、当時のことが蘇った。

 

6月25日(日)

この日、H卓球サークルが利用しているT公民館が主催する「公民館利用者懇談会」に現代表の代理として出席した。T公民館を利用している団体は、200近くあり、その内100団体位の代表者が参加していた。

 

公民館からの「5類」移行後の公民館利用手続きの変更点および利用上の問題点の説明の後に利用者側からの要望等について話し合われた。

 

公民館から利用団体への主な指摘は、「昼(12~13時)と夕(17~18時)の各部屋は換気重視から施錠していない。この時間に入室して活動を始める団体があるが、この時間は利用時間外なので入室しないように」というものだ。

 

私たちのHサークルにも、13時からの利用に対して、早く来て卓球の練習を始めている会員がいるので、次回の練習前に全員に周知せねばならない。

 

6月26日(月)

昔からの卓球の仲間で気心の知れた三人が、コロナも「5類」になったので、「久し振りにランチでもするか」ということになった。

 

会食場所の駅改札口横の花屋前で待ち合わせをする。11:40待ち合わせのところ、20分早い11:20分に着いた。そこで、駅通路を行き交う人々を観察する。ほとんどの人がまだマスクを付けていて、着用率は95%以上か?マスクも私のような白い不織布は見当たらず、皆さんカラフルなおしゃれな物を付けていた。

 

この日は蒸し暑く、衣服は完全に夏仕様だ。若い女性の露出度は大きく、目のやり場に困るくらいだ。三人揃ったので店まで歩く。外は日影が無く、強い日差しで数分歩いただけで汗が出た。

 

食事は懐石料理、ビールで乾杯した。久し振りの会食で、話に花が咲く。ビールの後は焼酎のロックで最後まで通した。冷たくて口当たりがよいので、かなり飲んだようだ。

 

店を出て、酔った勢いで「カラオケに行こう!」ということになった。カラオケは嫌いではないが、コロナ禍の時は自粛していたので、久し振りだ。三人三様、曲のレパートリーが異なるが、それぞれが好きなように歌って楽しんだ。

 

久し振りの友人との会食とカラオケ、楽しく時を過ごすことができた。

 

 

6月27日(火)

この日も蒸し暑く風がほとんど無かったので、昼下がりのテニスは暑くて堪えた。

 

二週間休んでいたIさんが、出てきたので、体調でも悪くしたのかと思い「どうしたの?」と尋ねた。すると、Iさんの奥さんが自動車事故を起こして、車が使えなくなって休んでいたとのこと。

 

Iさんの奥さんは、自宅近くでアクセルとブレーキを踏み間違えて、塀などに車をぶつけて車を壊したようだ。幸い奥さん本人に怪我は無く、他人への人身事故にもならなかったのが不幸中の幸いだったようだ。

 

Iさんは電動自転車を買って、本日のテニスに参加した。

 

 

6月28日(水)

早朝テニスの後、SさんとMACへコーヒー&談話に行く。

 

7月9日から大相撲名古屋場所が始まる。朝之山の話になる。

朝之山は今回番付が東前頭4枚目と、前回の14枚目から大きく昇進した。この位置になると、横綱大関、関脇以下の三役と総当たりになると思われる。今までのように下位力士が相手ではないので、白星を積み上げるのは難しくなる。

 

さてこの位置で朝之山は何勝できるか、夏場所に続き、Sさんと賭けをした。私は期待を込めて11勝以上と賭ける。11勝以上で私の勝、10勝以下でSさんの勝である。

 

6月29日(木)

通販で買った商品の支払いに、近所のコンビニに行った。振込用紙を店員に渡すと、支払いは客が自分で自動支払機でするようにと言われた。始めて見る支払機で、紙幣の入れ方が分からない。店員に訊くと紙幣を立てて入れるとのことだった。

 

店員の作業を極力減らすための支払機の導入であろうが、「店員が楽になる分、客は面倒くさくなるのか」と複雑な気持ちになった。