令和5年最後のブログ

師走に入ってからの本ブログの書き出しは、毎回同じような文章で気が引けるが、今年の暮れも押し迫った。

 

街はクリスマスや歳末の買い物客で賑わい、夜になるとイルミネーションが点灯し、今年から解禁された忘年会で盛り場の人出も増えているようだ。インバウンド客も増大し、コロナ禍の3年を取り戻すように暮れの街は活況を呈している。

 

平和な日本で私たちが安穏に暮らしている中で世界に目を向けると、ウクライナパレスチナガザの人々が塗炭の苦しみを味わっている。ニュースを見ながら「何とか和平の兆しが訪れないものか」ともどかしくやるせない思いに駆られる。

 

12月22日は冬至だ。一年の節目の日で、この日から日足が少しづつ伸びていく。気候は「冬中冬始め」の冬至を過ぎる頃から益々寒くなるが、これから昼が長くなるということは、気分的にも明るく楽しい感じがする。

 

以下に、慌ただしい年の瀬に感じたことを綴って、今年最後のブログとしたい。

 

1⃣ 触覚

歩いて郵便局へ行った時、靴の中に砂利が入ったようで、足の裏に当たって痛かった。立ち止まって靴を脱ぎ中の異物を見ると、砂のような小さな粒があった。もっと大きな物を想像したが、意外と小さくて驚いた。普段あまり気にしていないが、人間の触覚って結構敏感だと思った。

 

行儀の悪い話だが、食事をしていてご飯粒をこぼし、ズボンの上に落とした時も、ズボンの中の太腿のセンサーはそれを検知した。

 

皮膚には圧力や振動、伸縮や滑り具合に反応する数種類の細胞やセンサーが埋め込まれており、それらが組み合わさって一つの触感が構成されているそうだ。その感度は、素足で数十ミクロンの太さしかない髪の毛を踏んでも感知できるレベルという。

 

靴の中の砂粒に、足の裏が感知したことが納得できた。

 

 

2⃣ 日の出時刻

 

   写真ACより   「早朝の街の風景3」 Mits39bb さんの作品

 

NHKラジオ深夜便で、日付の変わる0時前に、翌日の日本各地の「日の出時刻」が放送される。その日のアンカーが北の札幌から沖縄の那覇まで順に読み上げる。札幌と那覇の「日の出時刻」が、秋の頃は約1時間も違って、日本も狭いようで結構広いものだと思ったりした。

 

又、東京での夏と冬では「日の出時刻」が2.5時間程違い、ラジオで翌日の「日の出時刻」を聞きながら、季節の移ろいを感じることもある。

 

先日布団の中で半分眠りながら、翌日の「日の出時刻」を聞いていて、札幌の「日の出時刻」が仙台や東京より遅いことに気が付いた。「確か夏の頃は、全国の主要都市では札幌が一番早いはずだったのにな~」と思って調べてみた。

 

札幌、仙台、東京、那覇夏至秋分の日、冬至の「日の出時刻」は下記であった。

 

     夏至(6月21日)   秋分の日(9月23日)  冬至(12月22日)

札幌    3:55         5:22         7:03

仙台    4:13         5:25         6:50

東京    4:25         5:29         6:47

那覇    5:37         6:18         7:12

 

「日の出時刻」を決める要素は、計測地点の地球の経度、緯度、標高、太陽から見た地軸の傾き等色々な要素があるだろうが、私は今迄経度の影響が最も大きいのだろうと漠然と考えていた。

 

今回各地の「日の出時刻」を調べて、夏の札幌の「日の出時刻」は、那覇より1時間半以上早いが、冬は10分ほどしか早くない。これは、「日の出時刻」の差は、経度よりも緯度の方が大きな影響を及ぼしていたのだ。

 

経度がほぼ同じの札幌、仙台、東京の「日の出」が冬になるとその順番が東京、仙台、札幌となるのも緯度の影響で説明がつく。

 

そう言えば、北極や南極の極地では、夏の白夜や冬の一日中夜の現象が起こる。「日の出時刻」は緯度の高い地域ほど緯度の影響力が大きい。

 

 

3⃣ 今年の漢字

今年の漢字」が「税」と発表された。2位は「暑」だったが、個人的には「暑」の方が相応しく思った。

 

とにかく今年の夏は暑かった。この暑さが今年だけの特別な現象であればよいのだが、地球温暖化の流れの中の現象と思われるので、来年以降も今年のような、もしくはそれ以上の酷暑に見舞われると覚悟せねばなるまい。気の重いことだ。

 

 

4⃣ 今年を振り返って

今年を振り返ると、私個人には特にこれと言った出来事はなかった。一週間は、週二回のテニス、週三回の卓球、金曜日のリハビリ、土曜日のスーパー買い出しの繰り返しで日々があっと言う間に過ぎて行った。

 

日常は、テニス、卓球を主体にして過ごした。それらは、ゲームをメインにやっているので、それなりに楽しく面白い。サークル活動は仲間とのコミュニケーションもとれて有意義だ。家では一人で生活することが多いので、仲間とのお喋りは貴重な時間でもある。

 

運動がしたくても身体の不調でできない人が、世の中には沢山いる。それらの人達と比べたら、運動できるだけでも恵まれ、ありがたいと感謝している。。

 

日常の生活に、メリハリをつけ気分転換するため、ちょっとした外出を試みた。今年外出したのは以下である。

 

4月 高川山 富士山眺望ハイキング

5月 東京近代美術館 重要文化財

6月 小菅村ドライブ

8月 花火見物/ 妹と横浜会食

11月 北信濃ドライブ

くらいのもので、あとは友人とのランチや卓球仲間との忘年会、カラオケに行った程度だ。

 

この一年、寝込むことも無く健康に過ごせたことは、何よりもありがたく思っている。

 

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今年の本ブログの更新は、来週はお休みとし、今回が最後とさせていただきます。次回は新年1月7日に更新予定です。

 

今年も本ブログを訪れて頂いた方々には、厚く御礼申し上げます。いつまでたっても、上手く書けず悪戦苦闘しています。

 

来年もよろしかったら、又訪ねてみて下さい。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。