令和6年正月

 

       写真ACより   らなんらなん さんの作品

 

 

明けましておめでとうございます!

今年最初のブログです。本年も、お手すきの折にでもお立ち寄り頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。

 

さて今年は年明け早々、元日の「能登半島地震」二日の「「羽田空港での飛行機衝突」と大きな事故が重なり、正月気分も吹っ飛んでしまい、今年は波乱に富んだ一年が予感されました。気を引き締めて一年を乗り越えたいと思います。

 

昨年末から、年明け最初の一週間を綴ります。

 

12月25日~31日

毎度のことながら、昨年末の最終一週間は「怒涛の一周間」で、大掃除正月準備に邁進した。昨年末も「もう少し早く手をつけていたら」と毎年同じことを後悔している。

 

一人で黙々と室内の汚れ落とし作業をしていると、夢と同じように過去の色々なことが、頭の中を駆け巡る。

 

古い昔の友人のことを思いだし、「あの時二人でこんなことをしたな、こんな話をしたな、彼は今どうしているかな」とか、その他当時の色々な人の顔が走馬灯のように思い浮かぶ。

 

ふと幼少時に母と二人で食事をしていた時のことも思い出した。白菜の漬物の葉をご飯に巻いて「海苔巻みたいだ」と言ったこととか、私が焼き鮭の皮を残そうとすると母は「焼鮭の皮は大黒様が『小判をあげるから、譲っておくれ』って言ったんだよ」と言ったのに対して「ボクなら小判を譲ってもらう」と言った他愛もない会話を思い出したりした。

 

晦日、午前中に買い残した分の買い物をし、午後、酢蓮、里芋煮、高野豆腐の煮ものを作り、買ってきたお節料理を重箱に詰めた。これが私には苦手で、毎年時間がかかる。

 

年越しそばを作って、18時頃やっと一段落がついて夕食とする。余り物のお節を肴に今年最後の晩酌だ。「お疲れさまでした!」と自分を労う。

 

紅白は今年も森山愛子が出場できなかったので関心がなかった。最近You tubeで見た セーラー服姿の「新しい学校のリーダーズ」が歌う「オトナブルー」が気になった。このグループのダンスは首を横に平行移動するもので、歌詞も大人の男性を挑発する刺激的なものだ。山口百恵の「ひと夏の経験」を想起し興味を持った。

 

このグループが今年の紅白の一番最初に出るという。紅白の開会と「オトナブルー」を見て、その後はやはりつまらなくてチャンネルを変える。結局今年もEテレNHK交響楽団「第九」を見て寝た。

 

1月1日(月)

2024年は、穏やかな快晴で明けた。例年は元日に年始挨拶に来ている娘家族が今年は明日の2日となったので、午前中に墓参りに行く。霊園には50人程が墓前に花を供えて新年の参拝をしている。青空の下、広々とした霊園は凛として美しく気持ち良かった。この一年健康に努めることを墓前に誓う。

 

帰宅して届いた年賀状に目を通す。添え書きには、初孫の誕生とか子供が今年結婚するといっためでたいものもあったが、腰痛で歩くこともままならないというお気の毒な賀状もあった。

 

友人から初LINEメールが届いていた。年始の挨拶と私の誕生祝が書かれてあって嬉しい。返信をしてしばらくすると、別の友人からも年始の挨拶メールが届く。こちらは、私の方から連絡しようと思っていた相手だったので、暮れや元日の様子をメールでやりとりする。

 

テニス、卓球サークルのグループLINEが入信していて、メンバーの様々な年始スタンプやカラフルな賀状メールに溢れていた。私のLINEはスタンプを使わない地味なものだが、グループLINEは彩(いろどり)鮮やかで賑やかだ。

 

「今年は穏やかなお正月だね」とメールを打った後の16時頃、能登半島震源とする地震の規模M7.6の大きな地震が発生した。テレビでは輪島の火事も放映され、東日本大震災が思い起こされ、正月の目出度いムードが、かき消されてしまった。

 

1月2日(火)

昨日の晴天が嘘のように、曇りから雨となる。9:30に娘家族5人が年始に来訪した。孫たちに会うのは一年振りだ。中2、小4、小2の三姉妹はこの一年でひとまわり大きくなったようだ。

 

彼女らの昨年の報告によると、長女は生徒会副会長や野球部のマネージャーを務め、次女はダンスでセンターを張り、昨年から始めた空手でも子供大会で優勝したとか、三女はそろばん、水泳、空手に励んでいると言う。しばらく会わぬうちに子供たちはどんどん逞しくなっている。

 

冬休みになって、両親が共働きなので、長女が下の子供たちに弁当を作っているという。その弁当の写真を見たら、カラフルで美味しそうな立派なもので感心し、NHKの「サラメシ」に投稿したらとアドバイスする。

 

やはり孫たちは可愛いものだ。このままスクスクと成長してくれることを切に願っている。

 

一家は〆のすき焼きを鱈腹食べて帰って行った。昼は娘家族の接待にこれ努めたので、夜は改めて息子と二人の新年会を祝った。

 

1月3日(水)

年末年始は、ほとんどテレビやビデオ録画を見ていなかった。今日は時間ができたので、CS放送の「僕の姉ちゃん」一挙放送(1話~10話、1話30分)を4話まで見た。(5話以降は1月5日に見た)

 

この作品は、益田ミリイラストレーター、漫画家、エッセイスト)がマガジンハウスのち幻冬舎文庫に発表したものが原作である。主演は黒木華が姉を演じ、ユーモラスで辛辣な姉と純朴で真っすぐな弟が一軒家で二人暮らししている日常を描いたものだ。

 

Z世代の新人サラリーマンの弟が、仕事や恋愛で上手くいかなくて、家で愚痴ったりぼやいたりすると、独身でアラサーの姉は、手厳しくも愛情をこめて弟にコメントをする。姉の言葉は蘊蓄(うんちく)に富んでおり、独身OLの本音も吐露していて面白かった。

 

1月4日(木)

正月三が日が明けたこの日の午前中に、リハビリでお世話になっているケアマネージャーUさんの面談があった。Uさんからは月一くらいに、健康状態を尋ねる電話があるが、今日は我が家へ来ての訪問面接だ。

 

この一年間の生活の変化、推移などを訊かれる。まだボーっとしたり、若干のフラツキはあるが、ほとんど健常者の生活をしているので、介護保険を適用したリハビリ施設に通っていることには心苦しさも感じると正直に話す。

 

Uさんは、冬場に急増する入浴時のヒートショック、感染症の予防、免疫力を高める生活習慣等について説明をして帰って行った。

 

1月5日(金)

今年最初のリハビリ施設に行ってきた。スタッフや利用者に新年の挨拶をして、いつものストレッチからのメニューをこなした。走行マシンでは大量の汗を流す。

 

<施設の職員から聞いた話>

・言語の先生は、元日に富士山本栖湖からのダイヤモンド富士を見に行った。本栖湖からも見られるが、山女の先生は近くの山に登ってその頂上から見た。本栖湖で待ち受けていた人々は、丁度その時刻に雲に遮られて見ることができなかったという。「山に登って正解だった」と先生は喜んでいた。

 

・スタッフのSさんは、年末の29日、仕事が終わってから車で松本の実家に帰省した。正月の3日まで滞在したので、久し振りにゆっくりできた。近くのスキー場で子供(小1と4才)を遊ばせたり、諏訪湖へ行ってワカサギ釣りをしたが、一人4000円払って一匹も釣れなかった。行きも帰りも高速は渋滞しなくて助かった。

 

施設から帰って直ぐに風呂に入る。明るいうちに入る風呂もいいものだ。

 

1月6日(土)

午前中に今年になって初めてのスーパー買い出しに行く。正月用に買い置きしたものが、まだたくさん残っていて、買い物もいつもの半分くらいで済んだ。

 

午後は今年最初のH卓球だ。会場に行くとまだ二人しか来ていない。開始時間になっても集まったのは私を含めて三人だ。三人の練習となると非常に効率が悪い。Oさんは、家の家事が沢山残っているからと言って帰ってしまった。

 

結局私とKさんの二人で練習することになった。二人だと練習内容が非常に密になり、運動量も増える。二時間みっちり練習でき、Kさんも満足したようだ。

 

1月7日(日)

正月飾りを取り外し、鏡開きには早いが、供えた鏡餅を下す。正月飾りは「どんど焼き」用に地元の神社に持って行く。今年の初詣はまだだったので、ここで済ませた。

 

明日から又、いつもの日常が始まる。