私の好きな曲


真珠とり / リカルド・サントス楽団

私は広く浅くではあるが、ジャズ、クラッシクからポップス演歌まで音楽は何でも好きでよく聴いている。昔はレコード、CDを購入して聴いていたが今はレコード会社さんに後ろめたく思いながらも専らYouTubeだ。

 

阿川佐和子さんの「サワコの朝」というトーク番組で、佐和子さんがゲストの方に①思い出の中で今でも輝いている曲」と②「今、心に響く曲」を質問し、それらの曲に纏わるエピソードで話を盛り上げている。

 

もし私が同じ質問を誰かにされたならば、私は即座に次の2曲を上げるだろう。

①リカルドサントス演奏の「真珠採り」

私が高校2年の文化祭で、音楽部が教室の一角に、レコードプレイヤー、アンプと大きなスピーカーを並べ、教室を訪れた生徒たちからリクエストを募り流していた。その時初めてこの曲を聴いて「なんて素敵な心に沁みる旋律なのだろう」と感動した時のことを、何十年も前のことではあるがはっきりと覚えている。この曲を聴くと当時の甘酸っぱい青春時代が思い出させる。

 

後に調べてみると、この曲はコンチネンタルタンゴで、マランド、ハウゼ他多くの楽団が演奏していて、それらを聴き比べてみたが、やはり初めに聴いたリカルドサントスのもの悲しい演奏が私の感性に一番合っていた。

 


「カバレリア・ルスティカーナ間奏曲」.レイモン・ルフェーブル

 

②レイモンルフェーブル演奏の「カヴァレリアルスチカーナ」

かなり前から耳にしていたが、曲名を知ったのは50代になってからだ。TVのコマーシャルで、一面の緑の草原が風になびく姿がこの曲のストリングスの演奏と非常にマッチしており心打たれた。

この曲はマスカーニ作曲の歌劇の間奏曲なので、クラシックのオーケストラが数多く演奏しているが、私はイージーリスニングの雄、レイモンルフェーブルの編曲演奏しているものが好きだ。クラシックオーケストラに負けないいやそれ以上に素晴らしく仕上がっている。

この曲には本当に心癒されるので、就寝前によく聴いている。