TBSラジオ

私はテレビよりもラジオが好きだ。中でもTBSラジオとはもう30年以上も付き合っている。

 

平日朝6:30からの「森本毅郎スタンバイ」は、国内外の政治、経済、社会、スポーツのニュースをコンパクトに伝えてくれ、新聞数紙のエッセンスを一度に読んだような情報を与えてくれて有り難い。森本さんは「新聞読み比べ」のコーナーで、その日のメインテーマの各紙論調の違いを解説してくれる。

 

各曜日毎に、個性的なコメンテーターが、分かりやすく解説してくれて頼もしい。毎年、年末から正月にかけての1週間は、月曜日から金曜日までの5人のコメンテーターが一同に会し、森本さんが司会して、一年を振り返るとともに、新しい年を予測する座談会番組となる。この座談会を聞くことは、私にとって年末年始の恒例行事となっている。

 

そんな私にとっては耳慣れたコメンテーター(水曜日担当の渋谷和宏さん)や、8:00からの「日本全国8時です」のゲスト(森田正光さん、月尾嘉男さん他2名)が、来週4月からの番組の改編で一斉に降板することとなった。

 

この番組自体30年以上続く長寿番組で、脇を固める方々も長期出演が多い。お天気キャスターの森田さんなどは30年以上の出演という。森田さんは、気象以外にも俳句とか文学の造詣が深く感心したが、森本さんの鋭いツッコミを上手にかわしていたのも面白かった。

 

木曜日の月尾さんは、最先端科学や生物、化学、環境、歴史等の難しい話を大変分かりやすく話され、毎週楽しみに聞いていた。

来週からはこれらの方々の声が聞けなくなるのが寂しい。

 

それから、土曜日15:00からの「大沢悠里ゆうゆうワイド」もよく聞いている。この番組は上記森本さんの番組よりも更に長い34年も続いている長寿番組であるが、4年前、月曜~金曜放送が終了して、週一の放送となった。大沢さんのアシスタントは、各曜日毎に5人いたが、週一の放送となって、金曜日の「さこみちよ」さんが残った。

 

その「さこみちよ」さんが、今日(3月28日)の放送で降板するとのことだ。大阪出身のさこさんは東京出身の大沢さんと34年以上もアシスタントととして仕事を共にしただけあって、お二人のトークは絶妙で、大沢さんの問いかけに対して、さこさんが関西弁でツッコミを入れ、それが可笑しくよく笑ったものだ。また、さこさんの笑い声は絶品で明るい気持ちにさせられた。

 

来週からは彼女の健康的な笑い声が聞けなくなるのは寂しい限りだ。

 

これからも、渋谷さん、森田さん、月尾さんそして、さこさんの活躍を切に願う。