先日、わが町の地図を見ていたら、定規で引いたような直線の一本道が目にとまった。その一本道を横切る幾本かの道路は、車で何度も通っていたが全く気付かなかった。
気になって調べてみると、それは平成合併前の隣町の水源から、県庁所在都市の浄水場までを結ぶ水道管(直径1.5m)が埋設された「水道みち」だったのだ。
この「水道みち」は、全長43㎞、そのうちの12.2㎞がわが町を北西から南東に向かって縦断している。この道は幅12m位の歩行者、自転車の専用道なので、横切る車道からは、見逃していたのも無理はない。
「水道みち」の地図を見ていて、この道沿いに親しくしている二人のお友達の家があること発見。コロナの自粛以来、3ヶ月以上会っていなかったので面会も兼ねてウォーキングに出発する。
一人目のお友達の家の近くで電話する。丁度お昼時で食事中だったようだが、無理を言って家の外まで出てきてもらう。(失礼しました)マスクをし1.5m以上のソーシャルデイスタンスをとって立ち話をする。久しぶりに元気な様子を見て安心した。
さて、ここから「水道みち」だ。周りが畑の中を、直線の一本道が続いている。学校帰りの高校生が、時々自転車で通り過ぎるくらいで、人は一人も歩いていない。
両側は、低木やツツジ等が植栽されており、自動車の騒音や排気もなく、歩くにはもってこいの環境だった。
地図上では、この「水道みち」は、途中県立公園や大学の敷地に突き当たるので、直進は無理で、迂回は覚悟していたが、この道はなんとそれらを突き抜けて先に繋がっていた。
公園内では、この道は菖蒲園の横を通り、ショウブやアジサイの花が目を楽しませてくれた。
二人目のお友達は、歩いている私のために、冷やしたバナナと麦茶を差し入れてくれた。感謝、感謝。
しばらく立ち話をしてお友達と別れ、「水道みち」とも別れて帰途につく。
私はウォーキングで、前にも記した隣町の「尾根緑道」はよく利用しているが、わが町にもこんなに立派な素晴らしい「遊歩道」が有ったことを知らず、全く「灯台下暗し」だった。
ただ、「水道みち」は「尾根緑道」より我が家からは遠く、歩いて2時間弱かかる。
今回の歩行距離:23.7㎞ 歩数:36,400歩 歩行時間:5.0時間