自宅リハビリ生活 2

退院して、今日2月6日は18日目、徐々に日常の生活に戻りつつある。

<食生活> 

私は入院前は、塩分については、全く気にせずに食事をしていた。血圧は若干高く、腎機能を示すクレアチニンの数値も高めではあったが、定期的な内科医の健診でも、とくに注意は受けず、塩分を減らそうとの考えには至らなかった。

 

そして私は、塩分の多い食品(塩鮭、タラコ、つくだ煮;特に、アサリやハマグリの佃煮、更にメーカーまで言えば元祖桑名の新之助貝新時雨蛤、イカの塩辛、海苔佃煮、漬物;糠漬け、粕漬、奈良漬け、梅干し)が、大好きで、これらは毎朝の食卓には欠かせなかった。

 

それから、10年以上前に、お友達に通販の塩、醤油を薦められ、以来ずっとそれらを使用して料理している。

 

塩、醬油とも、市販品に比べると、かなり高価なものだったが、その商品説明によると、市販の塩には、にがり成分(硫酸マグネシウム)が多く含まれいて、それが血液を凝固させ、動脈硬化の原因となる。この通販品は、特殊な製法で硫酸マグネシウムを除去した製品で健康にも良いとある。

 

そして、その塩で作られた醬油(溜まり醤油)は実際味見をしてみると、凄く美味しく、即気に入って以降使うようになった。

 

この塩と醤油を使った料理をしているんだから、「塩分なんて気にしなくていいんだ」というような感覚だった。

 

糠漬けに使う塩もこの塩を使っているから大丈夫と毎朝、前の日漬けた糠漬けを翌日食べるのを楽しみにしていた。

 

入院中、塩分の少ない病院食を毎日食べて、舌が慣らされたのか、退院後、自分の作った料理とか市販の食品を食べてみると、塩味が凄く気になるようになった。

 

入院前の食生活からすると、考えられないことであるが、良い傾向ではあろう。

 

退院前の病院で、栄養士さんに、「一日、塩分は6グラム以下を目標にしましょう」と言われ、退院時、病院の本屋さんで、「塩分早わかり」と言う本も買ってきたので、今後は極力減塩に努めようと思う。

 

数年間愛用した糠漬けの糠床は処分した。

 

<料理>

料理と言っても特別な物を作るわけではないし、自分の物だけなので、入院前と同程度にできるようになった。

 

ただ、退院直後は、入院中は食べるだけでよかったものが、自宅では、作って、食べて、後片付けまで全部自分でせねばならず、面倒だなと思った。今は十何年もやっていたことなので、昔に戻って気にならなくなった。

 

<洗濯> 

洗濯と言っても、大昔のように自分で洗うわけではなく、洗濯機が洗ってくれる。我が家では、洗濯物は、2階のベランダに干している。従って、洗濯と言えば、洗濯機で洗浄脱水した衣料を二階に運び、角ハンガーの洗濯ばさみに挟み、物干ざおに吊るす作業を言う

 

これについては、二階へ運ぶのも重いとは感じず、特に入院前と変わらず行っている。

 

<掃除>

これも、退院後は、掃除機しかかけていないので、退院前と同じだ。風呂掃除は息子にやってもらっていたが、そろそろ自分でやろうかなと思う。

 

<買い物>

退院直後は、息子と一緒に行ったり、彼に頼んで買って来てもらったりしたが、ドラッグストアが、歩いて数分の所、スーパーが10分弱のところにあるので、荷が少なければ十分歩いて買い物に行ける。

 

一週間ほど前、大のレジ袋2袋いっぱいに買い物をしてしまい、重くて後悔したが、がんばって自宅まで辿り着いた。

 

<ウォーキング>

退院3日目、この日は天気も良く暖かかったので、初めてウォーキングをしてみた。病院のリハビリで、院内の階段を1階から8階まで手すりなしで上下できていたので、歩くことに関しては、心配はしていなかった。

 

しかし、建物内と屋外とは大違いだ。やはり、歩くんだったら屋外の方が、断然楽しい。屋外の空気を胸いっぱいに吸い込み、家の周りを30分ほど歩いた。短距離ではあったが満足した。

 

 

<音楽の力> 

1月21日 退院して始めて音楽を聞いた。1月3日の入院以来音楽は全く聞いていなかった。退院当日とその翌日は、バタバタしていて、音楽を聞こうという余裕はなかった。21日やっと落ち着き、久しぶりに聴いてみようかと思い立つ。

 

一番最初に聴いたのが、「The Elegance of Pachelbel-Serenade]

 


The Elegance of Pachelbel – Serenade

 

 ピアノの序奏のの後、バイオリンの奏でるメロディーが、鳴り響いた時、思わず胸が熱くなって、涙が流れた。音楽の力って凄いな~と思った。