玄関の鍵

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4月10日(土)

車の運転ができるようになったので、スーパーへ一週間分の買い出しに出かけた。大のレジ袋4袋分と飲料水段ボール一箱(2ℓ×6)を買い、車に乗せて13:30頃帰宅。

 

家に入ろうとしたら、玄関の鍵が無い。慌てて財布を入れている小バック、ズボンのポケット、車の中を念入りに捜したが、見つからない。

 

もう一度スーパーへ行き、店の人に落とし物の届け出の中に鍵はないかを訊いてみる。該当は無いとのこと。

 

買い物をした場所をもう一度辿り、その床を捜してみる。二回りしたが見つからない。落ちていれば直ぐ分かるはずだ。

 

この日は買い物以外にも、スーパーの外にある銀行のATMで記帳をし、ペットボトルの粉砕処理をもしたので、その場所も行って探してみる。無い。

 

仕方ないので家へ戻り、外から室内へ入れそうな、施錠し忘れの窓や引き戸がないか調べる。全くない。防犯上は言うことなし!

 

15時になった。スマホも家の中に置いたままだ。誰にも連絡できない。さてどうするか。合鍵を持った息子が帰ってくるのを待つしかない。

 

玄関周りの掃き掃除をしたり、もう一度念のために車の中を捜してみるが同じ。

 

駐車場に陽がまともに当たり車内温度が上がる。買い物の中に冷凍食品や、生肉があるので気になる。車をお向かいさんの日陰の路上に移動する。

 

車内の運転席から、道行く人の歩く姿を眺める。人によって歩き方、歩く姿が全然違うのが分かる。そういえば、歩き方で人を識別する研究もされていて、犯罪捜査に利用するというような話を聞いたことがある。

 

それから、刑事ものの映画やドラマで、車の中から犯人を見張るという場面がよくあるが、狭い車の中で犯人や一般の人に怪しまれないように長時間見張ることは、とても大変なことだと分かる。

 

車中に長く居ることは、エコノミークラス症候群の危険もあるので、車から外に出て軽い運動をする。道路端に引かれた10㎝位の白線を高さ1mの平均台に見立て、バランスの練習として、落下しないよう(白線から外れないよう)20m位を何往復もする。それからスクワット少々。

 

17時を過ぎ、陽も傾き、黄昏時となる。気温も下がってきたので、車内に戻り、車も車庫へ入れた。車内で1時間程、時を過ごしたら、ありがたいことに、18時過ぎにいつもより早く息子が帰ってきた。

 

息子に事情を話し、室内に入る。一番にスーパーへ電話して鍵の届け出が無いか訊いてみたがやはりなかった。息子に合鍵を作るお店を探してもらい、駅前にあると言うので早速注文に行ってもらった。

 

その間に、ようやく今日買ってきたものを冷蔵庫等へ収納し始めた。レジ袋を一袋づつ片付け、最後のレジ袋が空になった時、レジ袋の中から鍵が出てきた。

 

合鍵は不要となったが、購入し今後の為に保管することとした。

 

しかし、どうして鍵が買い物の商品に紛れてレジ袋に入ったのかは、謎である。

 

一件落着したが、土曜の半日を無駄にした。

 

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なごり雪

 

4月9日夜の天気予報で、明日は日本列島上空の寒気が南下して、群馬県北部、新潟県南部に雪が降ると報じていた。「この時期の雪はなごり雪か~」と感慨深く、イルカさんの「なごり雪」を思い出しメロデイが頭に浮かぶ。

 

この曲はイルカさんのオリジナルと思っている人が多いようだが(私もそう思っていた)伊勢正三作詞作曲で、1974年3月12日 かぐや姫のアルバム収録曲として発表された。1975年イルカさんがシングルのカバーを発表して、これが大ヒットした。

 

この曲をモチーフにした映画「なごり雪」も大林信彦監督作品として2002年9月に公開されている。

 

この曲は様々な歌手によってカバーされているが、私の応援する森山愛子さん(愛ちゃん)のカバーが実に良いので、今回は愛ちゃんの「なごり雪」を紹介します。

 

愛ちゃんは、どんな曲でもカバーして歌う時は、完全に自分の歌として歌い切る。この曲はごく自然体で、素直に歌い上げている。彼女の声質がこの曲にマッチしているのか聴いていて凄く心和らぐ。そして曲の情景が鮮やかに浮かんでくる。「君の唇がさようならと動くことが怖くて下を向いてた・・・」愛ちゃんの歌声で主人公の純情さが伝わり胸が熱くなる。

  

愛ちゃんの「なごり雪」の動画は、YouTubeに数本あるが、私はこの動画が一番好きだ。白い衣装がこの曲のイメージに合っている。歌の文句のように「綺麗になった」愛ちゃんの歌唱をご視聴下さい。

 

 


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