霜降の頃

10月24日は二十四節気の「霜降」で、当地ではまだ初霜の知らせは無いものの、朝晩の冷え込みが厳しくなった。陽も短くなって、秋の日暮れは「つるべ落とし」だと実感するようになってきた。

 

          写真ACより akanta さんの作品

 

 

1.霜降の頃の朝

午前の予定が無い日などは、元来が横着で怠け癖の性格の私は、冷え込んだ朝などは布団から出るのがつい億劫になり、気持の良い朝のまどろみに身を委ねて朝寝坊することが多い。その前の晩は、寝る前に「明日は早く起きて規則正しい生活をするぞ」と誓って床に就くのだが、暖かい布団の誘惑に負けてしまう。

 

6時半から、TBSラジオの「森本毅郎スタンバイ」を聞きながら布団の中でウトウトしているが、ほとんどは眠ってしまって、内容は理解していないことが多い。キャスターの森本毅郎さんは、平日は毎日深夜0時頃寝て、4時には起きTBSに駆けつける生活を続けているそうだ。80才以上の御高齢であるが、グータラな私にとって頭の下がる存在だ。

 

もう一人私と同じ年の友人Sさんは、毎朝ラジオ体操を近所の公園で主催していて、もう20年近く、雨の日以外は一日も休まずに通っている。彼から何度もその体操への参加を勧められたが、早起きの自信が無くて断っている。

 

そんな私だが、毎週水曜日と金曜日の二回は、朝5時に起きる。水曜日は早朝テニスで8時に、金曜日はリハビリで8時過ぎに家を出る。Sさんからは、「8時に家を出るのになぜそんなに早く起きるの?」と言われるが、私はやることが遅いのと、私には朝のルーチンが色々あって忙しいのだ。

 

朝起きて着替えて、まず最初にやるのが血圧測定。ラジオ「生島ひろしのおはよう一直線」を聞きながら、顔の体操(舌の出し入れ、目玉回し)首、肩回し、歯磨き、洗顔をする。その後二階の仏壇へ行って、新しい水を捧げて「般若心経」を読誦、台所へ戻って前夜洗った食器の片付け、青汁をシェーカーで作って飲み、麦茶2ℓをやかんで作る。

 

朝食はしっかり食べる。納豆はネギを刻んで左手100回、右手100回計200回以上かき混ぜ、4.5gのパックの鰹節、メカブを入れて更に50回攪拌する。おかずは主に前日の残り物に、朝食用に作りおきしたもの(タンパク源の肉、魚類)を加え、タラコ、佃煮、漬物、みそ汁、お茶をテーブルに並べて、「イタダキマス!」を唱えて食べる。

 

食後は薬(降圧剤、血液凝固抑制剤)を飲んで、食器洗いをしてトイレに行って7時半、その日の服装に着替え、持ち物を用意すると8時になる。5時起きで丁度良いのだ。

 

 

2.プリンター

8月にプリンターで印刷したものが、一部擦れる不具合が生じた。8年以上使用したので、そろそろ寿命かと新しいプリンターに買い替えることした。物事の即断が苦手で、先延ばしが大好きな私は、今回も8月の時点で、即購入とはいかずグズグズしていたが、そろそろ年賀状もあることだしと、家電量販店に行く。

 

今迄使用していたプリンターの後継機も展示されていたが、全体の中では高価な方であった。その半分くらいの値段で印刷、コピー、スキャン等の作業ができる機種があった、店員さんに訊くと、普通の作業では高級機種と遜色がないということだったので、それを購入した。

 

翌日、スタートアップ作業にとりかかる。「かんたん設置ガイド」に従って、本体に用紙をセットし、電源を入れてインクカートリッジを取り付け、いよいよPC等のモバイル端末との接続だ。上手くできるか不安であったが、確か前の機種も自分でやったので出来るはずと思って始める。

 

ガイドで付属のCD-ROMからインストール可能と書いてある。CD-ROMをPCにセットし、画面の指示に従って操作したら、意外と簡単にインストールができ、PCとプリンターが繋がった。スマホでのプリント操作もできるようだが、当面はPCのみの使用なので、手を付けずそのままにする。

 

試しにプリントしてみると、印刷速度は今まで使用していたものより早いようだ。

宿題が一つ片付いた。

 

 

3.秋旅の計画

毎週2回のテニスと3回の卓球、金曜日のリハビリ、土曜日の買い出しの繰り返しで、日々が過ぎて行く。これらの日常は健康であるからこそ継続できるもので、常々そのことに関しては感謝しつつも、たまには旅行でもして非日常の世界に浸(ひた)りたいという思いも頭を過(よぎ)る。

 

卓球の仲間3人との旅行が中止になったので、一人でぶらっと紅葉を楽しむ旅にでも出てみようかと考えた。

 

2泊くらいの旅で、行ってみたい所を頭に描く。

A)列車の場合

三陸鉄道八戸線

山形新幹線で新庄に出て、陸羽西線羽越本線を南下

東北新幹線の郡山から磐越西線信越本線を乗り継いで、越後川口から飯山線

 

①は紅葉はあまり期待できないが、震災復興後の鉄道や街並みを見てみたい。それと美味しい海の幸が楽しみだ。

 

②の陸羽西線の沿線は紅葉の名所の宝庫だ。現在鉄道は不通のようだが、代行バスが運行されているので、訪れることは可能。2泊目は瀬波温泉あたりに宿を取り、温泉に浸かりながら日本海に沈む夕日を堪能するのも良い。

 

③は、磐越西線、ローカル線の飯山線沿線の紅葉が期待できる。途中下車してバスかレンタカーで、苗場山麓の秘境「秋山郷」を訪れてもよい。(多分何もない所だと思うが)

 

B)車の場合

①木曽御岳山麓開田高原

はるか昔の学生時代の秋、ここを訪れて、その紅葉の美しさに感動したものだ。また行ってみたくなった。

 

ルートは、中央道伊那ICから権兵衛トンネルを抜けて木曽谷へ出て、木曽福島から開田高原を目指す。開田高原からは木曽街道を北上し、高根町から東進し野麦峠を越えて松本に出て一泊する。

 

②松本から先は、長野/上信越道日本海側に出るか、上信越高原で紅葉を巡るか色々ケースが多くて、的を絞るのが難しい。

 

細かい計画はまだだが、この秋旅に出てみようと思う。