金木犀

今年も金木犀の甘い香りが、我が家の周りの住宅地いっぱいに漂っていたが、そろそろお終いのようだ。15~16年前の10月10日あたりに、仕事で都下の多摩川近辺を訪れた時、むせ返るような金木犀の香りに圧倒され強烈に印象に残り、以来毎年その前後になると、春の桜のように待ちわびるようになった。

 

その後、街に金木犀の香りが漂い始める時期が少しづつ早くなり、3年前は9月27日、2年前前は9月24日と日記に記してあった。毎年金木犀の開花が早くなるのは、桜などと同じで地球温暖化の影響かと思っていたが、よく考えると、金木犀は秋の花なので、温暖化が原因であれば遅くなるハズなのだが・・・。紅葉は年々遅くなっている。よく分からない。

 

それが今年は、15~16年前の10月10日頃になっても、いっこうに街に金木犀の香りが漂わない。どうしたものかと気を揉んでいたら、10月14日にようやく漂い始めた。

 

今年は、10月に入っても30℃以上の暑い日が多く、夏の季節が異常に長く又雨や曇りの日も多くて、日照時間が少なかったことも影響しているのかもしれない。今年も甘い香りを楽しませてもらった。やっと遅い秋が訪れた感じだ。

 

 

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   写真ACより Watermelon 0402634 さんの作品です。