今年のゴールデンウイークは、国や地方自治体首長からの「STAY HOME」の呼びかけが全国的にかなり浸透し、乗り物や繁華街の人出は8~9割減だったという。
ゴールデンウイーク明けのコロナ感染者、死亡者の数は減少傾向にあり、東京の感染者は5日続けて2桁、昨日は20人台まで減っている。これは休日で検査数が減っているからとも考えられ、まだ油断できずもう少し様子見が必要だ。
今、日本政府のコロナに対する対応が、国民から様々に批判されている。最近の世論調査では、政府に近いと思われる「日経」や「読売」でも「政府のコロナ対応を評価しない」が55~58%、「評価する」が35~38%を大きく上回っている。
私も、これまでの政府のコロナ対応は、マスクの配布や一律10万円の支給等は甚だ疑問に感じているし、本当に困っている人への支援策がスピード感が乏しいと思う。
ただ、政府が国民からは色々と批判を浴びてはいるが、日本のコロナによる死者の数が欧米に比べ極端に少ないのでのが気になって調べてみた。
日本の公表感染者数が少ないのは、日本のPCR検査数が諸外国と比べ少なく、感染実態はこの数倍にもなると言われているので、実態を正確に表している死者数と人口100万人当たりの死者数で比較した。
(罫線下に続く)
※Excelで作成した表を 貼り付けたのですが、失敗。罫線も消せません。
見苦しいのですが、このまま投稿します。
人口100万人当たりの死者数は、アメリカ 240.9人、イギリス 477.6人に対して、日本は5.1人と欧米の1/50~90である。コロナに対して優等生と言われている韓国ともほぼ同じである。(対韓国については、韓国がほぼ収束しつつあるのに対し、日本はまだそこまで至っていないので、今後差が広がるかもしれない)
これは、日本が欧米のようなパンデミックまでには至らず直前でくい止めたこと、医療崩壊をギリギリのととろで踏ん張って防いだ証だろう。
この数字を見るにつけても、日本の医療従事者の献身的な働きと都市のロックダウンまでしなくとも一応の規律を守る日本人の生真面目な性格が窺われる。
改めて医療従事者の皆様に感謝するとともに、為政者の方々には、これらの人々への優先的な十分な支援をしていただきたい。