「時刻表旅 3」は、次回に延期します。今回は「最近の話題」について投稿します。
1. Go To Eat キャンペーン
Go To Travel に続いて、 Go To Eatキャンペーンが始まった。コロナで苦境に立っている飲食業界を応援しようという趣旨は理解できる。まだ飲食店へ行くのは早いかなと思う反面、感染対策を十分にしている店で、自分も十分注意をすれば、来月位から行ってもいいかなと思うようになった。お友達の誕生祝いランチ会が、3月から延期になっているのだ。
写真ACより Qoooさんの作品
Go To Eatは、①ネットで予約してポイントが還元されるケースと、②プレミアム付き食事券の購入ケースがあるようだ。②は自治体によって、発行時期、方法が異なり、わが自治体はまだ未定とのこと。
①の場合、小さなお店では、サイトへの手数料を差し引くと、儲けが無くなってしまうこともあるそうだ。サイト運営会社は、丸まる恩恵を被るが、本当に支援を必要とするお店には届かない。持続化給付金の時も、支給業務は電通関連会社に丸投げされ、中間会社に手数料として多額の税金が支払われた。その分を給付金に回せばより多くの中小企業が助かったはずだ。
イギリス政府は、8月の平日(月曜日から水曜日)だけであるが、コロナで打撃を受けた飲食店を支援するため、登録した店の外食代金を、半額補助したそうだ。中間の業者が入らず、困っているお店が、国から直接支援を受けられる。お店にも利用者にもシンプルで分かりやすく、とても良い制度だと思う。日本もこの制度を参考にできなかったものか?
2. 日本学術会議6会員の任命拒否
「菅首相は10月1日、会議が推薦した105人のうち6人を除外して任命した。推薦された人を任命しなかったのは初めてのことだ」とのニュースが流れた。
私がこのニュースを聞いてまず思ったのは、「菅さんが自分の政策に異を唱えそうな学者を排除したのか。それにしても露骨だな」というもの。菅さんは、安倍政権の官房長官時代、官僚の人事にかなり介入し、官僚からは恐れられていたとの噂だ。
日本学術会議は内閣総理大臣が管轄し(任命権は首相にある)国費で運営されている。政府から独立した職務を行う「特別な機関」だそうだが、任命権とお金を国に握られていて、真に独立した職務を行うことができるのだろうか?
日本学術会議は、科学者たちが、戦時中の軍事政権の独走を止めることができなかった反省から生まれたとも聞いている。
国の根幹となる政策を提言する機関である。時の政権の意向に左右されないような完全に独立した機関に生まれ変わって欲しい。
3. 「女性はいくらでも嘘をつく」発言
自民党の女性衆議院議員が、党の合同会議で、女性への暴力や性犯罪について話し合っていた時「女性はいくらでも嘘をつく」と発言し、女性蔑視と問題になった。本人は当初、発言自体を否定していたが、その後発言を認め謝罪した。
それは社会に嘘をついていたということになる。言い逃れができなくなって、認めて言い訳をして謝罪というのは、政治家の発言ではよくあることだ。明らかな証拠がない限り、最後まで嘘を貫き通すというのが政治の世界だとすると悲しい。
女性議員は、この件でも嘘をついたように、これまでいくらでも嘘をついてきたのだろう。「女性の私がいくらでも嘘をつく」のだから、当然世の中の女性も、そういうものだと無意識に思っての発言だったと思われる。