七月の三題

7月に入って、元総理の銃撃事件、参議院選挙与党圧勝と大きな出来事が連なり、マスコミを賑わした。

 

コロナの第7波が急拡大し感染者数は第6波のピークを越え、これまでの最高となった。(7月21日現在 全国18万人以上、東京3万人以上)それでも政府は重症者数が少ないという理由で、行動制限の指針は出していない。その為か感染拡大にもかかわらず、街や行楽地の人出は、去年に比べ相当増えているようだ。 

 

天候は6月の猛暑のような極端な暑い日は少なくなったが、中旬は梅雨に戻ったような雨や曇りの日が続いた。

 

ラジオのあるコーナーでは、6月猛暑期間中に梅雨明け宣言が出されたが、実はその時点ではまだ梅雨は明けておらず、特異な梅雨の中休みだったとも考えられると言っていた。最近、九州方面に線状降水帯が発生し、大雨をもたらしているが、例年の梅雨末期の現象と捉えた方が得心できる。

 

 

今回は、全く関連性の無い三つのお題を並べてみました。

 

 

1. 胃腸が弱い

子どものころから胃腸がタフではない。夏の時期、冷たい物と油ものを同時に食べるとお腹が痛くなって下痢をした。大人になってからも冷たいビールとてんぷらを同時に飲食したり、冷たい牛乳を飲んだりすると、お腹の具合がよろしくない。

 

最近寝る前に、以前にもブログに書いたことのある「ワカコ酒」という番組をよくみている。番組の中で、ワカコさんが、キンキンに冷えた生ビールジョッキを左手に持ち、揚げたての唐揚げを右手の箸でつまみ、「ビール」「唐揚げ」ビール」「唐揚げ」と言いながら、交互に飲み食いしていた。(それほど旨かったようだ。)

 

彼女は演技とは言え、いかにも美味しそうに飲み食いするので、こちらも思わず生唾を飲み込んでしまう。と同時に私がそれをやると、お腹が痛くなるのだろうなと思い、胃腸が丈夫そうな彼女が羨ましかった。

 

19日、10:30からテニスをした。この日は猛暑ではなかったが、蒸し暑く汗をいっぱいかいた。帰宅してシャワーを浴びてから、ブドウパンを食べながら牛乳を温めて飲んだ。一杯にしておけばよかったのに、パックがあと一杯で空になるのでもう一杯飲んだ。

 

テニスでスポーツドリンクを1リットル近く飲んだこともあってか、お腹の中がゴロゴロし始める。15:00から卓球で又スポーツドリンクを500㏄飲む。

 

帰宅してからも、全然食欲が無い。夕食は、枝豆、ゆで玉子、里芋煮など油の無いものばかりを少量食べて終わりとする。晩酌も中止。

 

翌日、朝は毎日メカブ入りの納豆を食べているのだが、メカブの消化が悪そうなので、メカブは抜いて薬味のネギと鰹節だけにした。食事を前夜から節制したお陰か、夕食時には食欲も元に戻り、晩酌も再開する。但し、冷たいビールや酎ハイは止めて清酒の冷(常温)とする。

 

 

2. かたつむり(でんでんむし)

 

          写真ACより     か~るさんの作品

 

先週のリハビリ言語トレーニングで、童謡・唱歌「かたつむり(でんでんむし)」の歌詞の一語一語の後に、「同じ母音のら行音」を一字づつ入れた下記の文を読むよう言われた。

 

     でれんでれんむるしりむるしり

     からたらつるむるり

     おろまらえれのろ あらたらまらわら

     どろころにりあらる

     つるのろだらせれ

     やらりりだらせれ

     あらたらまらだらせれ

 

     でれんでれんむるしりむるしり

     からたらつるむるり

     おろまらえれのろ めれだらまらわら

     どろころにりあらる

     つるのろだらせれ

     やらりりだらせれ

     めれだらまらだらせれ

 

ゆっくり読めば簡単かと思ったが、豈図(あにはか)らんや、いざ読んでみるとツッカエツッカエしたり、誤読となって難しい。先生の話によると、昔子供のころ遊びで歌っていたと言う。

 

レーニング時間中には全く上手く読めなかったので、文をコピーしてもらって家で練習することにした。

 

暗記した方が早いと考え、夕飯仕度時とか朝食準備中にプリントを台所のシンクの前に置いて、口ずさむ。

 

「からたらつるむるり」が「からたらつるりむし」になったり、「あらたらまらわら」が「あらたまわらわら」になったり、「どろころにりあらる」が「どろころりにあらる」になったりして、何度も何度も間違える。

 

そして、自宅では、ある程度の速さで、間違えずに、歌えるようになった。今週のレッスン時に先生の前で練習成果を披露した。家ではできたのに、先生の前ではやたらとつっかえたり間違えたりして、練習前の先週と同じだった。本番に弱い性格が出て、何とも情なかった。

 

 

3. 朝乃山

大相撲朝乃山は、昨年夏場所中に日本相撲協会が定める「新型コロナウィルス対策」のガイドライン(不要不急の外出禁止)に違反していたことが週刊誌に報じられ、、協会の調べに対して、そのまま認めればよかったものを「事実無根」とウソをつき、それがバレて、6場所出場停止という非常に重い懲戒処分を受けた。番付も大関から三段目まで陥落してしまった。

 

私は朝乃山を大の贔屓(ひいき)にしていたので、この事件は非常に残念で胸が痛んだ。そして朝乃山は相撲を止めてしまうのではないかと心配した。

 

事実、不祥事発覚後には朝乃山は協会へ引退届を提出し、今でも協会預かりになっているという。その後、処分が決まった昨年の6月には祖父が亡くなり、謹慎処分中の8月には朝乃山の一番の理解者で精神的な支えであった父親が急逝するという不幸が続く。

 

特に父親の突然の死は、朝乃山にとっては、非常にショックだったはずで、心機一転を図り復帰の土俵を目指すために、四股名(しこな)を「朝乃山英樹」から「朝乃山広暉」に改名した。高校時代の恩師からもらった「英樹」で大関まで昇進したが、不祥事でその名を汚してしまったので、父親が付けてくれた本名の「広暉」に戻した。父の死を乗り越えて稽古に励み、再び大関に返り咲くことを決意したのである。  

 

そして今年の名古屋場所、晴れて6場所出場停止処分が明けて、7月11日の二日目から西三段目22枚目の番付で本場所に復帰した。元大関なので勝って当たり前というプレッシャーの中、7番を順調に勝ち進み、(幕下以下の取組は7番)7月22日の13日目に全勝で三段目優勝を果たした。

 

私は生放送で彼の取組を見たかったが、NHK-BS1の放送は13:00からで、三段目は終わっていてテレビで生観戦することはできなかった。

 

後日ネット動画で全取り組みを見たが、やはりこのクラスでは格の違いが際立ち、朝乃山得意の右四つ左上手からの寄りで、危なげなく勝負を決めたものが多い。

 

13日目の幕内の実況放送を見ていたら、取組の合間に、この日優勝が決まった幕下力士の優勝インタビューがされていた。慌てて録画モードにすると、次に三段目朝乃山のインタビューが始まった。

 

 

 

内容は、「初日は固くなったが、その後一番一番と自分の相撲がとれるようになった。一年振りの土俵だったので、緊張感を持って相撲を取れたと思う。また観客の皆様から温かい拍手を頂き、すごく嬉しかった。」と話し、アナウンサーの「この一年どういう気持ちで過ごしてきたか」の問いに対しては「自分が何故大相撲に入ったのか考えて一年過ごしてきた。」と答える。

 

来場所以降については、「相撲を取れる喜びを忘れず、一番一番自分の相撲を取り切り、応援してくれる皆様には感謝の気持ちを忘れず信用してもらえるような力士を目指したい。」と抱負を述べた。是非そうなってほしい。

 

大関時代の朝乃山は、取組で土俵に入場する際、花道の入り口でルーティン作業があった。気合を入れるために、自分は両ひざに手をついてかがみ、付け人に背中を思い切りパッパパーンと三回叩いてもらうのだ。叩いた手の跡が天使の羽根のように見えたという。天使の羽根を付けて花道を入場する姿を又見たいものだ。

 

 

 

 

幕内に復帰し、大関横綱を目指してもらいたい。